【 入院 】
まず病院指定のパジャマに着替え下着も紙パンツに履き替える。
便を出す為に浣腸、そして剃毛を行った。
定期的に痛みが来るものの強い陣痛ではなかった。
しかし既に子宮が6cmも開いていたらしい。
全ての処置が終わるとLDR室に移動した。
ここは広く控え室と分娩室はカーテンで仕切られているだけ。
陣痛、分娩、回復室全てを兼ねているらしい。
取り敢えず旦那&お義母さんは昼食を取り
私はお茶を飲む事しか出来なかった。。。
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【分娩まで 】
陣痛の間隔がどんどん狭まっていて喋っているのも辛い状態。
婦長さんが再度NSTで陣痛の波をチェックする。
NSTとは胎児の健康状態を知るための検査で
母親のお腹のはり具合と赤ちゃんの心拍数を計り
グラフに記録するものの事。
しかし陣痛の強さが60~70ぐらいしかなく
本番では100ぐらいないと駄目らしい。。。
仕方なく陣痛誘発剤を受ける事に。。。
もういきみたくて仕方がない。
なんとか両側に旦那とお義母さんが手を握り
お義母さんの言うとおりに痛みを逃すのが精一杯(>_<)
なのに旦那とお義母さんは
「まだまだ強くて80ぐらい!」
ったくこっちは痛くて大変なのに「まだまだって。。。」
元気だったらひっぱたきたい心境だったわ!!!
誘発剤を使ってもさほど強くならず
しかし子宮は開く一方のようなので
分娩の用意をする事になった。
丁度正面のTVでは「笑っていいとも」が始まっていた。
入院して2時間以上経っていた。。。
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【出産まで 】
徐々に分娩に対応する機材やら足を乗せる台やらが準備されていく。
お義母さんはカーテンに仕切られた隣の部屋に移動したが
旦那はそのまま右側の手を握って付き添ってくれていた。
段々恐怖と緊張で足がブルブル震えてきた。
婦長さんの掛け声と共に
息をすったり吐いたりいきんだりを繰り返す。
変な呼吸をしちゃうと「ペコペコ」と言う赤ちゃんの呼吸の音が。。。
その音がするたび婦長さんに
「赤ちゃんが苦しんでるからちゃんとした呼吸をしなさい」
そう怒鳴られる。。。
「後1回頑張ったら先生を呼んでくるからね!」
この言葉を何回聞いたのだろうか?
もういきむのも限界になりかけつい「先生呼んできて~」
と叫んじゃいました(^_^;)
隣の部屋からはお義母さんの「頑張れ」の声!
もう一頑張りだと搾り出すようにいきんだら
「ズルズル~」と言う感触と共に生まれましたよぉ~
もう頭の中が真っ白で
泣くと言うより力を入れ過ぎていたため
頭がシーンとしていたっけ。。。
そして初めて我が子と対面したのである。
けど真っ先におちんちんが付いてるか確認しちゃったけど。。。
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【出産後 】
へその緒は旦那と一緒にカットした。
と言っても殆ど旦那が切ったようなものだが。。。
あのブニュッとした感触は忘れられないらしい。。。(忘れるなよ!)
初めて対面した息子は思ったより小さかった。。。
3100グラムはあると言われていたけど
実際は2800しかなかったんだから。。。
お腹が空いているのか手を何度か口にしていた。
まぎれもなくわたし達の子だと確信した!
しかし会陰切開の処置はお産より痛い!!!
麻酔なしで縫うからねぇ~
「痛いっ!」と言うたびに
「子供を見てなさい」と先生に言われる。。。
処置が終わりしばらくベットで休んでるはずだが
次の方がお産になりそうなので
産まれて初めて車椅子に乗って
病室へと移動したのでした。
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【入院中 】
産まれて初めての入院!
食事は美味しいが申し出なければ母子同室!
朝7時過ぎには看護婦さんに
「ミルクの時間です」と連れて来られる。
一緒に居たいけどゆっくりは出来ない。
と言うより出産して3日後には退院なんで
忙しいったらありゃしない!
沐浴指導やら出ないおっぱいで授乳の仕方やら。。。
へその緒だってまだ取れてないんだもの。。。
不安だらけのまま退院の日を迎えたのでした。。。


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