ロシア人との国際結婚   

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2003年08月27日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
気を紛らわすためにひさしぶりに友人に電話をしてロシア訪問と事故のいきさつを話した。
「へえ それは災難だったね」
友人はびっくりした声をあげた。
「本気なのかい」
怪訝そうに友人が言った。
「勿論さ」
私が強い口調で言うと
「やめといたほうがいいんじやないかい、外国人なんてものは日本のビザとか国籍が欲しいだけのことなんだから」
私は返ってきた言葉にがっかりした。その言葉があまりにも偏見と独断と誤解に満ちたものであったから。

私たちは色々な情報の洪水にさらされている。それはそれで一面的にはいいことかもしれないがそのことで物事の真相を理解してしまったと思ってしまうことは余りにも危険すぎはしないだろうか。
私は受話器を置いてふと考えこんでいた。
われわれはものごとを考えているようで実は考えていないのではないか。ふと背筋が寒くなるのを感じた。
たとえばその結論があらかじめ用意されていてどんな思考経路をとったとしてもたどり着くところが同じだとしたら・・・・
そして自分では考えたと思っていても無意識的にそこへ導かれたとしたら。

私は、窓の外に広がる星空に目をむけていた。涙が知らず知らずにあふれでてきていた。

それから3日後、困り果てたような接骨院の先生の顔が私のすぐ前にあった。
「くっ付かないかもしれませんね」
いまさらそりゃないだろう。私は、落胆したように肩を落とした。
「知り合いの整形外科の先生を紹介するから」
「やはり手術ですか?」

「でもその先生手術は好きじやないですからもしかしたら」
私はその言葉に一縷の望みを託していた。

接骨院の先生の車で案内されたのは東京から1時間ぐらい離れたとある街の鉄筋コンクリートの三階建の整形外科医院だった。
そして私を待ち構えていたのは7,8名のインターンの医者たちだった。医院長が葬式で、30分ぐらいもどってこないということで
わたしは、かれらのモルモットにされたようなものだった。インターんはわけの分からない医学用語のキャッチボールをしていた。

私は怒っていた。なにが手術だ。インターンにもて遊ばれてそのうえ手術と簡単に言って欲しくなかった。私は心のそこから怒りがわきあがってくるのを感じていた。
「あなたの近くの病院に紹介状書くから それに手術ていったって麻酔がかかって眠っている間に終わっちゃうし」

翌日自宅そばの総合病院にいった。レントゲン写真を見ながら30代くらいの医師が眠そうに目をこすって言った。
「手術ですね、まあ、ねたきり老人のようになってればつかないこともないけど仕事で忙しいでしょ 棒条の金属のチタンは親和性があって骨と相性がいいんですそれを肩から穴をあけて通します。簡単ですよ」
何が簡単だよ。私はやや、いやおもいきり怒りたくなっていた。
つぎの瞬間薄ピンク色のナースの服装が視界にはいってきた。視線を上に向けていくと口許が可愛く笑っている。
「包帯を交換しましょう」
小さな顔に大きな瞳そして抜けるような白い肌。
カ、カワイイ! 単純に胸が躍った。体さえも踊りだしたかった。
それって反則じゃないの 色仕掛けで商売。まいったな・・・・
病院だってサービス業なんだ。無愛想な看護婦さんよりかわいい方が病気の治りだって早いかもしれない。病は気からっていうしね。
よーーーしずうっと入院だ。それに彼女を指名だ。同伴だって毎日だ。ギヤ、ハハハハハハハ・・・・・
あほかここはコスプレのお店じやないの。もう一人の自分が言った。そしてそう思った瞬間ロシアの彼女の顔が私の脳裏イッパイに浮かんでいた。脳細胞のほとんどは、すでに彼女の無言の支配をうけていたのである。





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最終更新日  2003年08月28日 15時38分54秒
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