FPステーションさんでテープの収録をするのに昨日から東京に来ています。今回は2本収録があるのですが、そのうち1本は税制改正大綱の住宅ローン控除に関するものです。実はこの収録の内容についてFPステーションの天野社長から1点指摘を受けており意味がよく分からなかったので昨日無理を言って直接お話する時間を頂きました。
今回の住宅ローン控除は3本立てとなっておりいずれか1つの選択となります。これのどれを選択するのが一番有利に働くのかということでご指摘があったのですが、この3本のうちの一つがバリアフリー改修促進税制というもので居宅をバリアフリー化するための改修をした場合に一定の所得税額控除を行うというものでこれが本当に有利に働くものなのかということでした。
私も収録の原稿では単に算式で有利不利を示しただけだったのでそれが間違っている訳ではないのですが、今一歩考えが足りなかったようです。はっきり言いますと、今回のバリアフリー改修促進税制は便利なように思われますがなかなか使い勝手がよくないことが分かりました。このことをさりげなく収録に盛り込む必要があるのです。
この国の税制改正はこのバリアフリー改修促進税制のように「いいものを作りました」といって税制改正大綱に示しておきながらいざ法律ができると全然使えないものになっているということがよくあります。これもその類かもしれません。
そういったことを10分あまりの天野社長との対話の中で非常によく分かりました。時間は短かったですが、大変学ぶことの多い対話でした。天野先生、有難うございました。
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