夢の奥第2話


(髪ながい・・?後、あれだ。ふつうの人だ。ランとは違って茶髪系じゃないし・・・背も高いかな・・?ほぅ。これが兄貴とか言うものか・・。)
ぐいっ
「!?」考えていた加奈には予想外だったが・・
こんどは抱きとめられた。
「またか!?また奪うのか!?俺と出会った奴を!」
(うわぁっ・・)
顔が赤い。びっくりしてるけど。変なの。さっきまで怒ってたのに。
「別に?もう僕は人間だから。」
(あ・・・。)
「くっ・・・」
キッと加奈はユキトに目をやった。
「ほーぅ。そんなにカリカリしないでね。普通の顔にしたらカワイイと思うよ」
クスクスと笑われた。(な・・・なめられてる(ーー;))
(ま、それもそうか身長とか年とか違うし・・。)
バッ
いきなり加奈を押し、ユキトに攻撃をかけた。
「お?」
ドンッとそのまま当たった。
「え・・?わぁ・・弱いんじゃ・・?」
ポソッとつぶやいた。
「そんな事ないよ。僕は強いよ。」
後ろから出てきたのはユキト。
「え?」
(!?)
「加奈!?」
クスクス。と笑うユキト。
ランの樹にのぼっていた。
「じゃぁね。ラン。」
(えっあたし・・いつの間に?)
「おっと。これは盗んだら怒るんだよね。」
(!?)
パッと手を離された。
下は5階ぐらいの高さ。
「えっ!?」
(ありえないありえないっ漫画じゃないのよ!?うそでしょ!?)
「加奈!」
(あ・・。)
なんかとてつもない運命を一瞬感じた。
‘俺は夢を持ってる奴しか会えない。’
って事だよね・・?
つまりそれって、運命っぽい!!
(あー死ぬ時ってこんな変な事考えるんだねー・・。)
ものすごいスピードで落ちていく。でも心配なんてなかった。
きっと
ランが受け止めてくれる・・・。
ガサガサガサッッ!!
え。
「引っかかった・・?」
下ではランがユキトを追い掛け回している。
「何で・・?」
私が引っかかること、知ってたから・・・?
「くっ!」
ランが言う。
「じゃぁね。ラン。今日は追いたい人がまだいるんでね。」
意外とケガを多くした二人。その中でひどいのは、やはりラン。
「まさか・・香奈枝か・・?」
(え・・?香奈枝って・・?)
「!よく気づいたね。まぁ、俺から奪って本気だして、よく守り通したよ」
(え・・・?)
「それ以上言うな!」
キッと怒っているラン。
「まぁ、まぁ焦るなって。まぁ現にお前らは何にもなかったって事だしな。」
ドンッと音がする。まだ、やるのか?ケンカ・・?
「もういいや。疲れたし。」
パァと音が鳴り響いて、ユキトはキズ一つもない前とランと会う前の状態へ
「できた?これ。回復w。まだだよねぇ。じゃw」
そのままシュと消えてしまった。
「大丈夫・・?」
「くっそっ・・・。」
バタン・・
「!?」
カァァァっと赤くなる加奈。
「ひざにのっかってる・・・///」
・・・・。
「ねぇ・・。香奈枝って誰・・?私の事はどう思ってるの・・?」

聞かせてほしい・・。気持ち。今の・・気持ち。
私だって。夢ぐらい。見たい・・・。
なのに、苦しくさせるから・・。
「ねぇ・・・。」
涙が頬をつたう。
(泣いてばっか。こんな泣き虫じゃないのに・・)
「ねぇ・・。苦しい。どうして。私を困らせるの?」
バッとおきあがったラン。
「何泣いてんの?」
不思議そうな顔をする。
「べっ・・別に・・」
え・・?ファっとした。樹に似た感じ。

抱きしめられた。

「え・・?何・・?ラン?」
あせって言葉がつまる。
「なんで言ってくれないんだよっ・・・。」
え・・?
「しっ・・心配させるといけないから・・。」
また赤くなってる。でも涙なんて流れるばかり。
「何がだよっ・・俺わかんねぇ。心配とかすんな。」
・・・
「だっ・・て・・。」
「お前の泣いてる所もう見たくないって言ってんだって!」
!!
今・・・きっとランも頬赤くしてる。
きっと・・。
続く。


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