週末の全米映画興行成績は、「M:i:III」のJ・J・エイブラムスがプロデュースした話題騒然のモンスター映画「クローバーフィールド/HAKAISHA」が、1月公開作品としては97年の「スター・ウォーズ 特別篇」を抜き歴代最高となる驚異的な興収4100万ドル(約44億円)を叩き出し、みごと初登場1位に輝いた。昨年7月の「トランスフォーマー」上映劇場で突如謎の特報が流れて以来、約半年間、怪獣映画らしいということと一般市民が撮影したホームビデオ映像をパッチワークしたスタイルらしいという以外、全てが極秘にされ、ネットで小出しにされる真偽不明のプロモーション映像だけをたよりに、映画ファンのあいだでその内容を巡って様々な喧々囂々の議論を巻き起こしてきた巧みな宣伝戦略がみごとに成功した格好。あまりにも鮮やかすぎる仕掛けゆえ、煽られまくった観客の期待感をどこまで満たすことが出来るのか、逆に不安視する向きもあったが、フタを開けてみれば、一般の映画ファンはもちろん、こうしたジャンル映画には手厳しいはずの批評家たちからも軒並み高評価で迎えられるという非の打ち所がない完璧な船出となった。この大成功を受けて、早くも続編の話が取り沙汰され始めた。名クリエイターとしてますますハリウッドでの地位が高まっているJ・J・エイブラムスの次回作は、「M:i:III」に次ぐ監督作となる今年のクリスマス公開予定の「スター・トレック」劇場版シリーズ第11弾「Star Trek」。2位には「チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁」「リンガー! 替え玉★選手権」のキャサリン・ハイグル主演ラブ・コメディ「27 Dresses」が初登場ランクイン。27回も花嫁介添え人をしてきたヒロインが、ようやく自分自身の愛に目覚めていく。監督はアン・フレッチャー。前週首位の「バケット・リスト(原題)」は3位に後退。インディ系作品「JUNO/ジュノ」はついに8537万ドルまで伸ばし、いよいよ夢の1億ドルをほぼ射程圏に捉えた。一方、「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」とFOXファミリーコメディ「Alvin and the Chipmunks」は、共に息の長いチャートアクションで仲良く2億ドルの大台に王手となった。ダイアン・キートン、クイーン・ラティファ、ケイティ・ホームズ共演犯罪コメディ「Mad Money」は7位に初登場となった。速報順位は以下の通り。