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ヒトデは人の手を連想させるような形をしているから、ヒトデ(人手)というのだろう。ところが西洋では、"sea star"というところをみれば、海の星と呼ぶらしい。なるほど5角形の星の形をしている不思議な生物ですよね。宇宙で輝く星は、決して星型ではなく巨大な球体なのに、昔の人は本当に星は五角形に輝いていると思ったのだろうか?ウエブトピックスより、えっ?「四角いヒトデ」 鳥取で発見配信されている写真を見て、本当に「えっ!」と叫んでしまいました。人の手にも見えないし、星にも見えないじゃないか!?・・・これは座布団にしか見えませんよね。しからば、「海座布団」が順当なところでしょうか。西洋式なら、"sea square cushion" になっちゃう。とても海の星というようなロマンチックな名前が出てこないのが残念です。イトマキヒトデが突然変異したのではないかということですが、遺伝的に変異したのであれば、このヒトデの子供も星じゃなくて座布団になるのかな?ヒトデといえば、どちらかといえば、一目いい気持ちのする生物ではない部類に属するのではないかと思いますが、不思議と座布団の格好ならそれほどでもない。わずかながらも愛着が湧いてこないでもない。長い年月の末に、座布団の形をしたヒトデが主流になったとしたら、その時どうしてこれがヒトデ(人手)と名付けたのだろうとか、四角形の星なんておかしいじゃないか・・・ということになるかもしれないですね。(笑!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月30日

銀行に強盗が押し入ったという話はしばしば耳にしますが、白昼堂々刑務所に押し入ったという強盗はいまだかって聞いたことがありません。ウエブトニュースより2人組、刑務所押し入り現金奪う…スイスで白昼堂々と犯人は、銀行には金はあるだろうが警備が厳重だから、捕まるリスクが大きいと考えたのかも知れませんね。一方刑務所は警備は厳重に違いないとしても、それは内から外に対するもので、外からの進入に対しては手薄かもしれないと考えたとすれば、これはなかなか悪智恵の働く強盗といえるのではないか。被害金額は明らかにされていないということですが、刑務所には犯罪者こそ多く収容されてはいるでしょうけれど、現金が多く積まれているとは思えませんから、もしかしたら刑務官の財布に入っている程度の小金を奪って逃走したということかも知れません。だとすれば、そんなに頭のいい強盗とは思えませんね。リスクとリターンの見極めがお粗末すぎます。所詮悪智恵は浅智恵にすぎなかったと言えそうです。警察は全力をあげてこの浅知恵の強盗2人を捕まえて、押し入った先(刑務所)に送ってもらいたいものです。今度こそ内に対しても外に対しても警備は厳重でしょうから、強盗犯は観念せざるをえないでしょう。(笑!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月29日

昨日食べた昼食、オクラ入り牛丼セット。うどんの小鉢が付いているのがうれしいですね。オクラの入った牛丼って珍しいですよね。ゆでてぶつ切りにしただけだから、そんなに粘りも出ていなくて、歯ごたえもシャキシャキとしています。何と言っても彩りが鮮やかです。困ったのは別の器に付いてきた温泉卵。とろ~りとした半熟具合は文句なしなのですが、これをどっちにかけて食べろと言うのだ。(笑!迷いに迷ったあげく、牛丼に半分、うどんに半分かけて食べました。(笑!半熟卵って何にかけても美味しいですよね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月28日

ウナギとアナゴは、同じエサを大きさで食べ分けて一緒の水域に暮らしているという研究が報告されたそうです。。真水と海水が混ざった汽水域には両方が生息するため、同じような細長い姿をしたウナギとアナゴはエサを巡って争っているのではないかと考えたのが調査のきっかけというのですが。さすが東大の先生は違った発想をなさるものです。私ならウナギと聞けば蒲焼で、アナゴなら煮アナゴにして鮨ネタでというように、どちらも食べてしまうことを考えますが・・・。(笑!岡山県の旭川の水と瀬戸内海の海水が流れ込む児島湾で、2007年9月~09年12月にニホンウナギ380匹とマアナゴ221匹を捕まえ、体の大きさや胃の中身を調べたところ、ウナギは体の大きいアナシャコをアナゴは小さいアナシャコを主に食べていることが分かったということです。 ・・・!?それがどうして、「同じエサを大小でシェア」していることにつながるのだろう?アナゴはウナギより体長が小さいから、捕食するエサも小さくなるのは当たり前のような気がしますし、ウナギは小さいエサを何度も獲るより一度に自分の口に入る範囲の大きさのエサを獲った方が効率がいいから、大きめのアナシャコを捕食するのでしょう?もしウナギが小さめのアナシャコはアナゴのために残しておいてやろうなどと考えているとしたら、人間はもっとウナギのことを考えてやらねばなりませんね。毎年遡上してくる稚魚のシラスを一網打尽にして養殖に廻し、一匹残らず食べつくしてしまうということを繰り返せば、ウナギがいなくなるのは当たり前というものでしょう。養殖したウナギの中から一定数を(たとえば5%とか10%というように)川に戻してやるというようなことを考えなければならない時期がやって来そうです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月27日

日本列島は北海道を除くすべての地域で梅雨入り宣言が出されました。梅雨のこの時期、気をつけなければならないのは食中毒。日本人には、刺身に代表されるがごとく新鮮な魚介類を生で食べる食文化があります。牛や豚の肉にしても、レバ刺しやユッケといった調理方があったくらいですから。牛の生レバーの喫食が禁止されたのは、元々は焼肉店でのユッケによる食中毒事件が発端でしたが、ユッケよりも牛レバーの生食による食中毒事故の方が圧倒的に多かったことが分かり、厚生労働省が飲食店の生食の提供を禁止することになった。レバ刺しの味が忘れられないという健啖家は、牛がダメなら豚だと豚レバーに食指が向いたのは当然と言えば当然のこと。ところが豚のレバー等の生肉には食中毒菌以外にも人間に感染する肝炎ウイルスが潜んでいることが分かり、これも規制されることになった。個人的には、レバ刺しはこの歳になるまで数度しか食べたことがありません。ヌルッとした食感があまり好きになれず、たとえ販売禁止になっても別段困ることはありません。規制に異を唱える人たちの中には、生卵の喫食による食中毒事故の方がレバ刺しより多いのに、あえてレバーの生食だけを禁止するのはおかしいと言う意見もあったようです。カキの生食についても同様のことが言われていますね。卵かけごはん大好き、新鮮な生ガキ大好き人間としては、レバ刺し騒動に巻き込まれて生卵と生カキも禁止にされては、困るなと・・・。(笑!生カキを初めとする2枚貝による食中毒が、球形小型ウイルスによるものであることが分かったのは、つい最近のこと。生カキ=ノロウイルスのように言われて、貝類の生食を控えるようにと騒がれたことは、記憶に新しいですね。以来さすがに生ガキを口にすることは少なくなりましたが、卵かけごはんは依然と1週間に1度は食べています。生まれてこの方何個生卵を食べたことか、しかし未だかって卵を食べて腹を下したということはありませんよ。ところが、何万個にいくつかの確立でサルモネラ菌に汚染された卵が発見されるのは紛れもない事実だそうですから、卵にしても加熱して喫食した方がいいというのは正論かもしれませんね。フグは食いたし命は惜しし、さてはて、飽きることのない食い辛抱の人間たちの身勝手には、牛も豚も鶏も魚や貝も呆れ果てているに違いありません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月26日

大麦と小麦の穂先をアップで撮ってありますので比べてみてください。 何といっても大麦はピンと伸びたひげが特徴ですね。種子が規則正しく連なって筋を形成しています。写真の麦は筋が2本ですから、二条麦ではないでしょうか。もっぱら押し麦や麦茶に加工されると聞いています。当地北陸富山では、麦といえば大麦になります。北陸地方は緯度が高い分梅雨が明けるのが遅く、麦の収穫時期が梅雨と重なるのは折角の穂先が雨に濡れてよくない。大麦は小麦より20日~30日ほど早く収穫できますから、本格的な梅雨に入る前に刈入れできる大麦が作付けされるというわけ。こちらは当地では珍しい小麦。猫じゃらしのようにも見えますね。(笑!種子が魚の鱗のように不規則についています。大麦のようなひげはありません。当地で栽培されている小麦は、もっぱらパン作りに適した強力粉になる麦だそうです。うどんには適さなくてもそばのつなぎ粉としては使えるのではないかと思ったりもしていますが・・・。さて当地でも梅雨入り宣言がされてからすでに一週間ほど経ったでしょうか。大麦は梅雨前に刈入れが済んでいますから、今畑に残っているのは小麦になります。農家はこれから梅雨空を気にしながら小麦の刈り入れのタイミングをはかることになりますね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月25日

日本人の3割は"がん"が原因で死亡するそうです。誰もが"がん"とは無縁でありたいと願うのですが。医学の進歩によりいかなる部位にできる"がん"であろうとも、初期の段階で発見され適切な治療を受ければ治癒できるようになったようですが、問題は自覚症状が出たころには、"がん"が進行し手遅れになってしまうということにあります。手遅れになる前に"がん"を発見する方法はないものか?ウエブトピックスより、がん診断 血液1滴、3分で 神戸の企業共同開発初期の"がん"であっても検出できるということですから、定期的に血液検査を行っていれば、"がん"の発症を初期の段階で捉えることが出来ますね。たとえ"がん"と宣告されても絶望することも悲観することもない。虫歯を治療をするような感覚で早期治療を受ければいいということになる。しかも「血液1滴、3分」で検査できるというのですから、費用も時間もかからない。人類が"がん"の恐怖から開放される日の到来を予感させる夢のような検査方法といえましょう。近い将来健康診断の血液検査に、この"がん"検診の項目が追加されることを待ち望みたいです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月24日
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趣味を一つあげよと問われれば、差しさわりないところで読書と答えることにしています。たまに、「読書といわれるとどんな本を読まれますか?」などと聞いてくる人がいて、少なからず慌てます。(笑!そんな時のために「時代小説を少々」という答えまで用意してあるのですが、いつぞや「ほぉ~時代小説ですか。どんな作家のファンですか?」とたたみかけて来る人がいて、まったく往生しました。(笑!その方もきっと時代小説のファンなのだろうと想像されましたので、「あなたはどんな作家を読まれます?」とお聞きしたところ、「池上正太郎、司馬遼太郎、藤沢周平、山岡荘八、柴田錬三郎・・・」とずらりと大御所の名を並べられたのには恐れ入りました。私もそのくらいの方々の名前を並べることが出来たらどんなにかいいだろうと思った次第です。そこで「スポーツ観戦。テレビでプロ野球を・・・」と答えれば無難なものを、「そうですねぇ~。落語が好きですかね」などと粋がって答えるものですから、「ほぉ~、それはすばらしい。志ん朝ですか。圓生ですか。談志もいいですよね」と言われ、慌てふためくことになる。今名前のあがった3人の噺家はいずれも鬼籍に入られて久しいですが、確かにこのような名人クラスになると、出囃子が鳴って少し間をおくようにして、少し前かがみ加減で高座に上ってくる姿からして違っている。・・・なるほど、作家の童門冬二は、人生で必要なことはすべて落語で学んだ といっているくらいですから。【中古】 人生で必要なことはすべて落語で学んだ / 童門 冬二 / PHP研究所 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】価格:255円(税込、送料別) (2022/6/20時点)楽天で購入胸を張って「落語鑑賞が趣味です」と言えるようになりたいものですな。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月23日

当地北陸富山では、梅雨入り宣言が出されたのが6月20日。例年より10日あまり遅い梅雨入りとのことです。昨日の夕方のローカルテレビの天気予報、お天気キャスターが季節の花として、ザクロをあげていました。ニュースキャスターとお天気キャスターが話した次なる会話。「皆さん、『紅一点』ということば、ご存知ですよね」「 多くの男性の中にただ一人いる女性のことを指すことばでしょ」「はい、古い中国の詩に『万緑叢中 (そうちゅう) 紅一点』という一節があるのだそうです。見渡す限りの緑の草むらの中に、赤い花が一つだけ咲いているという意味だそうですが、この赤い花こそ今の時期に咲くザクロだったんです・・・」「・・・!!」「・・・!!」は、私の発した絶句です。(笑!・・・正直に申し上げます。私は、ザクロと聞けば、もっぱら秋になる実の方は承知していましたが、その花がこの梅雨の季節に赤い花をつけるということ、まったく知りませんでした。「紅一点」の由来についても、同様であります。今日では女性の社会進出は当然のことと誰でも認識するようになりましたが、そのようなことが叶わなかった昔、「紅一点」はこのような背景が生んだことばといえそうです。なにしろ「女」という字は、ひざまづいて両手を前に組み合わせている人間をかたどった象形文字に由来しているというのですから。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月22日

キノコ狩りといえば秋の風物詩ということになりましょうが、6月の梅雨時期にこんなキノコが採れるとは知りませんでした。カンゾウタケというのだそうです。ウエブトピックスより、これキノコ? 木から生えた牛タン・・・えっ、牛タン?!同時に配信されている写真を見ると、形といい、色合いといい、どう見ても動物の舌。ちょっとグロテスク。引いてしまいますね。もしかしたら「カンゾウ」って「肝臓」って書きません?・・・こんなものが食べられるのですか?・・・美味いんでしょうか?薄くスライスして、生のままポン酢で食べてみたところ、ミミガー(豚の耳皮の沖縄料理)のようでうまいそうな。・・・ミミガーにしても、耳にしたことはありますが、口にしたことはありません。なんとも言いようがありませんねえ~。アメリカではこのキノコを「貧者のビーフステーキ」というと紹介されていますから、アメリカ人はこのキノコをステーキにして食べるのでしょうね。バターでソテーしてしょうゆで味を調えて食べてみると、これがなるほど確かに「そういう味」がしたと書いてあります。・・・「そういう味」?その「そういう味」を感じる前に、「ん~」というつぶやきが発せられているのが、微妙といえばビミョーです。「そういう味」って、「ステーキの味」なら安心するのですが、「貧者の・・・」ということになれば不安がよぎります。遠慮したいような気持になってしまいません?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月21日

車で通りがかりにコンバインがうなりを上げているのに気づき、車を脇に寄せて撮影しました。当地北陸富山は、比較的緯度が高いので梅雨入りが遅い分梅雨明けも遅い土地柄です。今年はまだ梅雨入り宣言が出されていませんから、本格的な梅雨の雨は7月に入ってからということになりそうです。そういった気候の問題もあって当地は、前年の11月に籾を蒔き、冬を越して梅雨前の6月には収穫する小麦の栽培には適さない土地柄と言われています。大麦なら小麦より半月ほど収穫時期が早いですから、当地で麦といえば大麦を指すのが一般的です。畑の脇におられた農家の方に聞いてみました。「これは小麦ですよね?落穂を写真に撮らせてもらってもいいですか?」「ああ、いいよ。それにしてもよく小麦ってわかったね」お許しを得たので、刈り入れの終わった畑の脇にこぼれている落穂を一つ拾わせてもらいました。「これは何という小麦ですか?」「いや~、何ていうたかの~。全部農協が引き取ってくれるっていうから、今年やってみたがよ。農協の人に聞いてみてくれろ」「はぁッ?」ちょっと私の思いとは違っていたのは、残念でもありました。(笑!梅雨時期に収穫が重なることも聞いてみたかったのですが、忙しくしておられたのでそれ以上は聞けませんでした。きっと米と同じように、コンバインで収穫した後に乾燥機にかけるから、少しぐらい濡れていても差し支えないのかもしれませんね。そこで一句、現代は機械が決める麦の秋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月20日

「テントウムシのサンバ」なら聞いたことがありますが、「テントウムシの農薬」とは初耳です。しかも飛ばないテントウムシですと・・・。ウエブトピックスより、「生物農薬」で販売される飛ばないテントウムシ農作物に集り生育を阻害する害虫のアブラムシですが、テントウムシはアブラムシを好んで捕食するのを利用して、テントウムシにアブラムシを退治してもらおうという発想。これを「生物農薬」というのだそうです。ところがテントウムシは気まぐれですから、腹が満たされればどこかへブ~ンと飛んで行ってしまう。どうかして農作物にとどまってもらえないものだろうかと考えた末が、ならば飛べなくすればいいだろうというので、飛べないテントウムシを作り出した。「テントップ」と名付けて販売されているとか。いかにも農薬っぽい名前ですね。(笑!ところで「テントップ」が効力を発揮してアブラムシがいなくなったら、飛べないテントウムシはどうやって引越しするのだろうか?アブラムシと一緒に討ち死にという運命が待ち受けているような気がします。「テントウムシの レクイエム」というのは、いかにも可哀そうで聞きたくありませんよね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月19日

「白河の 清きに 魚の住みかねて もとの濁りの 田沼恋しき」松平定信が断行した寛政の改革を揶揄した狂歌にも歌われたごとく、「水清ければ魚住まず」は、ある意味真理を言い当てています。今日は、「あまりにも清廉潔白を求めるのも考えものだ」という中国の故事について言及するつもりではありません。文字通り「あまりに清らかな水の中には魚はすまない」のだろうかということを追ってみたいと思うのです。環境省と国土交通省が実施した「全国水生生物調査」によると、全国で水質階級Ⅰ(きれいな水)と判定された地点が62%、Ⅱ(ややきれいな 水)が25%、Ⅲ(きたない水)が5%、Ⅳ(大変きたない水)が3%という結果だそうです。 河川や沼の水質調査というと、とかくBOD(生物化学的酸素要求量)、COD(化学的酸素要求量)、SS(浮遊物質)といった水質汚濁分析を表す指標が頭に浮かびますが、この水質調査、「全国水生生物調査」とあるように、川にすむ生き物の種類を指標に、1「きれいな水」、2「少しきたない水」、3「きたない水」、4「大変きたない水」と4段階で判定している点がおもしろいですね。調査地点数は全国で1,984地 点とのことですから、かなり多くの地点で調査をしていますね。こんな大掛かりな調査をだれがやっているのかというと、全国の小中学生が夏休みを利用して調査に協力しているのだとか。誰しも子どものころ、近くを流れる小川や田んぼの用水路でドジョウをすくったりタニシを獲ったりした覚えがあるでしょう。その現代版のようなものですな。霞が関のお役人にしては、なかなか洒落た施策を考えましたね。突然ですが、ここで問題です。上に上げた1~4までの各水域調査の判定の決め手となる水生生物を、次の中から選びなさい。ゲンジボタル、タニシ、ヒル、サワガニ、アメリカザリガニ正解は、1 サワガニ(きれいな水) 2 ゲンジボタル(少しきたない水) 3 タニシ、ヒル( きたない水) 4 アメリカザリガニ(大変きたない水)松平定信がサワガニで、田沼意次がアメリカザリガニという結果になっております。(笑!今年度も小中学校の夏休みの期間を利用して、同じ調査を実施する予定だということですから、・・・私もボランティアの調査員に応募してみようかな?(笑!タモとバケツを手にして、ザブザブと。童心に還って川ざらえ・・・。日ごろ鬱積して田沼のように濁った心も、白河の清流のごとく澄み渡ることでしょう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月18日

今年の梅雨入りは例年より少し遅れているようです。今にも降り出しそうな空模様ではありますが、雲間から日差しがのぞくこともある陽気ながら、はり湿度が高いのでしょうね。ちょっと動くとじっとりと汗が噴き出して来ます。そんな日の昼下がり、窓辺から田んぼを見やりますと、農家の方が田のあぜ道の草刈りに精を出しておられました。遠くからはのどかな風景に見えますが、実際に草刈りをしている人は、草刈り機の振動としたたる汗、飛び散る草に悪戦苦闘しておられるに違いありません。軽四がとめてあるところまで刈れば一段落のようですから、もう一息といったところでしょう。「米」という字は「八十八」と書くことから、昔より米作りは「八十八」の手間暇がかかると言われていますね。田のあぜ道の草刈りは、そのうちの何番目の作業になるのでしょうか?蒸し暑い中ご苦労様です。農家の方のご苦労がしのばれます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2026年06月17日

ナンバーワンにならなくてもいい♪もともと特別なオンリーワン♪と歌ったのは、槇原敬之でした。・・・なるほど至極ごもっとも。一方で「富士は日本一の山」と歌われているように、日本で一番高い山は富士山であることを知らぬ人はいません。ならば2番目に高い山はと問われると、即答できる人はぐっと減るでしょう。琵琶湖の次に大きい湖はと問われても同様です。すなわちナンバーワンでないと人の記憶に残らないというわけです。ではこの山の場合はどうでしょう。なるほどナンバーワンに違いありませんが、これぞオンリーワンとも言えそうです。ウエブトピックスより、「遭難者0」の記録更新中! 日本一低い「弁天山」で山開き【徳島】標高6.1mにちなんで6月1日に山開きとはニクイですね。・・・えっ、標高6.1m?!「登る」という言葉を使っていいのやら迷うくらいの山ですね。改まって山開きをせずとも、一年中開かれているようにも思えますがね。「遭難者0」の記録更新中とは。この記録が途絶えることがあろうとは、考えにくいですよね(笑!これぞオンリーワンでナンバーワン。日本一低い山・弁天山、私の脳裏にしっかり刻み込まれました。四国を訪れた折には、ぜひ"登頂"してみようではありませんか。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2026年06月16日

人間は孤独で寂しがり屋、いつも誰か自分と同じ生き物を探しているのは、私も寂しがり屋の一人として分からぬこともありません。しかし、科学者たるもの、そのようなセンチメンタルな感傷と自分の研究とは一線を隔してもらわねば困ります。ウエブトピックスより人類は20年以内に地球外文明と遭遇へ=ロシア研究者ロシア科学アカデミー応用天文学研究所の所長を務めるくらいだから、名の知れた科学者なのでしょうが、20年という数字の根拠が分かりません。科学者であるならば、20年という数字の算出根拠を論理的に示さなければならないでしょう。また、「地球以外の星に生命は存在している」という断定の仕方も、科学者らしからぬ物言いですね。自分の希望的観測で地球外生物の存在を論じてはいけない。「地球に似た環境の惑星はある」というのは、すでに観測されていることだからよしとしても、「そうした惑星に水があることが確認できれば・・・」というのは、これも科学者らしからぬ物言いです。水があってこその地球、水の存在が確認できなければ、地球に似た環境とはいい得ないはずです。「『異星人』について、人間と同様に1つの頭、手足2本ずつを持つ可能性が高いとし、『皮膚の色が人類と異なるかもしれないが、人類でもすでに皮膚の色には違いがある』」にいたっては、これはもはや科学者というよりは、空想科学小説好きの中学生レベルと言った方がいいかもしれません。このロシア科学アカデミー応用天文学研究所長は、「地球外文明の発見に取り組んでいる時間は主に、地球外からメッセージが送られてくるのを待つことに費やしている」とのことですので、どうぞメッセージが送られてくるまで気長にいつまでもお待ちくださいと申し上げておきます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月15日

有史以来人を死に至らしめた最たるものはマラリアであると、ものの本で読んだことがあります。感染すると急に高熱を発し激しい頭痛と吐き気をもよおし、最悪死に至ることもあるという恐ろしい病気だといいます。どうすればマラリアにかからずにすむかといえば、マラリア原虫を媒介する蚊に刺されないことだと、いたって簡単なのですが・・・。ウエブトピックスよりマラリア対策で蚊を遺伝子操作、子孫の95%雄に 英研究この世はメスとオスがいて初めて子孫が残せるように出来ている。メスがいなければ子孫は残せぬ道理ですね。5個のケースにそれぞれ遺伝子を組み換えた雄の蚊50匹と通常の野生の雌50匹を入れ、遺伝子操作の実験を行ったところ、4個のケースで雌の不足が次第に顕著になり、6世代以内で個体群が全滅したということです。蚊のメスは一度に何個産卵するのだろう?仮に20個産卵すると仮定したら、50匹のメスから1000匹の新世代の蚊が生まれることになる。その5%がメスだから、新世代のメスの数は50匹。何世代繁殖を繰り返してもずっと50匹のメスが残ることになります。1回に10個産卵すると仮定すれば、報告のとおり丁度6世代目で1匹を割る計算になりますが・・・。50匹×(10個×5/100)×(10個×5/100)×(10個×5/100)×(10個×5/100)×(10個×5/100)×(10個×5/100)=0.78匹う~む、蚊のメスは10個の卵を産むために、動物の血を懸命に吸おうとしているというのか。それなら少しぐらい血を吸わせてやってもいいような気もしてきます。でもマラリヤに感染するのはイヤですけれど。・・・人間ってなんて勝手な動物だろう。(笑!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月14日

突然ですが、皆さんはヤモリとイモリの違がわかりますか?。当然のことながら、ヤモリは爬虫類、イモリは両生類。生物の進化上両生類から進化して爬虫類が現れた。このくらいのことなら大概誰でも知っていますよね。でも、爬虫類と両生類の排尿の代謝の違いまでご存知の方は少ないのじゃないか?私も知りませんでした。調べてみると、代謝により体内に発生したアンモニアを水溶性の尿素として体外に排出するのが両生類。爬虫類は不溶性の尿酸として糞とともに排出すると説明が書いてあったので驚きました。難しい生物学的な分類上のことはさておき、イモリの腹は毒々しいほどに真っ赤、対してヤモリはさらさらと真っ白。これが一番の見分け方のポイントになりますね。子供のころ夜ともなると明かりに誘われやってくる蛾を狙って、窓ガラスによくこのヤモリが現れたものでした。大きいものでも体調10センチほど、ピタリとガラスに貼りつくようにして、近づいてくる蛾をパクリと捕らえる。時にはヒタヒタと足をしのばせ自ら獲物に近づいていく。そんな様子を飽きもせず眺めていたものでした。「家を守るから家守(ヤモリ)という。家を災難から守ってくれているのだから、決して殺してはだめですよ」と、祖母から何度も聞かされたものでした。おおよそヘビ・トカゲに代表される爬虫類ほど、人から気持ち悪がられる動物はいないのではないか。湿ったうろこ状の皮膚、先の割れた細長い舌を口の先からチロチロ出し入れするさまは、決して気色のいいものではありません。ところが同じ爬虫類でも、ヤモリにかぎっては、皮膚もさらさら乾いた感じで、口の両端の上に離れて位置する大きな目玉はくるりとかわいい。蛾を捕食した後に口の端を舌で舐めるようなしぐさを見せたときなど、不二家のペコちゃんのようにさえ見えたりします。最近ではいくらガラス戸の内側で待っていようとも、とんと姿を見せないヤモリはどこへ行ってしまったのだろう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月13日

朝方ぱらついていた雨があがると、この時期とは思えぬさわやかな日和となりました。5月に逆戻りしたかのようです。そんな陽気に誘われて市内の公園に足を運ぶと、園内のバラ園は多くの人で賑わっていました。バラの楽しみ方は、まず花を見る。それから名前のプレートを確認する。花の形、色からつけられた名前の由来を想像してみる。これが意外に楽しくて、ハマってしまうものです。これは「カクテル」という名前の花。つるバラの一種と紹介してありました。これは「万葉」。バラは和名も似合いますね。「クィーン・エリザベス」「ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ」「プリンセス・ドゥ・モナコ」という名は、バラだからこそ相応しいと言えますよね。「プリンセス・ミチコ」や「プリンセス・チチブ」というプレートもありましたから、洋の東西を問わず人の発想は同じということがわかります。「プリンセス・アイコ」はピンクの可憐な花でした。「クイーン・マサコ」というお名前の花、来年のシーズンにはぜひ拝見したいものです。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2026年06月12日

民放の人気番組「開運!なんでも鑑定団」、毎週楽しみにご覧になっておられる方多いでしょう。私もその一人です。書画・骨とう品の好家が自慢の一品を専門家に鑑定してもらうという番組ですが、蔵の奥から出てきた焼き物茶碗に思いもよらぬ高額な値段がついたり、なけなしの小遣いを叩いて購入した名画のはずが、「せいぜいで5000円。プリントものです」という鑑定に青ざめる鑑定依頼者。スタジオに沸き起こる爆笑の渦。多くの視聴者は後者の展開を期待して見ていますよね。(笑!私が見たところ、中国へ行った折に土産物屋に勧められて購入した陶磁器とか、知人が借金のかたに置いて行った掛け軸といったものは、大概後者の結果となるようです。(笑!世にいう名画といったお宝も9割方贋作のことが多いというのも番組の特徴ですね。絵画についてはまったくの素人の私ではありますが、日本画では丸山応挙、狩野永徳、洋画であればピカソ、ゴッホといった名前ぐらいなら知っています。まあ、私ごときですら名をあげることができる巨匠の画ともなれば、ほとんど博物館級といってもいいくらいですから、値段があってないようなもの。このような絵画を個人で所有できる人は、世界中でも限られた人になってしまう。そんな絵が家の蔵からどうやって出て来るというのか。(笑!名画は人の心を豊かにすると聞きますが、懐も豊かでなければ名画を所有できないというのも、ある意味では悲しい事実かもしれません。ところで高額な値のつく絵は、絶えず盗難の心配をしなければなりませんし、保管場所にしても温度や湿度の管理だけでも大変です。とても心休まる暇などないのではないかと思うのです。そういった意味で、絵画が資産として価値があるのは、せいぜい100万~200万クラスまでではないかと、私なんぞは思ってしまいます。100万で買った絵が150万という鑑定に、思わず口元をゆるめることが、はたして心豊かといえるのかどうかは別として、盗まれたところで100万と思い切ることだって出来ないことはない。あ、いや、・・・私ならきっと失神してしまうでしょうけれど。(涙!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月11日

体の部位で普段よりあまり意識しないところといえば、まつ毛。皆さんはまつ毛を意識したことがありますか?たまにまつ毛が抜けたり折れ曲がたりして眼球の中に入って、往生することがありますが、そもそもまつ毛は何のために目の淵に生えているのだろう。目にごみが入らないようにするためでしょうか?女性の場合は、まつ毛をカールさせたりマスカラを塗ったりして目をパッチリ強調させるってことはあるようですけど、基本的にまつ毛などなくても人間は生きていけると思えなくもありません。ところが世にはまつ毛の本数が少ない、短いと悩んでいる人が結構いらっしゃるそうで、このたびそんな人のための薬が開発されたという話題。ウエブトピックスより、まつ毛フサフサ?国内初の薬緑内障の治療薬を使っている人は、まつ毛がフサフサしているという「副作用」に注目して開発されたということだそうです。瓢箪から駒などといいますが、何とも驚きですね。この薬を1日1回、寝る前にまつ毛の生え際に塗ること4カ月、約8割の人が「長さ」「太さ」「濃さ」などの印象度が改善したということです。そこで俄か医者( ← 私のことです)が考えたこと。まつ毛も髪の毛も体毛に変わりはないだろう?まつ毛がフサフサになるのなら、頭髪だってフサフサになっておかしくはない。まつ毛が1日1回なら頭髪は部位が広いから1日2回か?症状の進み具合によっては、3回~4回塗ってみてください。・・・どうです?試してみたくなりませんか?(笑!ちなみに今のところ私は、まつ毛も頭髪もそのような薬を必要としていませんので、その効果は自ら確認したわけではありません。頭皮に塗ってみようという方は、あくまで自己責任でお願いします。(爆笑!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月10日

皆さんは、虚無僧をご存知だろうか。時代劇ファンならよくご存じでしょう。たいがいは暗殺者や隠密が、深編笠で顔を隠し、尺八を吹きながら登場してきて、街道で主人公とすれ違いざまに襲い掛かるというシーンに出て来ますね。わが故郷富山県高岡市には、その虚無僧の寺として有名な臨済宗国泰寺派の総本山国泰寺があります。開祖・慈雲妙意(じうんみょうい)の命日に当たる6月3日には開山忌法要が行われ、全国から虚無僧が集まることで知られています。虚無僧につきものの尺八は、ご存知のように竹で出来ていますね。国泰寺のある山は一面うっ蒼とした竹林に覆われていて、開山のころにまでさかのぼれば、裏山の竹で尺八を作ったのかもしれないなどと思ったりしています。現代では、国泰寺のある周辺の部落は竹の子料理で有名で、毎年春先のシーズンになると、竹の子料理を食べようという多くの人たちで賑わいます。ずいぶん古い話で恐縮ですが、私が社会人1年生の春、就職した会社の新入社員研修の総仕上げがこの国泰寺で行われ、2泊3日の雲水の修行を体験したことがあります。禅寺ですから食事はすべて精進料理。春先4月上旬のことでしたから、食材に竹の子が使われていてもよさそうなものなのに、残念なことに竹の子料理は口にできなかったと記憶しています。あのとき国泰寺で竹の子料理が食べれると、心ひそかに期待していた世間知らずの社会人1年生は、座禅の修行のときに、直堂(じきどう)から散々警策(きょうさく)で打ちすえられ、半べそをかいたのでした。(笑!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月09日
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玄米が体にいいということは、昔からよく知られていたことです。我々は、栄養が豊富に含まれる胚芽の部分をわざわざ精米して取り除き、胚乳の部分だけを食べているのですから、これほどもったいない食習慣はないと言えるかもしれません。その昔江戸時代の歴代将軍の食事は厳しく管理されていたことは想像に難くありませんが、それはあくまで毒物の混入を懸念してのこと。現代でいうところの管理栄養学的な考えはまったく配慮されていなかった。せめてご飯に玄米が使われていたなら、少なくとも将軍は脚気で命を縮ませるということはなかったかもしれません。現役の医者であり作家でもある篠田達明は、その著書「徳川15代将軍のカルテ」で、江戸時代の将軍の死因に脚気衝心(脚気による心不全)が疑われるものが、15人中3人(10代家治、13代家定、14代家茂)いると表しています。篠田は12代家慶は暑気当たりと記述していますが、これも栄養状態が悪い中で起きた心不全と考えられないこともない。徳川将軍家十五代のカルテ (新潮新書) [ 篠田 達明 ]価格:792円(税込、送料無料) (2021/6/30時点)楽天で購入江戸時代後半、幕府の屋台骨が揺るぎ始めたころの将軍3人というのは、興味深いですね。幕府の権勢立て直しのための心労と言えば体裁は繕うこともできましょうが、これはどう考えても普段の食生活の栄養バランスがお粗末であったから。たんぱく質、ビタミン、ミネラルが足りていなかったからではないか。せめて主食となるご飯に玄米が使われていれば、ビタミンB1は十分摂れていたでしょうから、脚気を患うこともなかっただろうと思われます。今の時代のように副食で栄養を補給することが少なく、エネルギー源をひたすら米に頼った当時、ビタミン不足からくる脚気は珍しい病ではなかったと想像されます。しかも、将軍に限らず江戸の庶民も味の良い白米を好んで食したといいますから、脚気は「江戸患い」とまで言われる謎の病と恐れられた。明治維新の後に明治新政府が富国強兵政策を採り、組織的な軍備の拡大に力を入れたのは歴史上の事実ですね。ところがその明治期の軍隊においてすら、原因不明の病で兵員の充足率を保つのが困難であったといわれています。これも軍隊の食事は白米が主食であったことが原因と後になってわかったということです。米を主食としてきた我われ日本人が、その米によって患って来たというのは、なんとも皮肉ではありませんか。玄米食の大切さを考え直さなければならないとしたものです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月08日

大手食酢メーカーのホームページには、当然といえば当然のことではありますが、酢は健康に良いということが書かれています。「1日大匙1杯の酢をとり続けると 太りにくい体質になる」内臓脂肪の減少を助け、高めの血圧を下げ、食後の血糖値の上昇を緩やかにする効果があると。「肥満気味で中性脂肪が高めの人が1日に食酢15mlを12週間取り続けた場合、飲まなかった人に比べて、ウエストが1.43センチ減り、内臓脂肪もCT画像のへそ周りでが5平方センチ減少していた。中性脂肪地も改善した」ことが、実験により確かめられたということです。早速、今朝黒酢ドリンクを買ってきて、朝食の後に飲んだ私でした。・・・12週間ですか。3か月になりますよね。酸っぱいなぁ~・・・。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月07日

突然ですが、皆さんはモラクセラ菌ってご存知か?・・・モラクセラ?いったいなんだよと思われた方、ごもっとも。しかし、読み返せば読み返すほど、いかにも曲者のような響きを持った名前ですよね。はい、実はこの菌、大変な曲者でした。洗濯物を部屋干しした際などに生じやすい、ぞうきんのような臭いの原因菌だということです。ここまで言えば、誰しも「あぁ~、あの臭いか」と、心あたりがあることと思います。風呂上り、折角すっきりした心持ちが、バスタオルで顔を拭こうとして、思わず眉をひそめてしまったという経験、誰しもおありでしょう。その悪さをする犯人が、花王と愛知学院大の研究により、突き止められました。ウエブトピックスより、部屋干しの悪臭、原因は「モラクセラ菌」 何でもこの菌、我々の日常の生活空間にうじゃうじゃいるそうで、適当な水分と温度があれば、洗い残したたんぱく質にとりつき、これを分解して 悪臭の元となる4-メチル-3-ヘキセン酸を作り出すという厄介もの。折からいよいよ本格的な梅雨のシーズンに入ろうかというこの時期、風呂上りの体を拭いているつもりが、実はモラクセラ菌を体中に擦りつけていたということにならぬようにしたいものですね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月06日

古の日本は優れた大陸の文化を範とし、それを積極的に取り入れることで発展してきました。米作りしかり、仏教しかり、律令制度しかり。とりわけ世界に類を見ない優れた表意文字・漢字は、わが国でそれをもとにカタカナ、ひらかなという表音文字が発明されるに至り、わが国独自の文字文化に昇華したといえます。たとえば「米」「麦」「トウモロコシ」という作物を表す場合、「米」「麦」が漢字で書かれるのに、「トウモロコシ」はカタカナ、ひらかなで表記されるのが一般的です。これは漢字が伝わったときすでに、「米」「麦」という字があったのに対して、「トウモロコシ」を意味する漢字はなかったということを示しています。すなわち、当時の中国には「トウモロコシ」なる作物がなかったから、それを表す漢字もないのが当たり前というわけです。古代中国に文明が開化してよりこの方、中国では「米」も「麦」も栽培されてきたのはご承知のとおり。一方「トウモロコシ」はもともとアメリカ大陸が原産地。中国には明の時代にポルトガル人によって持ち込まれた作物。「トウモロコシ」は、中国人が「米」や「麦」が栽培され始めたころより三千年も後になって知った外来の作物だったからです。日本では「トウモロコシ」を「玉蜀黍」などとひねくれた字を当てたりするようですが、それも後になって日本人が考えた出したこと。本家本元の中国にもそのような漢字はありません。では中国ではこれをどう表記するのかといえば、「玉米」と表すのだとか。まあ、同じ漢字を国字として習い、米を主食としてきた日本人には、何となくイメージできそうな表記ですね。(笑!漢字があみ出されたときより2000年以上も経って「トウモロコシ」を初めて目にした中国人は、コンピューターには「计算机」を、ラジオに「收音机」を当てたごとく、該当する文字をひねり出すしかなかったというわけです。なにしろ日本のようにひらかなもカタカナもないのですから。まあ、それにしても「玉米」とは、長い米作の歴史と、優れた表意文字漢字を発明した中国人ならではの発想と言えましょう。「玉蜀黍」なんかよりよほどわかり易いし、読みやすい。(笑!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月05日

代表的な中華料理はと問われれば、八宝菜か酢豚ということになるでしょうか。ラーメンとギョーザと答える人もあるかもしれませんが、これはジャパンナイズされて久しいですから、今や中華料理というより日本料理となってしまった感が強いです。この八宝菜ですが、私らが子どものころには中華風五目旨煮と呼ばれていたように記憶していますが、なぜ「五」から「八」へ数字が増えたのでしょうか?これは使われている具材の数が8種類からだろうと、誰しも思われるに違いありません。そこで昨日食べた八宝菜に、何種類の具材が使われているか調べてみました。まず野菜系をあげると、白菜、チンゲン菜、ブロッコリー、筍、タマネギ、ゆり根、キクラゲと早くも7種類。肉・魚系はというと、豚肉、イカ、エビ、ウズラの卵で4種類。計11種類の具材が使われていました。・・・三つ得した気分。(笑!わが国では古の昔より、「八百万(やおろず)の神」とか「大江戸八百八町」というように、数が多いことを「八」を使って表しますから、「八宝菜」は単に具だくさんの中華風旨煮という意味なのでしょうね。さて、たくさんの具材を使用しているからというのはわかったとして、これを油で揚げてパリパリにした中華麺に掛けると、頭に付いている数字がなぜか「八」から「五」に減って「五目焼きそば」と呼ぶのはなぜだろう?「五目」の「目」には種類という意味があるとすれば、焼きそばに掛けるときは材料原価の関係で具材を8種類から5種類に減じたから、「五目焼きそば」になったのかなどというのは、いかにもセコ過ぎますかね。(笑!だからと言って「八目焼きそば」と呼べばいいかというと、そう呼んでしまうとたちどころに「五目焼きそば」の美味しさが消し飛んで、とんでもなく不味そうに感じられてしまうからなおさら不思議です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月04日

体は立派な男なのに心は女、あるいはその逆の人には、最近では性同一性障害ということばが使われるようになりました。興味本位の好奇の目からそういった人たちを守ろうという気運が社会に広まってきたのは、喜ばしいことに違いありません。体は立派な男なのに、どうして男であることが苦痛なのか?その逆でどうして女であることが苦痛なのか?このほど「性同一性障害」が発生する理由が科学的に解明されたという話題。動物の根本的な性差は生殖器官の違いだけで決まるのではなく、脳内に生殖器とは別の独自な性差が発生して、これによって男女差が決まるということが、科学的に解明されたと、ウエブニュースは報じています。研究によれば、脳の性差を決める染色体には元々メスの遺伝情報が書き込まれていて、フルートスという特定のたんぱく質が働くことによって、この遺伝情報が働かなくなりオスの脳が作り出されるのだとか。外形上の違いが男女を決めるのではなく、脳にある性差が男女の意識を生むということらしい。その根源が脳の視底下部にある特定のたんぱく質にあることをハエの脳で実証したという研究ですが、そんなたんぱく質一つで男と女が決まるだなんて、簡単といえば簡単、複雑といえば複雑。世の男性諸君、我々は元をただせばみんな女でしたのよ・・・って、なぜか女言葉になってしまうではありませんか。(笑!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月03日
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今読んでいる本 (グループイストゥワールF2編著 PHP文庫)【送料無料】江戸「トンデモ殿さま」列伝価格:580円(税込、送料別)武士は何よりも家名・格式を大事にするといいますが、5千石あまりの領地で10万石並の格式を与えられていた大名(正確には1万石以上が大名)のトンデモない話が、本の一番最後に載っています。関東の名族といわれた喜連川(きつれがわ)家がそれ。いかに格式が高ければ鼻高々といえども、10万石並の格式ということは、10万石並の出費が要るということ。実禄高5千石では、たちまちのうちに家の財政は破綻してしまう。では、喜連川(きつれがわ)の殿様はどうやってしのいだか?10代当主喜連川煕氏(きつれがわひろうじ)がやった嘘のようなほんとの話。領内には奥州街道が通り、江戸と奥州を行き来する大名行列が通過する。大名行列が領内の荒川に架かる橋を渡るとき、煕氏は橋の下で釣り糸を垂れたというのです。東北諸大名は禄高が高くとも格式は低い。格式の高い喜連川の殿さまが釣り糸を垂れている限り、大名行列はその頭の上を通れないというわけ。仕方がないので橋を通過するときには、事前に金品を喜連川家に贈り、殿様に釣りをしないように頼んだというのです。東北の大大名伊達家にしても喜連川宿を通過するときは、そのような配慮を怠ることはできなかったというのですから、何んともトンデモない殿さまもいたものです。もし喜連川の殿さまの頭の上を通過したらどうなるのか?公儀から認められ与えられた格式をないがしろにするということは、公儀の定めたことに楯突くということ。お恐れながらと幕府に訴えられれば、さすがに伊達の殿さまも言いわけができないということになるのでしょう。早い話が法外の通行税のようなものですな。喜連川の殿さま、なかなか考えたものです。ワザアリというべきか、いやシドウというべきか・・・(笑!こんなトンデモ殿さま34人の話がぎっしり詰まった「江戸トンデモ殿さま列伝」、笑ったり、驚いたり、ちょっと羨ましかったり・・・、是非ご一読を。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月02日

ミュージカル映画の名作「オズの話法使い」の主題曲「虹の彼方へ」の出だしは、Somewhere over the rainbow way up highThere's a land that I heard of once in a lullaby と歌われているように、虹はこちらから向こう側へ架かるというイメージが一般的でしょう。でもこの写真を見ると、向こうからこちら側に流れるような感じで架かっているようにも見えたりしませんか?そうすると虹の彼方に願いの叶う国があるという歌い出しから辻褄が合わなくなるので、なんとも興ざめな虹の架かり方ということになります。しかし、ものは考えよう、向こうから願いを叶えようとやって来るんだと思えば、これは願ってもないこと。(いや、願わなくてはダメなのか・・・笑!)Somewhere over the rainbow skies are blueAnd the dreams that you dare to dream Really do come true 願えば叶うか・・・。なるほどアメリカ人好みの詩ではあります。ところが日本人は、そのような夢を抱くことに後ろめたさを覚えるところがありませんか?すなわち逆境に強いられながらもじっと耐える。そういった心根を持つ者をやがて神仏は救ってくれるのだというような、ある意味で宗教感に根ざしているとも解釈できる部分がありますよね。さて冒頭にあげた虹の写真、みなさんにはこちらから向こうへ架かっているように見えますか、それとも向こうからこちらへ架かっているように見えますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2026年06月01日
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