June 23, 2006
テーマ： ジーコ日本代表(421)
カテゴリ： スポーツ
日本 １－４ ブラジル
日本は、前半34分、三都主のスルーパスから玉田が左足でＧＫジダの頭上を破るかのような豪快な一撃を突き刺す。
もしかしたら、奇跡が起こるかもって、この瞬間はだれもが思ったはず。
前半の支配率は日本40対60ブラジルの数字が示すとおり圧倒的だった。
しかし、川口がマイアミの奇跡をほうふつさせる神がかりのオーラを放ちはじめ、
ブラジルもやはりジーコ率いる日本に対してゴリゴリと点を取りに行く姿勢は見せなかった。
前半ロスタイム、あと数十秒で笛が鳴るというところで決まったロナウドの同点ヘッド。
マークがズレはじめていた日本には、間違いなく油断があったはずだ。
ブラジルにとってこのゴールは、ジーコの呪縛を解くきっかけとなってしまった。
後半は、サブメンバーのアピール合戦が始まった。
後半８分、ジュニーニョ・ペルナンブカーノの魔球ＦＫがさく裂する。
川口もこの無回転のブレ球を“わかっていて”も弾けなかった。
後半14分にジウベルトが、そしてロスタイムには再びロナウドが非情のゴールを突き刺した。
これで、ロナウドは、通算14得点、ミュラーに並んだ。
日本は、前２試合と比べ、格段にコンディションを上げてきた世界王者との戦いを別にすれば、
オースラリア、クロアチアには勝ってもおかしくなかった。
日本はベスト16に進出しても十分に戦えるチームだ。
しかし同時に、大会への準備が完ぺきにできていたかと問われれば疑問が残る。
例えばフィジカル。日中の試合が続いたとはいえ、それは最初からわかっていたこと。
また、常に話題となるプレッシングのスタート位置と押し上げの連動は、結局ボンでも
話し合われるなど、最後まで統一できなかったのではないか。
さらに得点状況に応じた戦い方の徹底、スカウティングは生かされていたのかなどなど、
決めごとさえあれば日本はもっと戦えたと思えてしまう。
ジーコ監督は選手に自主性を求めた。
だがサポーターが求めた勝利と日本らしいサッカーはこの３試合で見ることはできなかった。
パラグアイのように、突破の可能性が消えて若手に経験を積ませるということもできない。
ただ出場し、敗れた日本。
最後にジーコ監督が語った、今の日本の課題は。
「一つはプロフェッショナリズム。海外でプレーする選手は多いが、あまり試合に使われていない。後はもっと体の強い選手が必要。このままでは、日本にはハイボールを使えばいいと思われる」
次の２０１０年のＷ杯には、この屈辱をバネに決勝Ｔに進出して欲しい！
クロアチア ２－２ オーストラリア
クロアチアは、スルナが前半２分に約２５メートルのＦＫで鮮やかに決めた。
だがこの１点を守ろうという意識が出たのか、勢いに乗れなかった。
その後、オーストラリアにＰＫで追いつかれた後、後半１１分にはＮ・コバチのシュート
が決まり、再び勝ち越し。
最後は、３４分にオーストラリアのパワープレーで失点した。
この試合でもヒディングの采配が光ましたね。
ここまで、采配で試合が左右されるんですね。
次の監督は、名声ではなく名監督を期待します。
ガーナ ２－１ 米国
初の決勝トーナメント進出を決めたガーナのアッピア主将が誇らしげに言った。
「われわれはガーナだけでなく、アフリカ全体を代表しているんだ」。
今大会は苦戦が続くアフリカ勢の中にあって、躍進を予感させる戦いぶりだった。
序盤から全員が積極性にあふれ、その姿勢が先制点を生んだ。
前半２２分、自陣でパスをつなぐ米国にプレスをかけ、ボールを奪ったドラマニが
そのままＧＫとの１対１を冷静に決めた。
後半は前がかりになった相手に押されたが、これまでアフリカ勢の課題とも言われてきた
集中力の欠如は最後まで見せなかった。
次は、日本を破ったブラジルです。 善戦を期待します。
イタリア ２－０ チェコ
ＦＩＦＡランク２位で、大会前は優勝候補にも挙げられたチェコが“死のＥ組”で沈んだ。
開幕直前に左アキレス腱を痛めたＦＷバロシュが初出場したものの、精彩を欠いて途中交代。
ＭＦネドベドはひざ痛をおしてシュート４本を放ったが決まらず。
初戦の米国戦で右太腿裏を肉離れした２メートル０２の長身ＦＷコレルは出場せずじまいだった。
０―１で迎えた前半ロスタイムに、ＭＦポラークがイエロー２枚で退場となった時点で勝負が決まった。
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もしかしたら、奇跡が起こるかもって、この瞬間はだれもが思ったはず。
前半の支配率は日本40対60ブラジルの数字が示すとおり圧倒的だった。
しかし、川口がマイアミの奇跡をほうふつさせる神がかりのオーラを放ちはじめ、
ブラジルもやはりジーコ率いる日本に対してゴリゴリと点を取りに行く姿勢は見せなかった。
前半ロスタイム、あと数十秒で笛が鳴るというところで決まったロナウドの同点ヘッド。
マークがズレはじめていた日本には、間違いなく油断があったはずだ。
ブラジルにとってこのゴールは、ジーコの呪縛を解くきっかけとなってしまった。
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これで、ロナウドは、通算14得点、ミュラーに並んだ。
日本は、前２試合と比べ、格段にコンディションを上げてきた世界王者との戦いを別にすれば、
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クロアチア ２－２ オーストラリア
クロアチアは、スルナが前半２分に約２５メートルのＦＫで鮮やかに決めた。
だがこの１点を守ろうという意識が出たのか、勢いに乗れなかった。
その後、オーストラリアにＰＫで追いつかれた後、後半１１分にはＮ・コバチのシュート
が決まり、再び勝ち越し。
最後は、３４分にオーストラリアのパワープレーで失点した。
この試合でもヒディングの采配が光ましたね。
ここまで、采配で試合が左右されるんですね。
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ガーナ ２－１ 米国
初の決勝トーナメント進出を決めたガーナのアッピア主将が誇らしげに言った。
「われわれはガーナだけでなく、アフリカ全体を代表しているんだ」。
今大会は苦戦が続くアフリカ勢の中にあって、躍進を予感させる戦いぶりだった。
序盤から全員が積極性にあふれ、その姿勢が先制点を生んだ。
前半２２分、自陣でパスをつなぐ米国にプレスをかけ、ボールを奪ったドラマニが
そのままＧＫとの１対１を冷静に決めた。
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ＦＩＦＡランク２位で、大会前は優勝候補にも挙げられたチェコが“死のＥ組”で沈んだ。
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ＭＦネドベドはひざ痛をおしてシュート４本を放ったが決まらず。
初戦の米国戦で右太腿裏を肉離れした２メートル０２の長身ＦＷコレルは出場せずじまいだった。
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