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2024.10.03
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テーマ: #慶應通信(19)
慶應通信合格後、おそらく今が一番やる気がある状態です(え。
テキストが届くまでの間がとっても長く感じます。

そんななか、慶應通信75周年特設サイトにあった​ 塾長である伊藤公平先生の特別講演「『学問のすゝめ』から150年」 ​を拝聴しました。

素晴らしかった('Д')! 全国民に是非視聴していただきたい。

そこで、学問に逸る心を慰めるため、折しも1984年以降約40年間お務めになった1万円券を今年引退された、福澤諭吉先生の ​ 「学問のすゝめ」 ​ を読もうと思い立ちました。

だってテキストといっしょに届くのは「福翁自伝」なんでしょ?
一番有名なのはみんな読んでるよねっていうメッセージじゃん?


①​ ​ 「学問のすすめ」斎藤孝翻訳 ちくま新書 ​
②​ 「学問のすすめ」奥野宣之翻訳 致知出版社 ​

ご参考になれば幸いですが、以下、長文になるのでご容赦を。

まずは冒頭。個人的には、その本を完走できるかは冒頭の数行で決まってしまう人です。

■初編(冒頭)■
「『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず』と言えり。されば天より人を生ずるには、万人は万人みな同じ位にして、生まれながら貴賤上下の差別なく、万物の霊たる身と心との働きをもって天地の間にあるよろずの物を資り、もって衣食住の用を達し、自由自在、互いに人の妨げをなさずしておのおの安楽にこの世を渡らしめ給うの趣意なり。」(原文)

「『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず』と言われている。つまり、天が人を生み出すに当たっては、人はみな同じ権理(権利)を持ち、生まれによる身分の上下はなく、万物の霊長たる人としての身体と心を働かせて、この世界のいろいろなものを利用し、衣食住の必要を満たし、自由自在に、また互いに人の邪魔をしないで、それぞれが安楽にこの世をすごしていけるようにしてくれているということだ。」(ちくま新書版)

「『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず』という言葉があります。つまりこういうことです。人間が生み出されたときは、みんな同じ階級で、生まれつき高貴な人と賤しい者の差もなく、万物の霊長としての心と体で、自然界のあらゆる物を使って衣食住をまかなっていた。一人ひとりが、人の邪魔をせず、自由に世渡りをしていたのだ、と。」(致知出版社版)

ほう。受ける印象がずいぶん違いますね。

でも、1個所だけではちょっと決め手に欠けるので、もう少し読み進めてみることにしました。そして、以下の箇所で、どちらを買うかを決めました。


「学問とは、ただむずかしき字を知り、解しがたき古文を読み、和歌を楽しみ、詩を作るなど、世上に実なき文学を言うにあらず。これらの文学もおのずから人の心を悦ばしめずいぶん調法なるものなれども、古来、世間の儒者・和学者などの申すよう、さまであがめ貴むべきものにあらず。古来、漢学者に世帯持ちの上手なる者も少なく、和歌をよくして商売に巧者なる町人もまれなり。これがため心ある町人・百姓は、その子の学問に出精するを見て、やがて身代を持ち崩すならんとて親心に心配する者あり。無理ならぬことなり。畢竟その学問の実に遠くして日用の間に合わぬ証拠なり。」(原文)

「ここでいう学問というのは、ただ難しい字を知って、わかりにくい昔の文章を読み、また和歌を楽しみ、詩を作る、といったような世の中での実用性のない学問を言っているのではない。たしかにこうしたものも人の心を楽しませ、便利なものではあるが、むかしから漢学者や国学者などの言うことは、それほどありがたがるほどのことでもない。むかしから漢学者に社会生活が上手なものは少なく、また和歌が上手くて、かつ商売が上手いという人はまれだ。このために、心ある町人や百姓は、自分の子が学問に一生懸命になるのを見て、やがて家の財産を失ってしまうだろうと、親心として心配するものもある。これは当然のことだ。こうした学問が実用に役立たず、日常生活には使えないあかしであるからだ。」(ちくま新書版)

「学問とは、難しい漢字を覚えたり、読みにくい古典を読んだり、和歌を味わったり、詩を作ったりと、実利につながらない『文学』だけのことを言うのではありません。まあ、こういった文学も人の心を喜ばせるという点ではなかなかいいものですが、昔から儒学者や国学者などが言っているほど、崇め奉らなければならないものでもありません。昔から、漢学者に家庭がうまくいっている人は少ないし、和歌が上手くて商売上手という町人もほとんどいません。こういうことがあるから、頭のいい農民は、わが子が学問に精を出すのを見て、身を持ち崩してしまうのではないかと心配するのです。たしかにわかりますね。これらの学問が実利的でなくて、日常生活の役に立たないという証拠です。」(致知出版社版)

いかがでしたか?

一度は読んでおきたい本。マンガ化版もあるので、各人のフィーリングにあわせて選んで読んでみるといいのではと思います。





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最終更新日  2024.10.03 19:55:22
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