~*卒業TIME*~

~*卒業TIME*~

2011.03.08
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カテゴリ: *※小説2※*
莉花と翔は話し終わり、再び平太の家へと戻った。
「莉花ちゃん、翔ちゃん、やっと戻ってきたー」
ゆかりが二人に駆け寄った。
「今日まだ時間ある?もしよかったらご飯でも食べに行かない?せっかくこうやって久しぶりに会えたんだもん」
「俺はいいよ、莉花は?どうする?」
「えっと…どうしよう…」
莉花は修二の方を見た。
「よかったら…修二、さんも一緒に!」
「誘ってくれて悪いんだけどこの後ちょっと…」

「ごめんね、莉花また学校で」
「修二、今日は本当にありがとう。また、」

莉花たちは軽く挨拶をし平太の家をあとにした。
「莉花ちゃん、また来てね」
平太の母は優しくそう莉花にほほ笑んだ。
《またここに来ることなんてあるのだろうか…?》
「莉花ちゃん、翔ちゃん、今日はありがとう。お姉ちゃんも二人に会えてうれしかったと思う。」
「ゆかり、お前だいぶしっかりしたよな」
「前からだよ」
「小さい時は美優にひっついてばっかだったのに」
「もう、小さくないもん!!…でね、今日は私からも二人にちゃんと話しておきたいことがあったの…いいかな…?」

「これなんだけど…お姉ちゃんの…日記」
莉花と翔はまじまじとそれを見つめた。
「私もまだ詳しく中は読んでないんだ。毎日ではないんだけど、中学に入ってから死ぬ前日まで書いてたみたい…」
《美優の日記…これを見れば美優のことが少しでもわかる…?》
「つい最近なんだけどね、お姉ちゃんの部屋誰も触ってなくて、整理しなきゃと思って掃除してたらこれが出てきたの。二人に話そうか迷った。でも、このままじゃいけない気もしてた。これを見ても何も変わらないかもしれない。けど、ほんの少しでもいい方向に向かえるならその可能性にかけてみたいとも思った。」

「怖いよ、お姉ちゃんがしてきたことはみんなを裏切ったことに変わりはない。でも信じたくて。お姉ちゃんだから、信じたくて…」
莉花はゆっくりその日記帳を手にした。そして、開いた。
「私も信じたい。知りたい、美優のこと。知らなきゃいけない気がする。向き合わなきゃ。ずっとこのまま二人から背を向けて生きていくのはもうやめる。」
「莉花ちゃん…」
「俺も知りたい、理解したい、それがどんな結果になるかわからないけど、全部含めて受け止めたい、」
「ありがとう…、ありがとう…」
《こんな素敵な友達残してお姉ちゃんはなんで死んじゃったの?裏切るようなまねしたの?》

今思えば美優はあまり自分のことを話さなかった。いつも聞いてくれてた。相談にのってくれてた。私は美優の何を知ってたの…?本当に理解してあげてたの…?

「莉花…?」
「あ、ごめん、」
ゆっくりページをめくって目を走らせた。莉花は美優の字が懐かしく思えた。

=====================================

今日は中学の入学式、少し緊張した。今日からいつまで続くかわかんないけど、日記を書いてみようと思う。

二年生になった。莉花、平太、翔とまさか一緒になるなんて!!よかった、本当に嬉しかった。でも、平太と別れてちょっとだけ気まずい…たぶん平太はあんま気にしてないよね。やっぱまだ好きなのかな?それもわかんないよ…一緒なのは嬉しかったけど、複雑…

今日、莉花に言われた。平太が好きだって、最近仲いいもんね。大丈夫、応援できる…大丈夫、がんばれ!美優!

もうすぐ夏休み、きっと部活ばっかだよなー、平太と莉花付き合うことになったみたい。おめでとうだね…よかった、よかった…

=====================================

《美優は平太のことほんとはどこかでまだ好きだったんだ、でも気持ちを閉じ込めてた。そんなこと一言も…》





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Last updated  2011.03.08 20:05:24
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