小泉さんが退いてから2年近くになるが、その後を引き
次いだ安倍、福田と様々な後遺症に曝されているようだ。
郵政民営化はじめ、官から民への掛け声で政府の規制を
緩和した結果、どんなことが起こったのでしょうか?
小泉さんのあの演説やら会見に見る歯切れのいい物言い、
独身でオペラやロックまでの広い趣味、それに今風の長髪
をなびかせ、どれだけの婦人層や若者を魅了したことか?
政治をそのパフォーマンスとチカラで次々と規制を解いて行
った。 その結果どんなことが起こったのだろうか?
竹中平蔵氏を大臣にして推進した「金融ビッグバン」はその
最たるものではないか? 金融制度改革と称して銀行業、
保険業、証券の垣根を外したことにより、整理統合が行われ
各機能を統合したメガバンクが登場した。 これは中小零細
企業への金融を著しく阻害して多くの倒産を招き、企業の不
振を招来しているのである。 格差社会の現出はまさにこの
ことが原因になっているといって過言ではない。
また、あのライブドアのホリエモンやムラカミに見た金融取引
を巡る様々な規制緩和。 「貯蓄から投資へ」の言葉に国民
が皆ソワソワして株を購入した結果、多くの人が損を蒙った。
建築業界では、あの姉歯の偽装に始まった様々な問題!
官から民間へと建築規制管理を緩和した結果、業界で癒着
が起こり、基準以下の建造物が続出しだした。
厚生労働省が下ろした介護業界の不正もひどかった。折口会
長のグッドウイルは全国チェーンにまで手を延ばし、介護者の
人数、時間などの不正を通じ多額の利益を国から搾取していた。
本来、国が管掌して世の中の規律を固守すべき分野まで民に
下ろした結果、様々な不正が露出して、同じ国民同士が騙し合う
というおぞましい現象があちこちで発生した。 いや、させたのだ。
あるいは、日本国としての固有のものを壊して、自由化、自由化
の掛け声にのって門戸を開放した結果、必要以上に外資の進出
を許し、結果的にメガバンクの誕生を促し、中小零細企業をイジメ
ることにつながっている。
異論はあるかも知れぬが、日本には終身雇用という労働者に
とっては安定した労使体系があって、それはある意味滅私奉公
的な自分の所属する会社に愛情愛着をもたせるいい風土が
あった。
それも能力主義などの欧米資本主義的思想のもとに否定され
冷たい労使関係へと変わっていった。 その延長線上にあるの
が派遣社員であり、パートとしてのニートなのである。
一体、小泉さんは日本の「カタチ」をどこまで壊したら満足できた
のであろうか? 彼の手足となって実力を発揮した竹中平蔵氏
は優秀な人であったが、あの人は日本をグローバル化、国際化
と言いながら自ら日本を壊した先兵であったのだ。
学者の理論を強力な小泉政治をバックに現実の日本社会に
実現して、本人はさぞかし満足であろうが国民が受けるその
ツケは大変なものがある。
これからもそうであるが、日本には日本としての守るべきもの
がある。 欧米のそれとは生い立ちも国情も違うのである。
世界と仲良くする為に必要なグローバリゼーションは否定する
ものではない。
鎖国ではないが、何でも開放してしまうと守るべきものも失って
しまう。 この国と国民の為に賢明な政治をぜひやってもらいた
いと念じているものです。
大阪千里の団地で。(12/21撮影)
PR
カレンダー
New!
kororin912さん
New!
Pearunさんフリーページ
キーワードサーチ