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おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は‘職場での受動喫煙で高血圧に?’という報告です。
喫煙と高血圧の関連を検討した疫学研究は多いが、受動喫煙が高血圧に及ぼす影響を疫学的に検討した報告は少ない。東北大学の研究者らは非喫煙者に限定した受動喫煙が家庭高血圧に及ぼす影響を検討。職場における受動喫煙と家庭高血圧に有意な関連が認められたと報告した。喫煙は動脈硬化性疾患の危険因子であるが、高血圧との関連については議論が分かれている。近年、受動喫煙と高血圧の関連を検討した疫学研究の報告が散見されるものの、わが国におけるエビデンスは十分でない。同研究者らは、宮城県在住の地域住民研究参加者を対象に、非喫煙者における受動喫煙と家庭高血圧との関連について検討した。
解析対象は、宮城県在住で東北メディカル・メガバンク計画地域住民コホート調査の詳細二次調査(2017年6月〜18年10月)に参加し、朝・晩ともに5日間以上の家庭血圧および尿ナトリウム(Na)/カリウム(K)比を測定した非喫煙者2,669人(男性359人、女性2,310人)。質問票で最近1年間に家庭または職場でほぼ毎日受動喫煙していると回答した者を「受動喫煙あり」、朝・晩いずれかの平均家庭血圧が135/85mmHg以上または高血圧で通院中の者を「家庭高血圧あり」と定義した。受動喫煙と家庭高血圧の関連については、性、年齢、BMI、飲酒習慣、尿Na/K比を検討した。対象のうち297人(男性42人、女性255人)で家庭または職場での受動喫煙、1,095人で家庭高血圧が認められた。受動喫煙ありの者はなしの者と比べ、年齢が若く(58.7歳 vs. 60.6歳)、BMIが高く(23.2 vs. 22.7)、尿Na/K比が高かった(4.6 vs. 4.2)。解析の結果、家庭または職場における受動喫煙と家庭高血圧は有意な関連を示し(危険率1.33倍)、特に職場における受動喫煙で強い関連が見られた(同1.49倍)。
同研究者は「非喫煙者の職場における受動喫煙は、BMI、飲酒習慣、尿Na/K比とは独立して家庭高血圧と関連していた。今回の結果から、高血圧予防には体重管理や節酒・塩分制限などの生活習慣改善に加え、受動喫煙防止が寄与すると考えられる。職場における受動喫煙防止に向けた環境整備は、高血圧予防という公衆衛生上の観点からも必要である可能性が示唆された」とまとめた。 *Medical Tribuneの記事を抜粋し、一部改変
以前より受動喫煙に関しては取り沙汰されていましたが、高血圧にも影響があるというのは由々しき問題かも知れません。今後、職場での喫煙環境に関してはもう少しきちんと考えた方が良いのかも知れませんね。
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