不思議な体験




私は幼い頃から

不思議な体験をよくしていた。

いわゆる霊体験である。

錯覚なのかもしれないが

家に貼ってあったアイドルのポスターを

何気にジッと見ていると

自然に口が動き何か喋り始めるのだ。

そうかと思えば母親の生霊なのか

寝ているはずの母がトイレの方へスーッと行くのが見え

トイレかと思えば寝床で寝ている。

夜中TVの横に光る骸骨をみたり

壁に変な人形の影を見たり。。。

中学の時は大声で名前を呼ばれたので振り向いても誰も居ない。

中学の時流行ったこっくりさんをやった知人の話では

霊感の強い人の中に選ばれていたようだ。。。

どうも前世は占い師だったらしく

赤系の色を好んでいたらしい。

もちろん私は赤色が大好きだ。

けれど皆私一人での体験なので錯覚の可能性もある。

しかしOL時代知人と一緒に不思議な体験をしたのである。

確かとある海岸からの帰り道

横断歩道を渡らず下を潜り抜けられる道があった。

迷いもせずそのトンネルに入ったのだが

入り口に乳母車が捨てられてあった。

なんだか気味が悪かったがそのまま通ると

何故だかコーナー部分にバックミラーが取り付けられている。

不思議なトンネルだと思っていると

後ろからサンダルをずって歩く音がした。

何気に振り向いても誰も居ない。

友達の足音かと足元をみるが

聞こえてくる足音と友達の歩く速度は合っていない。

全く同じ時

友達も又私の足元を見ていたのだ。

「やばい!」

そう思ったら友達と同時にトンネルを走り抜けていた。。。

友達には

「20歳過ぎても霊体験しなければ一生しないって言われてるのに!」

とまるで私の責任のように言われたっけ。。。

後日同期の子に

そこの場所が霊スポットだったと聞かされた。。。

わたしのせいではなく

誰でも体験出来る場所だったわけである。

これで胸を張って(?)霊体験の話が出来るようになっちゃいました。。。




おばけ



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