昨日からセ・リーグのクライマックスシリーズが開幕しました。セ・リーグのプレーオフは史上初とのことですが、もともとパ・リーグで始まったこのプレーオフの意味合いには疑問を呈する声が当初からありました。
日本シリーズ出場権をかけて試合をするということですが、長いペナントレースを戦い優勝したチームが日本シリーズに出場し真の日本一を争うことに横槍を入れるようなこのシステムに苦言を呈するものです。
このシステムはアメリカのメジャーリーグを真似たものだと思いますが、向こうとは事情と意味合いがかなり違います。
向こうは2リーグ制とはいえ、国土があまりにも広いため移動をなるべく合理的にするよう東・中・西の3地区に分け、なるべくその地区内での対戦が多くなるよう工夫されています。自然、その地区内で順位を争い、地区優勝チームによるプレーオフでリーグの覇者が決まる仕組みとなっています。現在では3チームによるプレーオフではチーム数が中途半端であることから各地区2位のチームのうち最も勝率の高いチーム(今年でいえばア・リーグはニューヨーク・ヤンキース、ナ・リーグはコロラド・ロッキーズ)をワイルド・カードということでプレーオフに出場することになっています。
このような事情で海の向こうのプレーオフは行われているのですが、ワイルド・カードを除いては優勝チームが覇権を争っていることには違いありません。
では、我が国のプロ野球チームは何ゆえにプレーオフを争うのか?
去年までのパ・リーグのプレーオフはこのプレーオフの勝者をリーグ優勝としていたため、それ自身に意味はあったと思うのですが、長いペナントレースの価値がなくなってしまうとして今年からセ・パ共にペナントレースの覇者はリーグ優勝としたことからこのプレーオフの意味合いが薄れてしまいました。
やはり究極のところ、日本シリーズの出場チームを決める意味合いよりお金の方が優先なんでしょうね。それ以外に説明のしようがありません。
最近の不可解な会社などの違法行為も何かこれに似たようなものが源流にあるような気がしてなりません。使命や「こうあるべき」というのが二の次にされお金が目的になってしまっている。このような行動の意味合いは必ず不可解です。説明がそれ以外につきません。
昔からこのようなことは多々あったのでしょうが、このようなことが最近目に余るようになってきたと思うのです。
地上波デジタル放送 September 16, 2008
最近、激痛に苛まれています。 September 15, 2008 コメント(2)
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