今年から高額納税者の公示がなくなりましたが、ずっと以前は納税額ではなく所得で公示されていたことがあると思います。この頃から所得って何?と考え続けてきました。
大学で会計をかじっていたので利益の概念は分かるのですが、この世界に入る前でしたので所得と利益の違いが分からなかったのです。
利益とは会社の純資産の増加額をいいます。純資産というのは会社のある時点(決算日)での資産総額(財産の額とほぼ同義です)と負債の差額であり、会社価値そのものといえます。これが増えていればその分だけその期間に利益が出ていることになり減っていればその分だけ損失が出ているということになります。具体的には財産を増やすか負債を減らすかすると利益、逆が損失ということになります。
所得というのはこの利益に税金の計算上課税対象としないものを差し引き、税金の計算上経費と見ないものを加算することによって導き出した「課税すべき利益」とでも言いましょうか、税金の計算する上での利益のことをいいます。ですから利益≠所得となるのが普通です。
今考えてみるとこの「所得」という専門用語がこの世界との初めての接点だったかもしれません。
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