おっさんの主張

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2012.02.26
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カテゴリ: 中年の主張

スタンフォード監獄実験 (1971年)を元にした 映画「es(エス)(2002年)」 をレンタルして見た。

スタンフォード監獄実験 とは、心理学の実験で、報酬によって呼び集めた人を無作為に「看守」と「囚人」に分け、人はどのように行動するかの実験である。この実験の結果は、 模擬の実験であるかにも関わらず、時間がたつと、それぞれの役割に応じた行動をとるようになるという結果 であった。囚人の中には精神を病むものが現れたり、看守は規律を順守しようといきすぎた罰(トイレ掃除、独房)を行うようになっていった。

つまり、
「人は個性の枠を超えて、役割に合わせて行動する」
ことを証明した実験だったようである。

 この実験では途中で危険と判断されて中断された。映画では続ける設定で描写されていた。最後は、看守と囚人がお互いを殺し合っていった。

 「看守」という権力を与えられた立場では、「規律の順守」が次第に偏重され、規律のための非人道的な行為が少しずつエスカレートしていった。そして、やがて理性では制御できなくなり残酷になっていく姿が描かれていた。「囚人」の立場では、看守に支配されることを嫌がり、最初は抵抗するが、やがて卑屈になるものや、囚人同士の対立する姿も描かれた。

 つまり、 われわれは、感じている以上に組織に、大きく圧力を感じる ということである。組織全体が、善良的な方向に向かっていれば、われわれは良く変化できるということであるが、その逆であれば、悪く変化するということでもある。

 また、言いかえれば、 人は無意識に周囲の思いを感じる能力がある ということではないか。そして、それに従順になるか、反抗するか、どちらかの反応を示す。つまり、 教育に関して言っても、周囲の大人が「社会参画できる立派な人になれ」のように期待することが、子供たちは、無意識でこの気持ちをくみ取り、子供たちはこのようになっていく のだと思う。







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最終更新日  2012.02.26 23:26:40
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