†虹缶†

2007/07/21
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7月21日15時57分配信 産経新聞


 ■少女から「女」へ新境地に挑む

 「初めて演じる役柄で、参考になる人や情報が私の中になくて、最初はすごく悩みながら演じていました」。

 長い髪を結い上げ、鮮やかなピンクの衣装を身にまとった姿は、あどけない少女のイメージではなく、艶っぽい大人の女性を感じさせる。

 13日から始まったABC、テレビ朝日共同制作のドラマ「女帝」(金曜後9・0)でホステス・立花彩香を演じ、連続ドラマの初主演に挑む。今までの元気で明るいイメージと全く違う役どころに視聴者も注目しているのか、初回の視聴率は15・9%(関西地区、ビデオリサーチ調べ)と好調な滑り出し。

 「さばさばした性格で、考えるより感覚で生きるタイプ」といい、「ドアを閉めること一つでも『女性らしく』といわれたり、難しい」と話す。

 混ぜる回数を数えながら水割りを作っているときのこと。「ホステスは水割りを作っているときでも、見られていると思いながら作っているの。『私の手元を見て』と考えながらすると女性らしさが出るから」。銀座のクラブのママ役を務めるかたせ梨乃にアドバイスを受けた。

 「そういう気持ちがそれまで全然なくて…。それからは『作っている私を見て』と思いながら演じています」と笑う。

                ×    ×



 相手を見据えて啖呵(たんか)を切るといった、彩香の内に秘めた激しい気性を表す場面が第1話から織り込まれている。「共感というより尊敬にあたるかな。彩香の強さを格好いいと思いますね。でも本当は普通の女の子で、花を見てほほえむけなげな面もある。その差を意識して演じたい」と、役への愛着を語る。

 設定は欲望や打算がうずまく厳しい世界だが、撮影現場ではベテラン共演者からのさまざまなアドバイスが支えになる。


 第1話の最後、彩香がパトロンにしようとする大阪の実力者(泉谷しげる)に頼み込む場面。泉谷から「今のままではスキがなさすぎる。セリフの間を、今の3倍くらいとってもいいよ」とアドバイスを受けた。後で映像を見て、違いを感じた。

 「こんなに知識を吸収できる機会はないし、ラッキーだと思っています。みなさんは、すでに(役の)キャラクターを完成させて演じているので、それにひっぱられて彩香のキャラクターもできあがっていった」

                ×    ×

 撮影はまだまだ続く。これまでを振り返るように「悩みながら取り組んだ役を演じ終えたときに自信もつくと思う。撮影が終わったときには、大きなものが得られるはず」と話す。

 女優としての幅が広がれば、当然、今後の役柄の幅も大きく広がる。「格好いい女刑事役とか、逆に妖怪や妖精だとかファンタジックな作品にも出てみたいなと思ってます。私に『この役をやってほしい』と思う人がいれば、どんな役だって挑戦してやりたい」

 大人の雰囲気の中で何度も見せる、はじけるような明るい笑顔と澄み切った大きな瞳が何より印象的だった。

 文・池田祥子

                   ◇

 ≪私の好きな言葉≫



 「この仕事も周囲があってできること。感謝の気持ちは忘れちゃだめだなあって思って」。確認するように一言ずつかみしめながら話す。「計算できない分、逆に人によっては無神経ととらえられるとも思います」。こう自分の性格を分析するが、丁寧な受け答えと、その間からかいま見える飾らない無邪気さに親しみを感じた。

                   ◇

【プロフィル】加藤ローサ

 かとう・ろーさ 昭和60年6月22日、鹿児島県生まれ。結婚情報誌のCMでの初々しい笑顔で人気が爆発し、平成17年に、「tokyo tower」で映画初出演。昨年公開の「シムソンズ」、「いちばんきれいな水」ではそれぞれ主演を務め、特に3日間の姉妹の不思議な物語をアート感覚で描き出した「いちばん…」での好演が光った。10作品目となる「スマイル~聖夜の奇跡」が今冬公開予定。ドラマでも昨夏から「ダンドリ。~Dance☆Drill~」「役者魂!」「特急田中3号」とたて続けに出演し、今回の「女帝」が連続ドラマ初主演。


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最終更新日  2007/07/21 04:38:26 PM
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