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2012.03.03
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 森林公社の石杭が目印の『三本松(仮称)』からは楽しい稜線歩きだ。
・・・といっても藪が濃く、杉の植林が多くて展望は少ない。
踏み跡も不明なので、稜線を外れないよう注意して歩く必要がある。



 『三本松』から東に15mほど歩くと、大きな岩のある場所に着く。
やはり松が生えている。
しかもこの松には栄養剤を投与したらしいラベルが貼ってあるから、誰か管理している人がいるのだろう。

 この岩場は昇龍の滝の上のようだ。ここからはかご岩が近く良く見える。
2月29日のブログに載せた写真も、ここから撮ったものである。

 別の日に撮った写真だが、この岩場の全景を掲載する。
  • P1030191.JPG



北斜面は杉林で展望が悪く、気づくまで時間がかかった。

 後で気づいたのだが、分岐点と思われるあたりの杉に目印がつけてあり、かご岩への踏み跡もわずかだが有る。
それに気づかず、かご岩を探して過去に尾根を二往復もしてしまったことがある。

 杉林の北斜面を降りると小さな鞍部があり、目の前の岩塊が矢抜け穴・かご岩である。

 岩の右側を巻くとすぐ矢抜け穴だ。
  • P1030798.JPG
  • P1030803.JPG
  • P1030809.JPG






  • P1030813.JPG

遠くから見ると絶壁の途中にあるかのように見えたが、しっかりした足場がある。
おとなげなくさっそく穴をくぐってみると、這ってなんとか向こう側へ顔を出せる程度の広さだった。



 さて、次はかご岩だ。
 矢抜け穴の方から岩伝いに行ってみたが、その先は崖でザイルでも使わないととても降りられない。

 その先がかご岩である。
  • P1030921.JPG

 かご岩は巨大な空洞だ。
 ここが昔は賭博場に使われたというが、多人数が入れるだけの広さがある。

 なぜこんな山の中に賭博場が?
・・・と現代の感覚では思うが、昔は林業や農業が盛んだったのだ。

 立派な建築の旧家も多く、山大臣などという言葉を聞くこともある。

 かご岩は、ちょうど岩殿沢と日尾の境に近く、古人の脚力なら牛首峠から少し外れた程度の便利な場所だったのだろう。
  • P1030909.JPG

 人気のない薄暗い洞穴をうろついて喜んでいるのは人間ばかり。犬のほうはこんな不気味な場所に連れてこられて迷惑そうだ。
  • P1030917.JPG

 かご岩の中は大きな石がいくつか転がっている。
 近くなので当然かもしれないが、札所31番観音院の岩窟群と似た雰囲気だ。



 ひとしきり見物した後は、帰途の算段だ。
 牛首峠へ直に下山できそうな踏み跡もあったが、悪天候なので来た道を辿って帰ることにした。

 矢抜け穴近くに戻ると、遠方に先日登った岩場が見える。
 静かに雪が降り続く中、得も云われぬ美しい景色だった。
  • P1030818.JPG


 帰りは雪でなんども滑って転んだが、こうした道は慣れている。
コツとしては一歩踏み出す時に滑るかもしれないと予想して歩くことと、滑っても転落しないルートを選ぶこと、滑った時につかまる木を予定しながら歩くことぐらいだろうか。

 コースタイムはさほどかからない。
 登山口からかご岩往復で2時間程度だった。わざわざ岩場を通行するのでなければ、ザイルも不要である。





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Last updated  2012.03.03 12:29:31
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