週末の全米映画興行成績は、ニコラス・ケイジ主演大ヒット・ミステリー・アドベンチャー第2弾「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」が、前作「ナショナル・トレジャー」のオープニング成績3514万ドルを大きく上回る興収4550万ドル(約52億円)を叩き出し、みごと初登場1位を獲得した。続編嫌いを公言してきたニコラス・ケイジだが、この大成功で早くも3作目の動向にも注目が集まっている。前週首位の「アイ・アム・レジェンド」は2位に後退も累計は1億3749万ドルに達し、まだまだ2億ドルも狙える位置につけている。同じくワンランクダウンの「Alvin and the Chipmunks」も好調を維持して1億ドルが目前に。そしてトム・ハンクスが実在の政治家を演じた実録社会派ドラマ「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」は4位に初登場。ソ連侵攻後のアフガニスタンでCIAが果たした役割に光を当てたベストセラー・ノンフィクションを映画化。ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマンら豪華キャストの競演でオスカー・レースで注目の1本ながら、残念ながら興行面ではアカデミー賞への大きな後押しは期待できなくなってしまった。監督はマイク・ニコルズ。ティム・バートン&ジョニー・デップコンビが贈るミュージカル・サスペンス「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」は1200館余の中規模での慎重なスタートとなったが高いアベレージで5位に初登場。今後、オスカーレースとの相乗効果でどこまで数字を伸せるか注目される。アイルランド首相を父に持つ話題の若手女性作家セシリア・アハーンのベストセラー処女作を「フリーダム・ライターズ」のヒラリー・スワンク主演、リチャード・ラグラヴェネーズ監督コンビで映画化した感動ラブ・コメディ「P.S. アイ・ラヴ・ユー(原題)」は6位に初登場。夫の死で悲しみに暮れる若き未亡人のもとに、ある日亡き夫からの手紙が届き…。共演はジェラルド・バトラー。ジョン・C・ライリーが伝説のロック・スター、Dewey Coxの波瀾万丈の生涯を演じるパロディ音楽ドラマ「Walk Hard: The Dewey Cox Story」は8位に初登場。ハリウッド期待のヒットメイカージャド・アパトーの製作・脚本ということでも注目を集めた本作だが、今回はどうやら不発に終わってしまった。監督はジェイク・カスダン。そしてオスカー前哨戦で旋風を巻き起こしている「ジュノー(原題)」はわずか300館で10位に食い込む健闘をみせた。望まぬ妊娠に揺れ動く女子高校生を主人公に描くオフビート青春コメディ。主演は「ハード キャンディ」での鮮烈な赤ずきん少女役が記憶に新しいエレン・ペイジ。監督は「サンキュー・スモーキング」のジェイソン・ライトマン。そしてこれがデビュー作という脚本のディアブロ・コディは各方面から絶賛され、目下オスカーレースの先頭を走る注目の新鋭。公開規模を拡大する次週以降、どこまで順位を上げていけるか、今後のチャートアクションが注目される。確定順位は以下の通り。