気ままなデジカメ片手の散歩路

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2008年01月27日
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カテゴリ: 写真散歩
安政二年十月二日(1855)午後十時ごろ
江戸に直下型大地震(阪神淡路大震災とほぼ同じ)が襲った。
多くの倒壊と火災により江戸は甚大な被害をうける。

その翌年 安政三年に

歌川広重の「名所江戸百景」略して「江戸百」の
一作目『芝うらの風景』が売り出され
以後次々と安政五年までつづく。


名所絵として(ゴッホやモネに強い影響まで)
名高い広重の浮世絵が大災害の直後


「江戸百」は単なる美しい名所絵ではなく
巧妙に隠されたメッセージ性をもつ連作ではないだろうか?

豊富な資料を元に検証しながら推理していくのは

原信田 実(はらしだ みのる)
『謎解き 広重「江戸百」』集英社 2007年

∵‥∵∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴‥∵


著者が 推理を始めるきっかけになった作品が

『浅草金龍山』


広重「江戸百」謎解く


(手前にあるのが 本の実物で
 本の表紙のバックになっているのが作品『浅草金龍山』です)


雷門の一部を近景に 中央に宝蔵門

(小さくて良く分からなかったらすみません)

雪景色の中で
白と赤のコントラストが美しい。


(もう写真のネタばれですね。現在の浅草寺で撮りました)

   ・   ・   ・   ・



  地震によって折れ曲がっていた
  五重塔の上にそびえる 九輪の修復が終わったことをつきとめ
  実際に描かれたのは夏なのに冬景色にした意味を解明した。

  それは江戸の人々の 「めでたい気分」
  災害から復興する 世直しの喜びと希望などの
  メッセージを込めて伝えたい。
  だから 紅白に仕立てたのではないだろうか!


いや~納得! 納得。

制作した時代と状況を鑑みれば
作品の見方に奥行きが出ますよね。

広重「江戸百」の名作の見方が変わってきましたよ。


『謎解き 広重「江戸百」』で
他の名所絵にも こんな隠された意味があるなんて
驚く実に多くの新事実を知りました。


∵‥∵∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴‥∵

てなわけかどうか 急に

わたしは 「浅草寺」に 「お参りに行かなきゃ!」と。

それも 江戸の人々が信心していた 当時の気分を探しに。


半日 『謎解き・・・』とデジカメを片手に

「浅草金龍山」を じっくり歩いてまいりました。


その 写真報告は 次回とさせていただきます。





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最終更新日  2008年01月28日 02時41分57秒
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