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2003年10月09日
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翌日妻と共に入国管理局に出かけた。窓口で、配偶者ビザが取れたことを知ってふたりして抱き合った。まるでメロドラマのように。入国管理局の職員は、苦虫をつぶしたように私たちを見ていた。待合で待っていた他の国の外国人たちは、にやにやと、でも好意的な視線を向けてきた。二人の頬には、涙が伝っていた。もしかしたらだめかもと思ったこともあった。だからこうして、二人がお互いの存在をより強く認め求めあった結果だと思った。
もう季節は、春の顔をあちこちにのぞかせていた。そのことにその日はじめて気付いた。
頬に当たる風が春を運んできていた。ふたりして品川駅前のレストランに入った。
「私はうそつきじゃないだろ」
私が言うと妻が頷いていた。
妻の顔には、あふれ出そうな笑顔があった。
二人してビールで乾杯した。

その夜、ロシアのママに妻は、電話をしていた。輝く妻の瞳が幸せそうに輝いていた。妻のママとパパの険悪な関係はどこか隅においやられていた。


「沖縄に、行きましょう 泳ぎに。ママ楽しみにしている」
と妻がいきなり言った。
「うん、でもまだ泳ぐには、寒いかも」
「南の島でしょ」
「うん」
私は、4月でも泳げるのか心配だった。翌日旅行会社に電話をいれると泳げないことはないけど泳いでいる人は少ないでしょう。といわれた。つまりビーチにはそんなに人はいない。多分数人ぐらいだろう。ゆったりできるし寒い国ロシアから沖縄を訪れればパラダイスだろう。それに室内プールもある。ようし私は、すでにビーチにいる自分を思い浮かべた。妻とふたりしてエメラルド色の海の砂浜を歩く。想像しただけでもわくわくしてきていた。それに娘ともひさしぶれに会う。また小さなシンデレラに会えるのは、妻といる時よりも幸せだ。お父さんは若い女性が好き。若すぎるって。そうそう子供が好きなのです。ママと三人で、それに妻の母も加えていざ沖縄へ





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最終更新日  2003年10月09日 20時09分12秒 コメントを書く


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