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「人は何のために生きているのか」……これは我々全ての人間に共通する永遠のテーマだと思う。政治のブログなのに、突然何を言い出すのだと驚かれた方々も多いだろう。だが、これは政治以上に重要なテーマだと思わないか?だからこそあえて問うたのだ。 以前、確か宗教関係者が「あなたは食べるために生きていますか?それとも、生きるために食べていますか?」と話していた。なかなか鋭い質問だ。私はどちらかというと後者だと思う。食べなければ生きていけないから(餓死してしまうから)。 だが、こういうことを意識しながら生きている人はほとんどいないのではないか。そもそも、極端に食糧が不足している国に生きていたり、食べ物を買う金がないといった場合を除けば、まず「食べない」ということはないはずだ。仮に、意図的な餓死を試みても、食欲がある訳だから無理だろう。自殺したいのならもっと手っ取り早い手段で図るはずだ。 「食べるために生きている」人々というのは、相当なグルメなのだろう。より高級で美味しいものを…という贅沢な人々だと思う。だが、そのような人々にとって生きる目的は、本当に食べることだけなのだろうか。ごく一部には本当に食べることしか頭にないという奇人はいるかも知れないが、大半は他にも目的があるはずだ。 「人は何のために生きているのか」……考えれば考えるほど悩まされる奥の深い、究極のテーマだ。
2011.12.01
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更新までもうしばらくお待ちくださいませ。
2011.04.30
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電車や路線バスに乗っていると,気になって仕方がないことあります。 携帯音楽プレーヤーから流れる音が漏れていることです。 今や音楽は手軽に持ち運べる(移動しながら聴ける)ようになりましたが,その一方で弊害も露呈しています。 要するに,マナーを守って聴いていない人々がいるのです。若年層に目立つ傾向ですが,他人の迷惑にさえならなければ,音楽を聴こうが読書しようが携帯電話を操作しようが眠ろうが構いません。しかし,電車・バスという,人々が利用する公共の場において,音を漏らすという非常識かつ身勝手な行為は,決して許されてはならないと思っています。 この問題に関して,私は2点の疑問を持ちました。 1つ目は,そもそもイヤホンやヘッドホンで聴いているのに,どうして音が漏れているんだ!?という疑問です。実はそれが最大の疑問なのです。 周囲の人々にも聴こえているということは,本人は相当な大音量で聴いているということになりますよね?やかましくないんでしょうか?若いのに耳が衰えてしまったんでしょうか?若いうちからこのように耳を痛めるようなことをすると,年をとったらかなり耳が遠くなって補聴器なしでは生きられなくなるのではないでしょうか? 2つ目の疑問は,自分が聴いている音楽が他人に聴かれることが恥ずかしくないのか,ということです。私だったら絶対に恥ずかしくてそんなことはできません。彼らは日本人としての美徳が根本的に欠如しているといっても過言ではありません。もはや自分が日本人であるという自覚を失っているのでしょう。せっかくヘッドホンを使っているのに音を漏らすなんて,本当にバカな奴らだなぁと思います。 ついでに併記しておきます。このような行為は若年層に目立つと述べましたが,大半は男性です。女性も見かけますが,少数派です。若い女性は携帯電話を操作する者が多いですね。これは他人に迷惑はかけていませんから構いません。しかし時々,通話をする者がいます。これは言語道断ですね。 携帯電話で思い出しましたが,以前,バスに乗っていた時,携帯電話を操作する初老の男性が同乗していました。彼は操作時に「ピッピッピッ」とボタン確認音を鳴らしていました。そのため運転手に「音が出ないようにしてもらえる?」と注意されていました。 ボタン確認音のような高い音というのは,年をとるにつれて聞こえ辛くなるそうです。しかし,バスの中である以上,他人に迷惑を掛けないようにしなければならないと思います。 前出の音楽プレーヤーの事例もそうですが,自分にとっては気にならないことでも他人にとっては気になって仕方がないことが世の中にはたくさんあります。公共交通機関の利用を選択し,乗車した瞬間,その人にはマナーを遵守するという義務が発生するはずです。 したがって,「乗っているのは自分だけではない,他にもいるのだ。だから迷惑を掛けないようにしよう」という意識を持つことが肝要だと思います。こういう意識を持つ人々が増えてくれることを願っています。
2011.01.11
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本年も「三一太福」をご愛顧くださいますよう,お願い申し上げます。
2011.01.01
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1年以上にわたって本ブログの管理を怠ってしまった。更新を楽しみにされていた方々には大変申し訳ない。 これまでの1年余,入院,身内の死亡,被災などといった,私の身辺に特段の変化などがあったわけではない。本ブログは政治を主軸に扱っているが,ブログの更新を怠ってしまった最大の要因は,何といっても日本政治に辟易してきたからだ。端的に申し上げれば,政治への関心が薄れてきたのだ。 昨年は我が国において史上初の政権交代が起こるという歴史的な年であったにもかかわらず,相変わらず私はブログの更新をしなかった。それは,政権が変わっても,どうせ日本は変わらないのだという,悲観的な見方をしていたからだ。 元来,自由民主党支持の私にとって,現在の民主党政権にはそもそも期待していなかった。できればもっと自民党政権が存続してほしかった。現・自民党の谷垣総裁の存在感が薄いように感じるのは気のせいかも知れないが,できれば「谷垣政権」というものが誕生してほしかったと今でも思っている。ただ,街頭に「谷垣で再始動」と書かれた自民党ポスターを見たことがあるが,どうもしっくりこない。 私の日本政治に対する関心が低下し始めたのは,麻生政権が誕生した2008年9月頃だったと思う。期待していた福田元首相が,特に大きな実績も残さないまま退陣してしまったのは今でも悔しい。今振り返れば,福田元首相という人物は官房長官としては一流だったが,どうも首相には不向きだったようだ。 今年は7月に参院選がある。3年前の参院選は安倍晋三首相の下で行われたが,自民党は歴史的大敗を喫し,民主党が大勝したのは皆さんもご記憶のことだろう。今年,谷垣自民党は,鳩山民主党を衆院解散・総選挙に追い込み,衆参ダブル選となって「谷垣政権」誕生の可能性でも出てこない限り,私の「政治の血」が再び熱くなることはないだろう。
2010.01.01
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広島に原子爆弾が投下されて今日で63年。広島県民はもちろん,唯一の被爆国である我が国の国民は,この日を忘れてはならないはずだ。日本国民の一人として,犠牲者の御霊に心から哀悼の意を表したい。 1945年8月6日午前8時15分,米国は日本を早期に降伏させるために原爆を投下した。米国は「早期に戦争を終結する上で必要だった」と原爆有用論を唱えている。原爆を使用しなかった場合,米国は沖縄の次に九州,本州へと上陸し,ソ連も参戦させて地上戦を展開する予定だったという。そこでは約100万人の人命が失われると試算していた。 広島では14万人以上,長崎では7万人以上が死亡し,確かに100万人よりは少ない。原爆を投下していなかったらさらに多くの人命が奪われていたかも知れない。だが,だからといって原爆投下を肯定していいのだろうか。3000℃を越す熱戦を浴びて亡くなった人々を思う時,目頭が熱くなる…。 投下した側の米国が肯定するのはまだしも,投下された側の日本の国民が肯定するのは論外だ。だが,昨年,原爆を肯定する発言をした人物が現職閣僚の中にいた。「しょうがない」と発言して防衛相を辞任した久間章生氏だ。日本人がそんな事を言うのを聞いたのは初めてだった。極めて非常識・不謹慎な発言としか言いようがない。特に久間氏は長崎の出身なのに,なぜ肯定できるのだろう,と不思議でならない。防衛相辞任と同時に,衆院議員も辞職すべきだったと思うが,次期衆院選では公認を得られないか,得られたとしても落選するだろう。 被爆者は年々減り続いており、約24万人だという。原爆の悲劇を,後世に伝えていく必要性がますます高まりつつあるのを感じずにはいられない。
2008.08.06
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2008.06.22
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2008.06.15
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初夏を感じさせる暑さに見舞われた今日,地元の菖蒲園を散策してきた。
2008.06.14
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2008.06.07
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2008.06.06
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2008.06.04
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ご無沙汰してしまった。更新を楽しみにされていた方々には申し訳ない。この通り,私は生きているので(笑)。 更新が滞っている最大の理由は,恐らく本ブログの当初の目的を完遂してしまったからではないだろうかと自身では分析している。つまり,「ポスト小泉」レースが終了して安倍政権が誕生した時点で,このブログの使命は終わっていたのである。 その後も政局絡みのネタで細々と運営は続けてきた。拍車をかけてくれたのは,昨年9月の安倍内閣総辞職・福田内閣発足という大きな節目である。とりわけ「ポスト小泉」の頃から福田氏を支持していた私にとって,再び「政治の血」が騒ぎ始めたのである。 ところが福田政権が誕生して以降は,これといった大きな政治ニュースがなかったため,ついつい本ブログの更新が滞ってしまったのである。 さらに,実は私は最近,政治に対する関心が薄れつつあるのを自覚している。その証拠に,最近の日記では政治以外の内容を扱っている。 あれほど盛んだった私の政治熱も,ついに冷めてきたようだ。というのも,最近は別の関心事に傾注しているため,以前ほど政治関連のニュースを収集・分析する余裕がなくなってしまったのだ。 とはいえ,今年は7月7日からは北海道洞爺湖サミットが開催されるし,年内の衆院解散・総選挙の可能性も否定できない。以前ほど関心を持って注目することは出来ないかも知れないが,なるべく今後も政治について考えていきたいと思う。
2008.05.01
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柔らかい陽射しに包まれた今日の午後,私は岐阜県内の某大型ショッピングモール内のシネマコンプレックスで映画『バンテージ・ポイント』を鑑賞した。 もとより私には映画鑑賞の習慣はない。映画館へ赴いたのも久しぶりのことで,約5年ぶりである。 そんな私が今回,『バンテージ・ポイント』を鑑賞するに至った最大の動機は,スペインの都市・サラマンカが舞台となっている点にある。 なぜなら,私の住む岐阜県とサラマンカ市は友好交流を行っており,同県内には「サラマンカホール」という施設まであるのだ。そういう訳で,自然と『バンテージ・ポイント』に対する親近感を覚えた私は,映画館へと導かれていったのである。 月曜日の今日はメンズデー。料金は\1,000。前売券よりも安価だ。座席を指定し,千円札1枚を女性スタッフに差し出す。 コーヒー(Sサイズ,\250)を片手に所定の上映室に入った私は,後部中央の座席に腰を下ろした。居合わせた観客は約10名と僅少。 米国大統領の狙撃を,8人の視点から描いているのがこの映画の特徴。したがって同じ場面が8回繰り返される訳だが,さすがに8回も大統領狙撃のシーンを見せられるのはいささか辟易する。 ただ,狙撃されるのは替え玉であり,本物の大統領は無事だったものの,まもなく誘拐される。 狙撃の直後に大統領に駆け寄ったと誤認されたスペインの刑事・エンリケはシークレットサービスに追跡される訳だが,車に跳ねられたのにもかかわらずよくも死なずに逃げ続けるなぁ,と息をのんで見守っていた。 テイラーがバーンズに追われる場面は壮絶なカーレースが展開されていたが,パトカーが普通乗用車に追われているのがなんとも面白い。普通は逆なのに。互いに発砲し合っていたが,車のタイヤをパンクさせてしまった方が手っ取り早いのでは…と思った。 容疑者は死亡してしまったが,大統領が無事に保護され,私は胸を撫で下ろした。1年前に引き続き,大統領の命を守りぬいたバーンズ。危険も恐れない彼の勇敢さには頭が下がる。
2008.03.17
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寒気が緩み,今日は久しぶりに暖かさを感じる日だった。私の住む岐阜では1週間ぶりに最高気温が10℃を超え,春の訪れを予感させる陽気に包まれた。 今日は近所のK中学校を訪問する用事があった。その帰途,私は同校に隣接する寺院の境内を散歩していた。9世紀に弘法大師・空海が創建したと伝えられる真言宗の寺で,私の家の檀那寺でもある。 境内を歩いていると,モモの花が咲いているのが目にとまった。3月3日の桃の節句に合わせたように,美しく咲いていた。 帰宅すると,今度は芝生にタンポポが咲いているのを見つけた。春は確実に近づいている。 寒さが緩んだとはいえ,三寒四温,また寒い日はやってくる。本格的な春の訪れまではもうしばらく辛抱が必要のようだ。
2008.02.29
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今日はG市立K中学校の,合唱=文化を発表する「文化集会」が開催されたので観覧してきました。 「共奏 共聴」というスローガンのもと,各学級が創り上げてきた合唱を披露してくれました。 昼食時間を挟み,朝から夕方近くまで同市内の音響に優れたホールを貸し切っての開催となった今回の文化集会。今年度は同校の創立60周年記念式典を兼ねての開催でした。 私は趣味で色々な中学校の合唱を聴きに行っています。その目的のひとつに,少しでも多くの合唱曲と出合い,愛好する曲を発掘することがあります。 今回,私の心に響き,新たに気に入った主な曲は「HEIWAの鐘」「自分らしく」でした。 本来であればもっと詳述したいところですが,このところ多忙で,これ以上は困難であります。申し訳ございません。 実は今回の中学校の後にも3~4ヵ所の中学校の合唱を聴きに行き,2月だけで100曲以上聴きました。現在,全曲の講評を執筆中である上,別の課題も抱えておりまして,当ブログを更新する時間的余裕がないのが率直なところです。 なお,各学校の講評は,完成次第,ホームページ上で公開する予定です。もうしばらくお待ちください。
2008.02.05
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6434名もの尊い命が犠牲になった兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)から,今日で13年。 震災当時,私はまだ幼かったこともあり,記憶は全くない。当時の首相は村山富市氏。2ヵ月後に起こった地下鉄サリン事件も含め,政権の経験が浅かった社会党政権にとっては対応に苦慮したことだろう。 私は今朝,地震発生時刻の午前5時46分に,犠牲者の御霊の安寧を祈り,黙とうをささげた。遺族でもなく,兵庫県民でもない私だが,やらずにはいられなかったのだ。 震災から13年を迎え,徐々に記憶の風化が指摘されている。被災した神戸市周辺はもちろん,各地でこの震災について語り継いでいかなければならない。その必要性は,年を追うごとに増す。 地震そのものを防ぐことは不可能だ。しかし,地震の被害なら防ぐことは可能だ。事前の備えさえ万全なら。阪神大震災の教訓を生かすことができなければ,再び大地震が発生した時の被害を縮小することはできない。学校や地域などでも防災教育を積極的に行っていってほしい。
2008.01.17
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自民党旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ古賀派(46人)の古賀誠会長(党選対委員長)と谷垣派(15人)の谷垣禎一会長(党政調会長)は、1月16日に東京都内で会談し、両派の合流で最終合意する。5月13日にお披露目のパーティーを開く。派閥会長は古賀氏で、谷垣氏はナンバー2として代表世話人に就任する。合流後の「中宏池会」は61人となり、第2派閥の津島派(68人)に次ぐ勢力となる。 2000年の「加藤の乱」による分裂から7年余を経て両派が合流するのは、年内に見込まれる衆院の解散・総選挙に備えるためだ。政界再編や「ポスト福田」に向けた影響力強化を狙う。古賀派幹部は「次期衆院選で自民党が大幅に議席を減らし、自民、民主の枠組みがなくなれば、大きなリベラル勢力は結集の核になる」と語る。 「保守本流」と言われながら両派は小泉、安倍両政権で冷遇され、合流構想は幾度となく浮上しては消えた。谷垣派が谷垣氏を次期総裁候補とすることを合流条件としたことに、古賀派内の麻生太郎前幹事長らを支持するグループが反発したことも大きい。 しかし、昨年9月の福田政権発足で両派とも主流派入りしたこともあり、谷垣派は「今は福田政権を支えるべきで次の総裁候補を論じるべきではない」(中堅)と合流条件の棚上げを決め、合流話は一気に進んだ。 次期総裁選を目指す谷垣氏にとっては、必要な推薦人20人を確保できる利点がある。合流に当たっては谷垣氏を総裁候補と明確に位置づけないが、総裁選経験者は谷垣氏だけ。いざとなれば一本化するとみて妥協した。 ただ、合流しても新派閥が一枚岩になる保証はない。先の総裁選で麻生氏を支持した菅義偉前総務相は古賀氏に「合流は妨げないが、次の総裁選は麻生氏を支持する」と明言。鈴木俊一元環境相らも菅氏と連動するとみられている。 谷垣派からも、「谷垣氏を総裁候補として認めてもらえなければ、事実上の古賀派への吸収合併だ」(中堅)との不満の声も漏れる。次の内閣改造で、古賀氏が誰を入閣候補として推薦するかをめぐっても派内がガタつく可能性もあり、合流の後遺症はしばらく続きそうだ。 「ポスト福田」にふさわしい人物のひとりとして谷垣氏を考えている私としては、「谷垣首相」誕生に弾みがつくわけで、両派合流について大いに歓迎している。本音を言えば谷垣氏が派閥会長となってほしいくらいだ。 できれば麻生派も合流して欲しいが、「ポスト福田」を狙っている麻生氏の派閥を取り込めないのはやむを得ないのかも知れない。
2008.01.08
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衆議院解散・総選挙…。今年,それが行われる可能性が高まっている。マスコミらが首謀して「解散風」を吹かせているような印象だ。 確かに前回の「郵政解散」に伴う総選挙が実施された2005年9月11日から2年余り経過しており,そろそろ行われても不思議ではない。来年の任期満了まで行われないことは考えにくい。 そうならば,果たしていつ行われるのか。やはりマスコミなどが指摘するように,私も7月の北海道洞爺湖サミット後ではないだろうかと推測している。 そこで私は,衆議院解散から総選挙までの日程を,以下のように予測してみた。 月 日衆院解散7月11日(金)公 示7月22日(火)投 開 票8月3日(日) 北海道洞爺湖サミットの閉幕が7月9日。1日おいて,サミット成功の余韻がまだ残る7月11日に福田康夫首相は解散カードを切る。憲法の規定により,衆議院が解散されたら40日以内に総選挙を実施しなければならない。選挙期間が8月8日~8月24日の北京五輪と重なると,有権者の自宅でのテレビ観戦の影響に伴う投票率低下を招くため,五輪前最後の日曜日・8月3日に投開票。解散をサミット閉幕の翌々日に設定したのもそのため。公示日が7月22日なのは,過去4回の総選挙はいずれも投票日の12日前だったため,今回もそれを適用した。 以上はあくまでも私の推測であり,実際にはどのような日程になるのか…?皆さんも今後の政局を注意深く見守ってほしい。
2008.01.03
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さて、平成20年代に突入したわけだが、今年の政界の最大の関心事といえば、やはり衆院解散・総選挙だろう。福田康夫首相は7月の北海道洞爺湖サミット後を視野に入れているようだが、実際にはいつになるのか、先は不透明だ。分かっているのは、それが今年中に実施されるということぐらいだろう。 衆院選に備えた動きは各党すでに始めており、自民党は復党した郵政造反組と「刺客」の候補者調整という課題を抱える一方、民主党は60を超す空白区の解消が急務だ。 衆院選で仮に自民党が敗北すれば、福田内閣は総辞職を余儀なくされ、自民党は野党に転落することになる。まさに「背水の陣」内閣だ。 果たして今年の政局はどのような展開になるのか。皆さんも国民の一員として、注目していてほしい。
2008.01.01
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今日は私の住む地域にある中学校の,3年生の2学期の財産=文化を発表・交流する「学年文化交流会」が開催されたので観覧してきました。 各学級が2学期の財産(達成できたこと)を発表したのち,合唱を披露してくれました。 ある学級では,挙手の場面になると,係の男子生徒が挙手を促す呼びかけをします。彼の粘り強い努力が実り,全員挙手が達成されたのです。全員が自分の意見を持ち,発表できるようになったことが財産となったようです。 また,別の学級では,今まで授業態度の悪かった男子生徒に対してクラスの仲間が注意し続けてくれていました。男子生徒は,「自分に呼びかけてくれる仲間を裏切るわけにはいかない。仲間の思いに応えなければならない」と思い直し,真剣に授業に取り組むようになったのです。彼が自分を変えたもうひとつの理由は,「進路を意識し始めたから」だそうです。やはり3年生は,進路という大きな決断・選択を控えているわけですからね。授業に対する姿勢を改善することこそ,学習意欲を高める上での基本と考えたのでしょう。このように,仲間を信じ,お互いの思いを理解し合い,よりよい授業をつくれたことが財産となったようです。 合唱の発表では,『OMNIBUS STAR 光年の旅』『親知らず子知らず』『走る川』『大地讃頌』などが披露されました。3年生らしい味わい深い合唱で,素晴らしいクリスマスプレゼントになりました。趣味で色々な中学校の合唱を鑑賞してきましたが,不思議とどの中学校も,3年生に関しては声量・口の大きさともに大きな生徒が多く,一生懸命さが伝わってくるのです。 終了後に音楽科の先生が「弱く歌うのと弱々しく歌うのとは違う」と指摘されていました。弱く歌うのは,文字通り意識的に弱めに歌うことだそうです。一方,弱々しく歌うのは,無意識のうちに弱めになってしまうことだそうです。楽譜上の記号でいうピアノやメゾピアノに注意して歌うことが必要なのですね。 進路選択を目前に控えた3年生。それぞれの進路実現に向けて,今を,精一杯大切にしてほしい,そんな気持ちで会場をあとにしました。
2007.12.25
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今年も残すところ10日を切った。つまり、10日後にはもうすでに年が変わっているのだ。今日まで過ごしてきた10日間と同じ日数をさらに過ごすと、新しい年になっている…。数日前とは何か違う年の瀬の気配を感じているのは私だけだろうか。もう、あと10日もないのだという緊張感・切迫感が、皆さんにはあるだろうか。いずれにせよ、時間は待ってくれない。残りの日々を、悔いのないものにするのかしないのか。どちらを選択するかは、皆さん次第だ。 さて、今日はなぜ休日なのかということを、どれだけの人々が理解しているのだろうか。決して単なる日曜日ではない。そう、国民の祝日だからだ。では何の…?そう、天皇誕生日だ。天皇陛下は本日をもって74歳になられた。国民の一員として、心からお祝いの気持ちを申し上げたい。 元号が平成に改められて来年で20年になる。平成20年代への突入だ。天皇陛下の即位20年の記念行事も行われるそうだ。55歳で即位された天皇陛下も74歳になられたわけだが、まだまだこれからだ。もっともっと長く生きていってほしい。父の昭和天皇は87歳で薨去された。まずはこの87歳を目標に頑張ってほしい。天皇陛下が仮に87歳まで在位すると平成時代は、平成32年ないし33年までとなる。100歳までなら平成45年ないし46年までとなる。また、仮に昭和時代と同じ64年まで続いた場合、天皇陛下は118歳ないし119歳まで在位されることになるが、さすがにそれまでは難しいかも知れない。 ところで私は今日、天皇誕生日に関するどのようなことをしたのかというと、まず「お誕生日おめでとうございます」という心からのお祝いの気持ちを持った。これくらいは国民全員がすべきだと思う。2つ目は、インターネットで天皇誕生日に関する記事を読んだ。3つ目は、現在、まさにこのように天皇誕生日に対する思いを述べていることだ。ここまでする国民が、果たしてどれだけいるのだろう。大半の国民、とりわけ若年層は、天皇誕生日に関して何も考えず、ただ連休だからといって遊びに出かけてしまっているのではないだろうか。 さて、天皇陛下においては、今後もわが国の象徴として、いつまでもお元気でいられることを願っている。いや、むしろ皇太子ご夫妻に男子が誕生するまでは心配で死ねないのではないか。だが、現実的に考えると今後ご夫妻にお子さまが誕生する可能性は低いのではないか。それは、雅子さまの体調の問題があるからというのもあるが、彼女の年齢がお子さまを産むにはどうかと思う。もう44歳だ。体力的に難しいのではないか。体調も徐々に快方に向かっているとはいえ、当分はお子さまは出産できない。あまり長引くといずれは閉経を迎えてしまう。こちらも切実な問題だ。確実に出産ができない体になってしまうのだから。 ここまで考えると、愛子さまが誕生した時のことを思い出す。この時もしも男子が生まれていたら、天皇皇后両陛下もとりあえず一安心できただろうにと思う。それから、愛子さまが生まれる前に、雅子さまは流産をされている。この流産したお子さまがもし男子だったら…。本当に惜しい。雅子さまへの過剰なストレスを与えたマスコミなどが憎い。 だが、最も疑問なのは、なぜご夫妻はご成婚から愛子さま誕生までに8年も要したのか、ということである。果たして本当の意味で打ち解けい、愛し合い、仲睦まじい夫婦なのか、と疑わざるを得なくなってしまう。両陛下のご成婚から第一子である皇太子さまが誕生するまでに要した期間は、わずか10ヵ月である。驚くべきスピードだ。1年もかかっていないのである。結婚してまもなくご懐妊、ということである(笑)。国民にとっては「ミッチーブーム」の余韻に浸っていたさなか、早くもうれしいニュースが流れ、二重に興奮していたことだろう。確かに10ヵ月は早いが、当時皇太子だった陛下は、皇太子としての自覚があり、お世継ぎのことをきちんと意識されていたのだ。今の皇太子さまも見習わなければならなかったのではないか。 いろいろなことを考えてみても、皇太子ご夫妻に今後、お子さまが誕生する可能性はゼロに等しいと断定してもいいのではないだろうか。残念ではあるが…。だが幸い、昨年は秋篠宮ご夫妻に皇室では41年ぶりとなる男子・悠仁さまが誕生した。皇太子さま、秋篠宮さまの次の世代の皇位継承者が確保されたわけで、ひとまず安心できる。秋篠宮ご夫妻は、皇室のことをしっかりと考えていらっしゃって素晴らしい。紀子さまも当時40歳で、最後のチャンスだったと思う。これがもし女子が生まれていたらだったら状況が変わっていただろうが。 来る平成20年まで10日を切った。より「価値」のある来年を迎えるために自分は今,何をすべきか,そろそろ真剣に考え始めなければ年を越してから後悔するのは確実だと危惧しているのは決して私だけではないことを信じたい。
2007.12.23
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2007.12.10
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今年も残すところ1ヵ月となった。同時に,平成10年代も残り1ヵ月と言うことができる。1ヵ月後にはすでに平成20年だ。この節目を機に,10年間を振り返ってみるのも悪くはなさそうだ。 例年のことながら,この時期になると1年が過ぎるのは速いものだと感じる。いよいよこの二度とない平成10年代最後の年=平成19年という年の終焉が近づいているのだ。それを再認識する時,自ずと緊張感だとか切迫感だとかいうものも生まれてくるものだ。 ところで「時間」に関する興味深い記述を見つけた。倫理学者の熊野純彦東京大学助教授の著書『メルロ=ポンティ 哲学者は詩人でありうるか?』の一節を以下に紹介させていただきたい。 時間が流れるためには,「ひとつの現在」が,つまり,私の現在が必要である。さらに「かつて」とか「いつか」とかと呼ばれるふたつの非現在,あるいは「非存在」が必要なのである。この現在,ひとつの現在もまた不断に到来し,絶えず過ぎ去ることで,ひとつの現在なのであり,つまり非存在となることで現在なのであるから,時間は3つの「非存在」を必要としているといってもよいだろう。この3つの非存在によって時間は現在から現在へと移行し,「流れる」。あるいは現在から現在へ移行するのだから,時間はみずからを流す。 時間とは時間がみずから流れる,みずからを流すことである。時間のうちで運動するものであるなら,他のものによって動かされて運動する。時間は,しかし,それみずからが流れなければならない。その意味で時間は,じぶんでじぶんに触れること,じぶんを触発することで,時間として流れ,そのように流れることで時間となる。しかも,時間そのものを私が構成するわけではないにしても,時間はつねに私をとおって流れ,滲みだしてゆくかぎり,時間によるこの自己触発は,私の自己による自己の触発,私の自己触発でもある。 いずれにせよ,時間の流れというものは川の流れのように止めることはできない。大切なのは,与えられた時間の中でどのように生きるか,ということではないのだろうか。より「価値」のある来年を迎えるために自分は何をすべきか,そろそろ本格的に考えなければならない時に直面していることを自覚せずにはいられない。
2007.12.01
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2007.11.30
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2007.11.27
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2007.11.23
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2007.11.19
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2007.11.17
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2007.11.15
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2007.11.14
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2007.11.11
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2007.11.10
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2007.11.05
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2007.11.03
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2007.11.01
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2007.10.30
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2007.10.24
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楽天会員の皆さん!お願いがあります!アンケートに協力してください!特に小学生・中学生・高校生のお子さんをお持ちの方にお願いがあるのです。もちろんそうでない方でも構いません。それは、あなたの地域の小学校・中学校・高校は「合唱」は盛んかどうか、ということです。私の場合、出身の中学校が合唱の盛んな学校だったのですが、その影響で各学校の「合唱」の取り組みについて研究するようになったのです。基本的には各学校のホームページで情報を収集しているのですが、それだけでは不十分なのです。そこで、楽天会員の皆さんの生の声を頼りにさせていただきたいと思うのです。どうかご協力をよろしくお願いします。ご協力いただける方は、 こちら からどうぞ。その際、都道府県名、学校名、合唱が盛んかどうかを明記してください。また、合唱を発表する機会(合唱祭、合唱集会など)があるかお分かりの場合はそちらも併記してください。たくさんの楽天会員の皆さんのご協力をお待ちしています!
2007.10.20
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ご無沙汰しておりました。このところ分刻みの多忙な生活が続いており,当ブログの更新を,私の遂行すべき事柄の優先順位の上位に維持することが困難となっていたのです。更新を楽しみにされていた方々に対しましては,大変申し訳ないことをしてしまった,と深く後悔していると同時に,心よりお詫び申し上げます。今後は更新の間隔の縮小に努めていく所存です。 さて,私は岐阜県民でありますが,10月13日,岐阜の新たなランドマークとなる超高層タワー「岐阜シティ・タワー43」がオープンしましたのでご紹介いたします。 名称からも連想できるかと思いますが,地上43階,高さ163mの高層ビルです。商業施設,分譲マンションを核に構成されており,高齢者向け住宅,展望室なども備えています。 展望室まで足を運んでみようと試みたのですが,無料だからでしょう,大勢の人々が列をつくって並んでいたため,もう少し落ち着いた頃に再挑戦しようと思っています。 これまで岐阜にはこのような高い建物がなかっただけに,この「岐阜シティ・タワー43」の誕生は,ドーナツ化が進む中心市街地活性化の起爆剤となることが期待されています。 この「岐阜シティ・タワー43」は,JR岐阜駅前にその雄姿を構えています。岐阜にお越しの機会がありましたら,ぜひ一度お立ち寄りください。
2007.10.13
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10月1日に発足した「日本郵政グループ」とは、一体どのような事業グループなのでしょう。 日本郵政グループとは、日本郵政株式会社及び傘下の郵便事業株式会社・郵便局株式会社・株式会社ゆうちょ銀行・株式会社かんぽ生命保険の総称。「JPグループ」などとも呼ばれることもあります。この日本郵政グループは、常勤職員数が合計約24万人、総資産は338兆8300億円という巨大な民間企業。【日本郵政株式会社】グループの中核となる持株会社。【日本郵便】郵便業務及び印紙の売りさばき業務を営むことを目的とする株式会社。郵便の収集、区分、配達などの郵便の窓口業務は、一部郵便専門局を除き、郵便局会社が担当。【ゆうちょ銀行】銀行業を行う株式会社。ゆうちょ銀行は総資産が約226兆円で、現在業界トップの三菱UFJフィナンシャル・グループの約187兆円を抜き、2007年現在、世界最大の銀行。【かんぽ生命保険】生命保険業を行う株式会社。総資産額において現在業界トップの日本生命保険を抜き、総資産約114兆円で日本最大の保険会社になる見通し。【郵便局株式会社】日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の業務の窓口となる株式会社。コンビニ最大手セブンイレブン店舗数の約2倍、約24,600局を持つ日本最大の店舗網に。
2007.10.03
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10月に入りました。朝晩の冷え込みには秋を実感させられます。街に出てみますと,衣替えした人々が目立ってきましたね。これから冬至まで,徐々に夜の時間が長くなっていく訳ですが,この機会に読書に親しみたいと考えています。 さて,この10月のスタートと同時に変わった最大の出来事といえば,やはり郵政民営化でしょう。これまで郵政公社によって行われてきた業務が日本郵政グループ(JP)に移行するわけです。この「JP」とは,「Japan Post」の略ですが,果たしてJRのようにこの略称が浸透するのかどうか,疑問です。おそらく我々は今後も「郵便局」という名称を使い続けるのではないだろうかと思います。 郵政民営化といえば,やはり2005年を思い出します。郵政民営化関連法案の審議中,衆議院は僅差で通過したものの参議院では否決されたため,当時の小泉純一郎首相は衆議院を即日解散。あれは8月8日でしたね。直後の記者会見では,自らをガリレオ・ガリレイに例え,民営化の必要性を説いていたのが印象的でした。 翌日が長崎原爆投下から60年の日でしたが,前日は何事もなかったかのように小泉首相は祈念式典に参列,首相という仕事の激務を改めて痛感しました。安倍晋三前首相とは裏腹に,5年5ヵ月間,よく健康に恵まれたものだと思います。 総選挙の期間中,私も小泉首相の街頭演説を聞きに行きましたが,身動きが取れないほどの聴衆でした。そして9月11日,自民党は歴史的な圧勝。事実上,国民は郵政民営化を信認したため,参院側も民意を尊重すべきだという意見が大勢を占め,再審議の結果,郵政民営化法が成立したわけです。 民営化はしましたが,大きな変化はありません。ただ,今後,はがきなどの値段が上がるのではないか,過疎地の郵便局は維持できるのか,という懸念はあります。 中曾根康弘元首相はJR,JT,NTTを発足させ,成功を収めましたが,小泉元首相の場合は果たして…?評価できるまでには,もう少し時間がかかりそうですね。
2007.10.01
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官房長官辞任後の福田氏は,再び入閣することはなく,小泉・安倍両政権から一定の距離を置いていた。 2006年の総裁選では,マスコミを中心に「麻垣康三」(本サイトでは「三一太福」)の一人として出馬が取り沙汰されたが,最終的には断念。これにより安倍晋三首相の圧勝に終わった。 そして2007年9月12日,安倍首相が退陣表明。自民党の複数の派閥から総裁選出馬を要請された福田氏は,最終的に出馬を決意。昨年はマスコミを避け,出馬の意思を明確にしない戦略(?)を貫いていた福田氏だが,今回は一変して意欲満々な様子が印象的だった。 さて,71歳の福田氏が首相になれば,憲政史上5番目に高齢の首相が誕生することになる。戦後でみてみても,幣原喜重郎元首相の73歳,宮澤喜一元首相の72歳に次いで3番目に高齢なのだが,福田氏と同じ71歳で就任した首相がいた。その人物こそ,福田氏の父・福田赳夫元首相だ。 つまり,福田氏が首相になれば,我が国の憲政史上初の親子の首相が誕生するだけでなく,その親子が同じ年齢で首相に就任することになるのである。これは運命的ともいうべき偶然だ。 病気を理由に退陣する安倍首相の後継が71歳の福田氏になれば,高齢批判も出てくるだろうが,私はその心配はないと思う。なぜなら,父親の福田元首相は退陣後も85歳まで現役の衆院議員として活躍し,90歳で死去。さらに福田元首相の妻,つまり福田氏の母親は,95歳で存命中だ。福田家は長寿の家系なのである。 自民党所属国会議員のみならず,世論からも麻生太郎氏を上回る支持を得ている福田康夫氏。「福田首相」誕生の瞬間は,刻一刻と迫っている。福田氏の横顔(上)福田氏の横顔(中)
2007.09.18
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「けじめをつけなきゃいけない。これから重要な法案(年金制度改革関連法案)の審議が待ったなしという時に,よく考えた決断だ」 福田氏は官房長官辞任の前日,首相官邸で小泉首相と向き合い辞意を伝えた。小泉首相からは「考え直してくれないか」と慰留されたが,福田氏の辞意は固く,最終的に小泉首相を了承させた。「一度決めたことはすぐにやったほうがいい。逡巡(しゅんじゅん)したようにみられる」とこだわった。 後任となる細田博之元官房長官が「あまりに潔すぎるのでは」と話すと,福田氏は言葉に力を込めた。「いろんなことを考えると,今が決断の時なんだ」 最後の記者会見で福田氏は,自ら用意した辞意表明を一気に読み上げると,記者の質問には答えようとせず,手にしたファイルをパタンと閉じ,そそくさと会見場を後にした。 福田氏は,手堅い印象の割には失言もあり,2002年6月,将来の非核三原則の見直しを示唆したオフレコ発言で国会は空転。2003年7月,早大生らによる集団暴行事件に関連し「女性が裸のような格好をしているのが悪い」と発言したと一部のマスコミで報道され,野党の追及も受けた。 2004年3月には,社会保険庁が年金啓発で起用した江角マキコさんの年金未納問題に関連し「いやー,おもしろい話って言ってられない話,深刻な話ですね。ちょっと間の抜けた感じもするけどね。あえてそういう人を選んだのか」と述べ,さらに辞任の10日前には,自らの納付歴について「公開しろと国会で決めるなら従うが,個人情報そのものだ」と木で鼻をくくったような対応をしたことが,「内閣のスポークスマン」としての命取りとなったのだった。福田氏の横顔(上)
2007.09.17
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福田赳夫元首相の長男の福田康夫元官房長官と,吉田茂元首相の孫で鈴木善幸元首相の義子の麻生太郎幹事長の一騎打ちの構図が確定した自民党総裁選。今回は福田氏の横顔を紹介する。 福田氏は,衆院群馬4区選出の71歳。早大卒業後,丸善石油(現:コスモ石油)に入社。17年余りのサラリーマン生活を経たのち,父の首相就任を機に首相秘書官に転身。衆院議員に初当選したのは1990年で,既に53歳になっていた,いわば遅咲きの政治家。 2000年の森政権時代に女性スキャンダル問題で官房長官を辞任に追い込まれた中川秀直前幹事長の後釜に抜擢され,初入閣を果たす。失言続きの森喜朗元首相を支える「弁明長官」と呼ばれたが,2001年に森元首相の退陣を受けて発足した小泉政権で続投すると,ひょうひょうとした持ち味を発揮。「影の首相」「福田官邸」などと皮肉られるほどの実力者だった。 政策面では,小泉政権発足直後の2001年5月,ハンセン病訴訟をめぐり,政府内で支配的だった「控訴して和解」の方針を転換させ,控訴断念のレールを敷いた。イラクへの自衛隊派遣や日本人人質事件では「情報統制」と批判されるほどの徹底した秘密主義を貫き,小泉首相を補佐した。今回の総裁選において,多数の派閥から圧倒的な支持を得ているのは,このように内閣を実務の要として支えてきた実績からだろう。 官房長官在職が歴代1位となった2004年4月6日の記者会見では「今は秘密主義長官ですか。影の外相,影の防衛庁長官といろいろ名前がありますが,しょせん影ですから。」と記者をけむに巻く余裕さえ見せていた。 ところがそのわずか1ヵ月後の5月7日,福田氏は突然,官房長官を辞任した[在任期間:3年半(通算1289日)]。辞任の理由は,当時,次々と発覚していた国会議員の国民年金保険料の未納問題で,福田氏自身も未納の期間があったためだ。さらに,それを公表するまでの対応の仕方に不手際があり,内閣のスポークスマンである官房長官として,政治に対する国民の不信感を招いた責任問題は避けられないと判断したためでもある。辞任に追い込まれる前に自ら「けじめ」をつけることで,他の「未納」閣僚への責任論を封じ込め,政権への影響を最小限に食い止めたいとの思いもあったようだ。結局,福田氏以外に辞任した閣僚は一人もいなかった。
2007.09.16
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福田康夫元官房長官がついに出馬した。出馬表明の記者会見では,政権への強い意欲を感じた。これまでの福田氏の態度とは一変していたのが印象的だった。 かねてから福田氏が首相に最もふさわしいと思ってきた私にとって,今回の福田氏の出馬には感動した。近年で最も感動した出来事だ。しかも首相就任が確実視されている。昨年の安倍政権誕生で失望していた私だが,ついに本命・福田氏の出番が到来したのだ! 現在の難局に対して先頭に立って乗り越えていける能力を備えている人物が,福田氏以外にいるだろうか。ここはやはり,安定感とバランス感覚に定評のある福田氏が適任だ。この非常時に「人気だから」という理由で他の人物を選んでいる余裕はない。安倍首相みたいに失脚するからだ。 福田氏が首相に就任すれば,森・小泉・安倍・福田と4代連続で同じ派閥から首相を輩出することになるが,そんなことは偶然にすぎない。もはや派閥云々という時代ではないはずだ。しかも今回は,他派から福田氏を擁立した格好だから,他派も「4代連続」を容認していることになる。いかに福田氏が幅広い支持を得られるほど有能な人物かが分かる。 官房長官を3年半も務めた福田氏だから,長期政権の可能性は十分に期待できる。米国のブッシュ大統領の父親は,息子同様,大統領を務めた。だが日本にはそういう例はまだない。福田氏の父親は福田赳夫元首相だ。しかも福田元首相が首相に就任した時の年齢は息子の福田氏と同じ71歳。何か運命的なものを感じる。日本の憲政史上初の親子の首相誕生が実現する日も,そう遠くはないだろう。
2007.09.15
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退陣表明した安倍晋三首相が入院。総辞職したわけではないので,一応はまだ首相在任中の安倍首相ですが,入院したことですでに政権の表舞台から去ったような感じです。「安倍前首相」と呼ばれるようになるのも間もなくですね。 安倍首相が退陣表明した日,与謝野馨官房長官は,安倍首相の辞任の一因として健康問題を挙げていましたが,実際に翌日には入院してしまいましたね。 疑問なのは,なぜ安倍首相は自らの口で健康問題について語らなかったのか,ということです。 安倍首相本人は退陣の理由として「局面の転換」を強調していましたが,それではこのタイミングでの辞任に納得できないのではないでしょうか。「首相の職を続けるには体調が限界に至った,だから職を辞することを決意した」と説明した方が,まだ理解できると思います。 さらに,記者会見の中で安倍首相からは謝罪の言葉が一言もありませんでした。国民の高い支持を背景に就任した首相が,国民に謝罪もしないまま退陣する…。こちらも納得できません。 ただ,そんな安倍首相を支持した,国民にも責任があると思っています。 首相就任前から世論調査で常にトップの支持を得ていた安倍首相。しかし就任後は強力なリーダーシップを発揮できないまま政権を放棄。「人気だから」「若いから」という短絡的な理由で何となく安倍首相に期待していた国民の責任というものも免れないのではないでしょうか。そういう国民に,辞任を批判する資格というものが,果たしてあるのでしょうか。私自身は「ポスト小泉」が騒がれ始めた2005年頃から一貫して安倍首相誕生には悲観的でしたが…。
2007.09.14
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安倍晋三首相の後継を選ぶ自民党総裁選をめぐり、9月13日、党内最大派閥の町村派に所属する福田康夫元官房長官が出馬する意向を固めた。 かねてから福田氏が首相に最もふさわしいと思ってきた私としては、非常にうれしいニュースで、早くも興奮している。昨年は出馬を見送った福田氏だが、今回は出てくれる!!最後まで応援していくつもりだ。 総裁選をめぐっては額賀福志郎財務相が出馬を表明しているほか,麻生太郎幹事長も14日に出馬表明を行う見通し。 一方、総裁選日程について、自民党は本日午後、臨時総務会を開き、「14日告示・23日投開票」とすることを正式に決めた。 福田氏は13日夕、伊吹派幹部に「(総裁選に)出る」と伝えた。町村派名誉会長の森喜朗元首相が水面下での各派との協議に入った。これに先立ち福田氏は、同派会長の町村信孝外相と党本部で会談。福田氏は「出馬に向け、目下検討中だ。」と記者団に語り、出馬の可能性を示した。 安倍首相が突然、退陣する事態となったことで、自民党内には麻生氏の連帯責任も免れないとして「麻生包囲網」構築の動きが出ている。こうした勢力からは、難局乗り切りには「安定感のある福田氏以外にない」と、福田氏の出馬に期待する意見が台頭しており、麻生陣営との駆け引きが活発化している。額賀氏が所属する津島派は、対応を津島雄二会長に一任した。 執行部は当初、総裁選日程を「14日告示・19日投開票」で提案したが、選挙期間が短過ぎるとの反発を受け再考。選挙期間を4日間延ばすことで総務会の了承を得た。衆参両院での首相指名選挙は25日に行い、同日中に新内閣を発足させたい考えだ。 立候補受け付けは15日午前11時から30分間。その後、候補者は共同記者会見を行うことにしている。総裁選は党所属の衆参国会議員の387票と、各3票が割り当てられる47都道府県の141票を合わせた528票で争われる。
2007.09.13
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安倍晋三首相辞任の速報が流れる直前まで,私は午後1時から始まる予定だった国会代表質問の中継を見るため,テレビの電源を入れて待っていました。 ところがその時,速報が飛び込んできたのです。「安倍首相が辞任する意向を持っている」「まさか!?」と思いましたが,直ちに冷静さを取り戻し,随時伝えられる速報を頼りに,情報収集に着手したのでした。 実は私自身,辞任の予兆のようなものは感じていました。 10日朝に訪問先のシドニーから帰国した安倍首相は,そのまま出勤,午後からは国会にて所信表明演説をこなしていました。翌11日,午後に面会した津島派会長の津島雄二税調会長は,報告にまったく関心を示さない安倍首相の態度を「不審に思った」と述べています。心配した中川秀直前幹事長は「一人で何でも抱え込んではいけない」と声を掛けたものの,安倍首相は「風邪をひいた」と言い残し,午後5時半前,公務を切り上げて早々と公邸に戻ったのです。そして翌12日…。辞任を正式に表明したのです。 与謝野馨官房長官も12日午後の定例記者会見の中で,安倍首相の辞任の理由の一因として「健康問題」を挙げました。どうやら安倍首相の健康状態は相当厳しいようで,特に8月下旬のインド・東南アジア,9月上旬の豪州訪問と外遊が続き,体調不良が続いていたそうです。 首相官邸筋によると、安倍首相は最近,胃腸の調子が悪く,おかゆを食べることが多かったようです。8月下旬のインド訪問でも,刺激の強いスパイスの多い現地料理ではなく消化の良いメニューを特注。帰国後は公邸で点滴を打つこともあったようです。 それにしても,このタイミングでの辞任はやはり腑に落ちません。参院選惨敗直後に辞任すべきだったという声をよく聞きますが,私は主要国首脳会議(ハイリゲンダムサミット)から帰国した6月上旬には退陣すべきだったと考えています。そうすれば参院選は新しい総裁のもとで戦えた訳ですから。 しかしながら,健康問題があるとはいえ,直前に「職を賭す」と宣言した以上は,もう少し,せめて国会閉幕までは職責を果たすべきだったと思います。在任中に病に倒れて急逝した1980年の大平正芳元首相,2000年の小渕恵三元首相のように,命懸けで取り組む必要があったのではないでしょうか。
2007.09.12
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安倍晋三首相は9月12日,辞任の意向を表明した。 自民党の麻生太郎幹事長は,記者団に「首相から直接辞意をきいているのか」と質問されると,「はい」と答えた。また,辞任の理由について「議会での求心力がない」と答えた。 安倍首相は辞任の理由について「海上自衛隊によるインド洋での給油活動の継続をめぐり,民主党の小沢一郎代表に党首会談を申し入れたが,断られたため」と話した。 また安倍首相は周辺に「疲れた。政治的エネルギーもなくなった。」と漏らしていたという。 本日午後1時から予定されていた国会代表質問は,中止になった。 本日午後2時より,安倍首相は首相官邸で緊急の記者会見を開き,辞任の理由などを明らかにした。 記者会見の中で安倍首相は,「今月下旬に開催される国連総会には新しい首相が出席した方がいい」と述べた。 与謝野馨官房長官は,安倍首相の辞任の一因として「健康問題」を指摘した。 今後,後継総裁選出に向けて動きが加速するのは必至。安倍首相は,新しい自民党総裁が選出されたのち,総辞職に踏み切る構えだ。
2007.09.12
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