achromatic color

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*第二章* 六



ベットに倒れこむように突っ伏した俺はすぐ自己嫌悪に陥った。
「はぁ・・・」
またやっちまったよ・・・。

最近親父とはいつもあんな感じで会話が少なかった。
親父が悪いわけじゃないのは分かってる。
だからこそ誤られるとなんだか同情されてるような気がして、つい冷たい返事を返してしまうのだ。

「・・・・・。」

そこまで考えた所で自己嫌悪に陥りながらも言い訳している自分に気づき、さらに嫌気がさした。

このまま起きているとまた余計なことばかり考えてしまいそうな気がした俺はそのまま眠りについた。



*第二章* 七へ

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