隣の芝生が青く見える。

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May 2, 2020

ゴルフ場、ゴルフ練習場が「自粛警察」のターゲットにならないために

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テーマ：ＧＯＬＦ、ゴルフ、そしてｇｏｌｆ(46029)

カテゴリ：新型コロナ

大阪のゴルフ場がテレビに映った。ゴルフ場は休業要請施設の対象外である。現在、多くのゴルフ場はクラブハウス内のロッカールームやレストランを閉鎖し、スループレーが主流となっている。

もしかしたら、ゴルフしない人にはわからないことかもしれないが、この駐車場に並んでいる車は、同じ時間にいっぺんに集まったものではない。ゴルフは、それぞれの組（1人から最大4人）が6分〜10分程度の間隔を開けてスタートする。しかも、18ホールの中に、パー5で最大3組が200ヤードくらい離れて点在している。パー3ではグリーンとティにしか人はいない。スタート時間に合わせてゴルファーはやってきて、順番にスタートして行くので、密になることはほとんどない。このシステムを知らない人には、駐車場に満車状態の映像を見せられたら、ゴルフ場って人がいっぱいなんだね、と思うかもしれないが、実際は違うのだ！

この大阪のゴルフ場の写真を、大阪のゴルフ場にいる友人に送ったところ、

このテレビに出たゴルフ場ではないゴルフ場に誹謗中傷の電話がかけられてきている、と教えてくれた。今流行りの「自粛警察」とやらの被害にゴルフ場もあっている。

事態を重く見たゴルフ場の関係団体がJGAに対してどうにかしろ、と申し入れをしたのは言うまでもない。何しろJGA加盟コースは各地方連盟に多額の年会費を払っている。こんなときに動かないでいつ動くんだ？という各ゴルフ場や関係者からの不満はJGAに向けられる。

5月1日、ついにJGAが動いた。

公益財団法人日本ゴルフ協会は
公益財団法人全日本ゴルフ練習場連盟

2つの団体は連名で、「一般社団法人日本民間放送連盟」宛に以下の内容の声明を出した。（一部を抜粋する）

つきましては、メディア、特に影響力の大きいテレビの報道において、必要以上に今回のコロナウイルスと関連づける形で、ゴルフ関連施設を取り上げた内容を放送しないようお願い申し上げる次第です。何卒お願い申し上げます。」

と書いてるそばから、テレビ朝日の「サタデーステーション」でまたゴルフ練習場を引き合いに出す。

ゴルフ場や練習場で働いている人がいるんです。お給料もらってる従業員がたくさんいるんです。対策や予防をしながら細々と営業しているんです。いつだって「ゴルフ」を悪者扱いする世間の風潮はどうにかならないものだろうか。かたや、ゴルフは生涯スポーツだ、子供からお年寄りまで幅広くできる健康に良いスポーツだ！と持ち上げておきながら、なんかあるとやり玉にあげる体質には嫌気がさす。