保育園では、わたしの担当している3歳児たち5人は、 一週間に一回電車に乗っておでかけする。
電車でちょっと遠出をし、市内の南側にある江波や舟入あたりの山に登ると、
海がちょこっと見える。
園からお昼を運んでもらって、公園や広場で食べて帰ってお昼寝。
これが定番。
先週は、わたしの住んでいる横川近辺まで出かけた。
電車を降りて商店街をあるくと、知り合いの魚屋さん。
店先の発泡スチロールの箱の中に入ってる車えびを、
「これなんだか分かる?」っておばちゃんが水から出したら、パシッパシッとしっぽ跳ね上げて一同ビックリ!
一人の男の子は、わたしの足にがしっとしがみついていた。
生きてるエビをみるのはきっとはじめてであろう子ども達は興味深々だ。
次に花屋さんに行って、今日の目的である枝豆の種を買う。
一人づつ、硬貨をおじちゃんに支払い、
「芽が出て、えだまめができたら、おやつにたべようねー」
と楽しげに言う女の子は、大の豆嫌いなんだから笑ってしまった。
お礼を言って帰っていたら、後ろから「おーちょっと待って」と言うので引き返すと、
子ども達の好きなアニメキャラクターのシールを一人ずつにくれて、嬉しいお土産。
渡してる、まだ若いおじちゃんのほうが「ええのがあってよかった」と「かわいいのー」を連発して喜んでた。
その後、川沿いの遊歩道をお散歩した。
散歩・・・というか駆けまわる子ども達、てんでに花を摘んだり走り回ったり、
木の枝を見つけると剣にしてダダーッと忍者のように摺り足でなりきってるし。
ここだけ昭和???
途中で電車に乗って帰ろうかと思っていたけど、
そうやって歩いているうちにどんどん保育園に近づいてきて、
とうとう保育園まで1時間ちょっと、朝からだから2時間半歩いて帰りました。
横川から舟入よくがんばったなー。
・・・わたしも!
保育園の子はゲタで散歩する子もおり、その日も一人はゲタだったので、
お店やすれ違う人が「すごいね」って目を引いていた。
「保育園でゲタっていいんですか?」と聞かれることも。
ゲタだと足指のつかむ力がついてむしろ好ましいし、難しかったら裸足になったりと子ども自身で考えてるようだ。
そういえば、もらったシールは他の子の分がなかったので、「内緒にしてリュックサックに入れておこう」って言ってたのに、
帰ると「じゃーんっ」って出す子あり。
そして、お昼寝の後「エビのしっぽ、青と黄色ですてきだったね」とか、 「おばちゃん、エビ持ってすごかったね」と
しみじみ思い出している子も。
次のおでかけが楽しみ、楽しみ。