アレクサンドル・リトビネンコ氏のポロニウム210による毒殺
に絡み、イギリス政府は実行犯とされるロシヤ人ビジネスマン、
アンドレイ・ルゴボイ氏の引渡しをロシヤ政府に求めていたが
ロシヤ政府はそれを拒否していた。
このアンドレイ・ルゴボイ氏は今のFSBの前身KGBの出身で
一般では扱い難いポロニウム210を扱える立場にあった。
ロシヤ政府が身柄引き渡しを拒否していたこともあって、この程
イギリス政府はロシヤ外交官4人の国外追放を決めたのである。
これに対してロシヤ外務省のアレクサンドル・グルシコ次官は17
日、記者会見し、ロシヤ外交官を国外退去処分にしたイギリスに
報復措置をとると言明した。
もともとは現政権のプーチン批判から起こっている問題でロシヤ
政府がプーチン批判の内外のロシヤ人ジャーナリストなどを事故
を装って抹殺している事実から端を発している。
ゴルバチョフのペレストロイカで共産主義から自由主義に大きく
舵を切ったつもりがプーチン政権になってチェチェンの問題を含め
表向きは自由主義を標榜しているものの裏では権力を楯にした
ロシヤ支配がチラチラするのである。
2008年5月で8年2期の大統領任期終了後、プーチンは或いは
法律を改定して任期を延ばそうとするのか、あるいは子飼いの
部下たちを立てて院政を敷くのか、余断をゆるさない。
何れにしても、折角雪解けした東西関係がまたEU対ロシヤの対立
で冷戦状態になるのは大変困ったことになる。

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