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カテゴリ: 旅の話
「ホテル・ザッハーは、オペラハウスのちょうど裏側、ケルントナ通りの入り口から少し横に入ったところにあった。四人はコーヒー・ショップの窓ぎわの席に坐った。

絵美が長瀬に言った。」                (宮本輝“ドナウの旅人”より)

前回のブログ を書くのに、以前の旅の写真を見ていたら、懐かしい思い出が続々と甦って止まらなくなりました。

“ドナウの旅人”は、まだ東西冷戦が続いていた、80年代前半のヨーロッパが舞台となっていますが、ベルリンの壁が崩れ、21世紀に入ってもなお、ウィーンのガイドブックにはこの「ザッハトルテの本家争い」の話題が必ず出てきます。

私と同行の友人も、ウィーンに着いたら「ザッハトルテの食べ比べをしよう!」と楽しみにしていました。同様の観光客が世界中にた~くさんいることでしょう(笑)

その時の記念写真がこちら。


ウィーンのザッハトルテ(ザッハー篇)

【デメルにて。】
ウィーンのザッハトルテ(デメル)
*右がザッハトルテ、左はサクランボのトルテです*


甘さ控えめ、というのがお菓子の美味しさの代名詞となっているような日本人の味覚からすると、舌にガツン!と来るストレートな甘さ。
それが、砂糖を入れない濃厚な生クリームと一緒にいただくと、なぜかペロリと食べられてしまうから、不思議・・・



摂取カロリーは気になるものの、旅の疲れが、砂糖の甘さでみるみる癒されたひとときでした。
両店とも、老舗のカフェならではの重厚な内装が“これぞ、ヨーロッパ”という雰囲気で、豪勢なティータイムを過ごせます。

日本でも、デメルのお菓子はデパートや直営店で買えますが、あの時“美味しい”と感じたザッハ・トルテを、帰国後は殆ど食べたことがありません。

「旅先の名物」って、意外とそんなものだったりしますよね(笑)

【デメルの“猫ラベル”チョコレートは好きです。これ、猫の舌の形らしいですね。】


※楽天では タカシマヤのサイト から購入出来ます。





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最終更新日  2007.03.29 20:21:01
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