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2004年09月20日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
私は、ピアノの音で目を覚ました。一体誰が弾いているのだろう??
そのピアノは、私の家の応接間に忘れ去られたように置いてあったもの。昔、妹がピアノをやっていた。そして、大きくなってピアノの先生などもやっていた。
しかし今は、誰も弾く人もいず静かにそこに思い出と共におかれていたものだ。

娘が弾いている。 めちゃくちゃな弾き方だが、ピアノに興味を持ったようだ。そうか家にはピアノがあったのだ。
娘が興味を持って弾いてくれると楽しいかもしれない。

そうか、我が家には、狭い応接間に、ピアノがあったのだ。
妹が幼い頃弾いていたそして、今、我が娘がそのピアノを弾いている。
時の流れを感じた。私の妹も、もういい年のおばちゃんになっていた。私だって、けして若くはない。いつか家庭を持つ夢をみながら長い独身生活を過ごしてきていた。
妹に子供が産まれ、自分の子供のように可愛かった。しかしやはりそれだけのことだった。


いつかそんな日が来る。それだけを思って生きてきた。希望を捨てないこと。投げやりになって人生を放り出そうとしたことだってあった。酔いつぶれて、街角で一夜を明かしたこともあった。寂しさや孤独に押しつぶされそうになったことも・・・・

ピアノの音がやんで、下におりていくと、娘が、玄関先に掲げていた、敬老の日の祝日の日の丸を振っていた。






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最終更新日  2004年09月20日 16時42分35秒
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