サクサクサクラックの徒然草

サクサクサクラックの徒然草

2026.04.28
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テーマ: 日記
カテゴリ: 日記

グレーを選んだ朝に限って汗かく問題、さりげなく回避してくれるトップス見つけた




夕方の更衣室って、どうしてあんなに現実を照らしてくるんだろう。

今日も仕事終わり、ロッカーの細い鏡の前で「はい、おつかれ私」と小さく言いながら、ブラウスの上に羽織っていたカーディガンを脱いだ瞬間、脇のあたりにほんのり濃い影ができていて、私は見なかったふりをした。

いや、見えてる。めちゃくちゃ見えてる。

空調は効いていたはずなのに、接客中に何度も笑って、レジ前で少し早口になって、バックヤードで段ボールを運んで、気づいたら体だけが春を通り越して夏を先取りしていたらしい。

「汗、出勤早すぎない?」

誰にも聞こえない声でそうツッコんで、ハンガーにかけた服をそっと畳んだ。

こういう時、汗そのものより、汗を気にしている自分のほうが恥ずかしかったりする。

仕事中はちゃんとしている顔をしているのに、心の中ではずっと「今日グレー着てきたの失敗だったかな」「腕上げない動きってどうやるんだっけ」「このあとカフェ寄りたいけど、脇、平気?」みたいなことを考えている。

ほんと、脳内の女子会がうるさい。

この前も、友達と駅ビルのカフェで待ち合わせしていた日があって、私は少しだけきれいめに見せたくて、手持ちのカットソーにワイドパンツを合わせて出かけた。



家を出る前は「今日ちょっといい感じじゃない?」なんて鏡に向かって思っていたのに、駅まで歩いている途中で背中にじわっと汗が流れた瞬間、全身の自信がコンビニの冷房に吸い取られた。

あの、冷房に当たった時の「助かった……」と「逆に汗冷えしてる……」が同時に来る感じ、誰か名前つけてほしい。

友達に会ったら会ったで、「久しぶりー!」って手を振りたいのに、脇を締めたまま小さく振るから、なんか皇族の方みたいな控えめ挨拶になってしまって、心の中で「違う違う、もっと自然にいきたいのよ」と自分に言っていた。

たぶん友達は何も気づいていない。

でも、自分だけが知っている小さな恥って、妙に大きい。

帰ってから洗面所で服を脱ぐ時、脇の汗染みを確認して「あー、やっぱりね」と言うあの時間。

誰にも責められていないのに、少しだけ自分にがっかりする感じ。

暑かったんだから仕方ないし、働いていたんだから自然なことだし、生きている証拠みたいなものなのに、それでも「できれば見えないでほしかったな」と思ってしまう。

この矛盾、なかなか手放せない。

そんなことを考えながら楽天を見ていた夜、antiquaの「汗上等 Tシャツ」という名前が目に入って、ちょっと笑ってしまった。

汗上等って、強い。

私なんて汗に対していつも「すみません、今日は出ない方向でお願いできますか……」くらいの低姿勢なのに、服のほうが先に堂々としている。

商品ページを見ると、汗染み防止加工がされていて、綿100%で、五分袖で、ゆったりした形で、身体のラインを拾いにくいらしい。

こういう文章を読むと、服なのに少し頼もしく見えてくる。

しかも、広めのクルーネックでリブなし、シンプルな無地で、パンツにもスカートにも合わせやすいと書かれていて、「あ、これはがんばっておしゃれしてます感を出さずに、ちゃんとして見えるやつかもしれない」と思った。

私が欲しいのは、たぶんそこなんだと思う。

気合いの入った勝負服ではなくて、駅まで歩いても、職場で動いても、婚活アプリで会う前にカフェで一息ついても、ずっと自分の服を気にしすぎなくていい服。

「汗かいてないかな」より、「今日のコーヒーおいしいな」とか「この人、返信ちょっと早すぎない?」とか、そっちに心を使いたい。

そんな日がもう少し増えたら、私はたぶん少しだけ無口じゃなくなる。

婚活中って、服選びが地味に難しい。

張り切りすぎると自分で照れるし、手抜きに見えるのも嫌だし、清潔感という言葉の圧がやたら強い。

「清潔感ある人がいいです」ってプロフィールに書いてある男性を見るたびに、私は勝手に自分のクローゼットを思い出す。

洗濯物、たたんだ?

毛玉、大丈夫?

トップス、汗染みしてない?

いや待って、私、面接に行くんだっけ。

そんなふうに一人で勝手に緊張して、会う前から疲れていることがある。

笑えるけど、ちょっと本当。

春から初夏にかけての服って、軽くなるぶん、ごまかしが効かなくなる気がする。



冬ならニットやコートが守ってくれるけど、薄手のトップスやカットソーになると、身体のラインも、汗も、姿勢も、なんだかそのまま外に出てしまう。

だから、五分袖で二の腕をふわっと隠してくれるとか、ゆったりしていてラインを拾いにくいとか、そういう小さな安心が、思ったより心に効く。

大げさだけど、服の中に逃げ場所がある感じ。

私は昔から「大丈夫そうに見える服」が好きだった。

派手すぎないけど地味すぎない。

頑張ってるように見えないけど、ちゃんと選んでる感じがある。

このカットソーも、名前は汗上等なのに、見た目はたぶんすごく普通で、そこがいい。

普通の顔をして、内側でこっそり味方してくれる服。

人に言えないけど、私はそういうものに弱い。

スキンケアもそうで、朝に塗る下地とか、ポーチに入れているリップとか、誰にも見せないけど自分を支えてくれているものがあると、少しだけ背筋が戻る。

「今日もなんとか外に出られたね」って、物に励まされている気がする日がある。

もちろん、汗染み防止トップスを着たからといって、急に人生がさらさらになるわけではない。

職場で気を使いすぎる日はあるし、帰宅して玄関でバッグを置いたまま床に座り込む日もあるし、婚活アプリの返信を開いて「うーん、今日の私には無理」と閉じる夜もある。

服は魔法じゃない。

でも、汗を気にして腕を上げられない私が、少しだけ自然に笑えるなら、それは地味にありがたい。

誰にも褒められなくても、帰り道のガラスに映った自分を見て「まあ、悪くないか」と思えたら、その日はもうかなり勝っている気がする。

最近、服を選ぶ時に「似合うか」だけじゃなくて、「私が余計なことを考えずにいられるか」を見ている。

座った時にお腹が気にならないか。

電車で吊り革を持った時に脇が気にならないか。

汗をかいたあと、誰かの視線を勝手に想像して落ち込まないか。

そういう小さい条件を並べると、私はけっこう繊細で、けっこう面倒で、でもたぶん、ちゃんと毎日をやっている。

この夏、私は何枚の服に助けられるんだろう。

汗をなかったことにしたいわけじゃなくて、汗をかいても自分を責めないで済む服があったら、それだけで少し外に出やすくなるのかもしれない。

鏡の前で腕を上げて、今日は大丈夫かなって確認する朝。

その動作が、いつかただのストレッチみたいになったらいいなと思いながら、カートに入れるボタンの前で少しだけ迷っている。




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最終更新日  2026.04.28 13:22:06
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