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2003年10月01日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
妻は、少しモデルの仕事に慣れてきていたが時々遅刻するらしかった。それでも使ってもらえるのは、生まれるからのそのブルーの瞳とすらりとした体形。ナイスボデーのおかげなのかな。それに比べれば私の体形はもうお世辞にも美的とはいえない。鑑賞に堪えない。つまりいるだけで暑苦しい。大きくて邪魔な存在だ。電車のシートをふたり分とは言わないが確実に一人分以上を、占有している。もし電車の運賃が体重や大きさで決まるとなると高くつくな、などと思った。また、もしミニスカート割引とか、セーラー服割引なんかあったら面白いだろうなんてね。変態か俺は・・・。もし40代のおばちゃんまでもが節約生活のためにセーラー服通勤やミニスカート通勤になったらちょつとまずいかもね。まあそれも笑える話だしこんな暗い世の中だから、わが社の女子制服は、みなセーラー服にしますなんていう社長がいたりしたらそれももっと面白い。てな馬鹿なことを考えていたら突然、ケイタイが鳴った。
「あなたの奥さん、恋人と抱き合ってるよ一体どうなってるの?」
例のモデルクラブのおばさんがヒステリックに電話してきた。
「ウ、うそでしょ 何かの間違え」
と私が言うも、断定的な口調で
「絵画教室の中で公然と抱き合っていたわよ」
状況がつかめず。
「どういうことですか?」
と私。

とおばさん。今までのうっぷんを一気に吐き出すように、また嘲笑的に私に、あなた、だまされてるんじゃないのてな雰囲気で話を伝えてきた。
私は、頭の中がこんがらかってなんとも言葉が出てこない。それにどうも話が分からない。
「・・・」
「だから外国人はふしだらな それに今日も遅刻したらしいわよ」
「すいませんでもね、ふしだらかどうかはわからないだろ」
と強く言うと
「男と抱き合ってそれも外国人と」
私は、一瞬ひらめいた。多分弟だ。
「弟ですよ、それに抱き合うのが挨拶ですから、姉弟で」
「わかるものですか」
「心配ご無用」

多分、弟だ。静岡から東京に出てきたのだろう。ようし今日は、初対面の歓迎会か
私は、慌てて妻のケイタイに電話した。
やっぱりね。だいたい男と女が抱き合ったぐらいで恋人どうしなんて考えるのは、古すぎるね。おばちゃんすこし世間のこと勉強しなされ。私は、まだ見ぬ義理の弟との抱擁をおもって緊張していた。





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最終更新日  2003年10月01日 17時32分15秒
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