お母さんは心配性

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■ちー(愛猫)のガンについて■



ちー&とわ
我が家には室内飼いの姉妹猫、ちー とわ がいます。
上の写真では左が【ちー】です。

【ちー】が悪性リンパ腫になってしまい、抗がん剤治療を行いました。
同じような症状で悩んでいる方のお役に立てばと思いここに記録します。

■悪性リンパ腫について■

・リンパ系に生じるガンの一種。
・腫瘍が1つまたは1群のリンパ節から拡がらないこともあれば
他の部位にどんどん転移していくこともある。

この病気は進行性で最終的には死に至る。

■治療について

・化学療法(抗がん剤)がもっとも効果的な治療法。
・目的は病気の進行を抑え、できるだけ副作用を起こさずに延命させること。

■治療の反応について(予後について)

・何もしなかった場合、進行度、病型、合併症の有無によっても異なるが
 平均生存期間は100日前後と報告されている。

・プレドニン(ステロイド剤)内服の単独の治療効果は、
 寛解率(腫瘍が小さくなり症状がなくなる、治癒ではない)が30%
 残りの30%は部分寛解が得られるとされるが、寛解は短期間で6週間~長くて200日とされる。

・化学療法(抗がん剤)治療を行った場合、使用する抗がん剤により異なるが
 寛解率は75%~80%、中央生存率は8~14ヶ月、
 2年生存率は25%とされ、極少数だが長期生存も報告されている。

■抗がん剤治療について

・リンパ腫の進行度と全身状態の情報と、各抗がん剤の薬効や副作用を加味して
 使用する抗がん剤の組み合わせを決定する。

・具体的には投薬前に血液検査を行い、全身状態を確認する。
 白血球数、血小板、肝機能、腎機能 が条件を満たしているときに投与できる。

■抗がん剤による副作用について

・抗がん剤は分裂の活発な細胞を非選択的に攻撃するので以下の副作用が発生する可能性がある。

1骨髄細胞に作用-----骨髄機能の抑制。投与後5~10日に発生。

           ・白血球の減少(敗血症)
           ・血小板の減少
           ・赤血球の減少(貧血)

抗がん剤→ドキソルビシン、サイクロフォスファマイド、ビンクリスチン
     ビンブラスチン、カルボプラチン

2腸管上皮細胞に作用-----胃腸障害(嘔吐と下痢)投与後2~5日に発生。

抗がん剤→シスプラチン、ダカルバジン

3毛包上皮に作用-----脱毛 投与終了後速やかに再生される

その他の副作用-----過敏症、無菌性出血膀胱炎

■抗がん剤投与後の家庭での注意事項

・安静時の体温、心拍数、呼吸数。
・排尿、排便の様子。


ここでは私が得た知識を載せているだけですので、詳細などはかかりつけの医師にご相談なさってください。




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