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2004年01月15日
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男とは悲しいものそんなことを感じさせられた相談があった。別れた妻を忘れられない。多分、元奥さんのほうは、きっぱり新たな道を歩みだしているのだろう。彼は離婚して6か月 何かのきっかけで復縁できると信じているし、離婚した当時もすぐまた元に戻れると考えていたらしい。いまだに何で離婚になったか分かっていない。いやたぶん分かっているけれど分かりたくないのかもしれない。話を聞いていて思ったことは、仕事が第一という日本の男の典型のようなところだ。それに奥さんを母親的な存在として接して仕事の愚痴をぶっつけていたふしがある。彼女は、結婚にもっとやすらぎみたいなものを強くもとめていてその辺の価値観のギャップが背景にあるようだ。

一度壊れてしまった関係を修復するのは、並大抵ではない。恋愛当時は、見えなかったものが結婚という状況になってみえてくるといったことが多い。恋愛当時は、お互いに最良のカードをみせていればいいが、結婚した後は、いつも最良のカードを出すことが出来るとは限らない。その時お互いがどう考えられるかだ。私は、妻と出会ったとき、不運にも交通事故に遭い、仕事も失い、とても結婚などということを考えられない状況にいた。内心妻とのこの出会いは、うまくいかなくてもしようがないのかなと思ってもいた。

事故当時妻と私は車の後部座席に座っていた。追突の衝撃で、私と妻の体は、前部の座席に激しくたたきつけられていた。私の左手は、上腕を骨折していた。妻は、角度的に運良く、軽傷ですんだ。私は、反射的に、自分のことより妻のことを心配して言葉を発していたらしい。私は、混乱した中で記憶をすこし失いかけていた。最悪の状況の中、わたしが無意識的に、知り合って間もない彼女に対して取った言動が彼女に運命的なものを感じさせたらしい。私にしては、無我夢中、きっと彼女がよく評価してくれたのかもしれない。
格好をつけるつもりもないし別の女性のときそういった言動を取れたかどうかはきわめて
疑わしいけど・・。

骨折の治療やら仕事探しやらで、8ヶ月間二人は、国際電話で、ぽつりぽつりと分かる単語を並べて会話していた。ただ受話器からは、お互いの空気みたいなものも伝わってきていた。彼女は、必死に日本語を覚えていった。4ヶ月ぐらいで日常生活のおおざっぱな会話はできるようになっていたのである。最悪の状況で二人して考えた。私も、骨折が治るまで仕事にもつけないといったジレンマにいらいらしていた。

ただお互いに本音で話し合えた。つまり言葉が良く分からない分直接的な言葉にならざるを得ない分、日本人同士のようにうまく取り繕った会話ができなかったことが逆に良かったのかもしれない。皮肉にも言葉を多く知りすぎているほうがお互いの深い心理が読めないのかもしれない。
カモフラージュされた言葉は、耳障りが良いがお互いの本当の意思を理解し得ないこともあるのだということをはじめて実感した時もこのときである。言葉は、コミニュケーションの道具であって生き物だ。その時の状況で何とでも解釈できてしまうのが言葉でもあるのだ。だから、皮肉にも、国際結婚で言葉をうまく理解できるようになったら別れてしまったという笑えない出来事だってある。それは言葉を信じすぎてしまったことかもしれないし、また言葉以上の何かをカップルが共有できなかったからかもしれない。男と女この不可思議な存在。いつたい世の中のカップル、どんなに多くのドラマをもっているのだろうか  そして今を生きるということは私や妻そして娘にとってどういった出会いと運命をもっているのだろうか・・・・・・

今年1月自衛隊が復興支援の名の下にイラクへ派兵されようとしている。

復興支援という良い響きの言葉の裏にどんな意味が隠されているのだろうか?






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最終更新日  2004年01月15日 17時57分11秒 コメント(2) | コメントを書く


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Re:ロシア人を妻にした男の物語 その112(1/15)  
赤い彗星のシャア さん
言葉によるコミニケーションが100%通じないからこそ、逆にお互いに相手の気持ちや、考えていることなどを理解しようと懸命に努力することで、相手との絆が深まるのかもしれませんね。 (2004年01月15日 20時48分02秒)

Re:Re:ロシア人を妻にした男の物語 その112(1/15)  
samimai  さん
赤い彗星のシャアさん<br>そうなんです。言葉が通じないことがいい方向に向かうのです。だから国際結婚もうまくいったときは、日本人同士よりもっと良い関係になれる可能性があるんです。<br> (2004年01月16日 09時18分41秒)

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