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カテゴリ: その他
前の週はちょうど来京していた母が帰る直前で
買い物やら用事を済ませることがたくさんあったため、
その合間に母と二人で、本当に短い時間で顔出しと差し入れだけ、で病室を後にした。

で、この日は
時間はゆっくりめにあるけれど、
それだけに、
訪れるたびに生きる希望をなくされている様子が強まっているのを確認するような
そんなお見舞いに正直気が重くなっていた、そんな何度目かのお見舞いだった。

この間、私の腕を掴んで何かを伝えようとされていた方は

“退院? 病室移動? それとも…”と気になりながらおばあちゃまのベッドを見たら
全く違う女性が横たわれていた。

“おやっ??(@_@。”
焦って看護婦さんにたずねたら、
病室のお引っ越しをされていた。

新しい部屋に行ったら、
前の所よりもちょっと広めのスペースがある所で。

あれ?
この間までと明らかに違う。
ちょっとだけ、ちょっとだけだけど、
目に力が入られてる気がする…。


ちょうど看護婦さんが問診に来られて、
『今日から車イスに乗る練習開始されたんですよ』と言われた。

そっか! そのせいなんだ!!

ずっと天井しか見られなかった生活が、
正面を見れて、ベッドからわずかなひとときとはいえ離れることもできるようになった、

それだけでも、
人ってこんなに元気になれるんだ。

乾いて乾いて心がカラカラになりそうな…
そんな直前の所で、ほんのひとしずくのお水をもらって息を吹き返された…
そんな感じだった。

病室移動も前の所では車いすを横におくこともできない狭さだったから、で、
まだまだ、以前の元気で超・ポジティブなおばあちゃまの姿からは程遠いけれど
それでもやっと、一歩前進された、本当にそんな感じだった。

久しぶりに普通の話が出来る雰囲気で、
やっとたわいもない世間話をしたり、
逆に私がちょっと気が滅入っていた話を聞いてもらったり、と
逃げ出したい気分にならずに、ゆっくりとおしゃべりをすることが出来た。

すんでのところで…

まさにそんな感じ。

間にあった! よかった!
そんな感じで、久しぶりに帰り道、ほわっと明るい気持ちになれた。

人って、わずかでも前進できれば、
昨日より今日、今日より明日、と、良い方向に進めることが感じられれば
心は折れずにいられるんだな、と。

それが見えない状況、出口が見えない状況、
そういうものは、逆に、
どんなに強いひとですら
ものすごく人を追い詰めてしまうんだな…、と
その場を目の当たりにしないと実感値として感じにくいことなどを
つくづく、つくづく、たくさん感じさせられた。

ここのところ、幸い自分自身は平穏無事に
静かに心穏やかな日常を送らせてもらっているのだけれど、
知人、友人、親しい人、などまわりの中で
全く人生ってやつは…と深く考えこんでしまうようなケースを
一気に見せられている、そんな年明け、特に数カ月。

いったい何のために
こんなに人生を見つめ直す出来事が次々に目の前にやってくるんだろう?

ここから私が受けとめるべきことは、
なにかやれること、感じなければいけないことはなんなんだろう?

模索も続く、今日この頃である。


でも…おばあちゃまのことはホントによかった…。











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最終更新日  2012年08月18日 08時21分30秒
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