satomの健康の友

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血圧を調整しているもの


 体のさまざまな臓器(組織)に必要な血液を送りこむためには、てきとうな血圧(灌流圧)が必要である。血圧を決めるもっとも重要な要素は、心拍出量と末梢血管抵抗である。心拍出量を規定する因子は、心拍数(脈拍数)、体液量(循環血液量)であり、末梢血管抵抗(とくに細動脈の内径)を規定するのは、交感神経、体液中の昇圧および降圧物質、細胞内のナトリウムやカルシウムである。
 体位の変換、運動、ストレスのたいする対応など、瞬時の血圧調整には神経系のはたらきが大きくかかわり、長期の調節には体液量を調節している腎臓やレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系などの生理活性物質のかかわりが大きい。
 神経系のはたらきでは、従来から交感神経の緊張による血圧上昇がもっとも良く知られている。…一つは、細動脈のα受容体を介した血管収縮、つまり末梢血管抵抗の増加である。二つめは、心臓のβ受容体を介した心拍数の増加と収縮力増強にともなう心拍出量の増加である。三つめは、静脈系のα受容体を介した静脈収縮→静脈還流増加→心拍出量の増加である。
 また、腎臓の交感神経活動の活発化がレニン分泌を刺激し、レニン-アンジオテンシン系が活発化され、それが直接細動脈を収縮させて血圧上昇をmたらすとともに、アルドステロン分泌増加を介して腎尿細管からのナトリウム再吸収を増加させて、体液量の増加→血圧上昇に結びつく。交感神経活動の活発化はそれ自身も尿細配管のナトリウム再吸収を増加させる。アンジオテンシンの増加はそのほかに交感神経活動を高め、心筋や血管平滑筋を収縮させるタンパク質を促進し、心筋の肥大と末梢血管抵抗の増加にはたらいて高血圧を助長する。

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