昨日の朝からあいにくの空模様の中訪問した飛騨の旅でしたが、今日もお天気はよくない中、無事帰ってくることができました。
高山はよく行くところですが、下呂は初めてでしたし飛騨古川も今までは通るだけのところだったので近場でしたが新鮮な刺激を受けて帰ってきました。特に高山も飛騨古川も古い町並みが売りの町ですが、いずれもそんなに特別変わったものがある訳ではありません。古い町並みはわが町高岡にもあります。規模は多少の違いがあるとはいえ、ハード面で遅れをとっているとは思えません。しかし、観光客の数はかなり遅れをとるのです。
今回の旅でそれが何でかなんとなく分かった気がします。やはり、そこに住む人の考えだと思います。
飛騨は山の中とはいえ、地元以外の人に対しては寛容なのだと思います。それに比べてわが町というよりも富山県全体にいえることかもしれませんが、ムラ意識が強すぎるところがあるのでしょう。加賀藩の植民地的な扱いを受けてきた越中人はやはりよその人に対して警戒心が今でも強いのだと思います。だから遊ぶこと、人を集めて楽しませることについては垢抜けないところがあります。口では観光客を集めたいと言っていても太平洋側の方々の考え方や捉え方とは大きな隔たりがあるように思うのです。
無論、わが町に住む人たちもいい人たちばかりです。それは日本中どこへ行っても変わらないと思うのですが、自己表現や自分達の地理的、歴史的財産をどのように生かせばいいのかが分からないのでしょう。だから観光にせよ何にせよ行政頼みになってしまうのだと思います。
高山祭りの御車山を復元したものを自分の山をくり抜いてトンネル状にしたドームの中に展示してあるという施設がありました。総工費100億円以上かかっているそうです。これは地元の方の私財を投じて作られた施設だと聞きました。こういった地域の観光に私財を投じるといった考えを持つ人は残念ながら高岡にはいらっしゃらないような気がします。
2日間、普段の生活を離れ近場の視察でしたが、かなり多くのものを学ぶことができたように思います。この企画、運営をして下さった地元青年部の担当者の皆さんに感謝の意を表したいと思います。
人生の悦び発見! September 17, 2008
またまたゲリラ豪雨 September 7, 2008
今日で夏休み最後です August 31, 2008
カレンダー
保険の異端児・オサメさんコメント新着