昨日、大分の教員採用試験に関する不祥事をめぐって採用取消の処分が行われたことが報じられていました。
とかく教育界は独自の世界を持ち独立した機関で事が行われるため特に田舎の方では悪いことと知りつつも議員さんなどの有力者をたどって口ぞえをしてもらい便宜を図ってもらうというのは以前から半ば常識としてあるようです。
教員に限らずウチのあたりでも普通の就職先のあっせんは地元の市会議員さんの仕事の一つでした。これが公務員である教員の採用試験に行われていたらやはり不祥事ということになってしまいます。
しかし、いずれの場合も有力者に頼みにいくのは本人ではないことが圧倒的に多いです。殆どの場合、親が頼みに行くことになっていると思います。ここに問題がある。
親心からやることではあっても、厳しい採用試験を愚弄した行為です。本人には寝耳に水のことが多いと思います。私も今になって税理士試験の合格取り消し通知が来たりしたら何かの病になってしまうでしょう。こうした大人たちの愚行が悲劇を呼んだのです。
悪いのは本人ではなく頼んだ親とそれを受け入れた教育委員会。大人たちが勝手にやったことで悪くない本人や学校の子供達に大きな悲しみを植えつけてしまいました。この罪は大きいと思います。
地上波デジタル放送 September 16, 2008
最近、激痛に苛まれています。 September 15, 2008 コメント(2)
カレンダー
New!
保険の異端児・オサメさんコメント新着