国語達人への道

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Mar 23, 2007
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カテゴリ: 国語の手がかり
第2回から第4回にかけて、読書のことを書きました。
読書についてはいったんこれくらいにして、
第1回に書いたもうひとつ「ちゃんと読む」について話します。

第1回にも書きましたが、国語を苦手とする人で誰かに相談したとき、
「ちゃんと読めばいいよ。」とか「しっかり読めばいいよ。」とかいう
アドバイスを受けたことはありませんか?

まぁ間違えているわけではないのですが、
それで解決しましたか?

解決した人はもともと文章を読まずに問題を解いていた人なのかもしれません。


でも大半の人は、「ちゃんと」とか「しっかり」と言われても
困ったのではないかと思います。

では、その「ちゃんと」「しっかり」読む読み方を考えていきましょう。

ここから書いていくのは、僕自身が学生のころから考え、
そして、家庭教師や、塾の先生としていろんな成績のいろんな年齢の生徒さんを
見てきた中で個人的に考えていることなので、
これだけが絶対に正しい考え方というわけではありません。

もちろん一回ですべてを語りつくすことはできないので、
これから少しずつ掲載していきたいと思います。


では、前置きが長くなってしまったので本編に入りましょう。


国語の文章読解が苦手だという人に、意識してほしいのは、

(もちろん、細かく分けていくとキリはないのですが。)

1:ことばの力(=語彙(ごい)力、ボキャブラリー)(このサイトでは『ことば力』と呼ぶことにします。)
2:分析する力(このサイトでは『分析力』と呼ぶことにします。)
3:組み立てる力(このサイトでは『構成力』と呼ぶことにします。)

この中で自分が弱いのはどれなのか意識するだけでもずいぶん変わってきます。

でも国語の勉強をするときに、今どの力を練習しているのかということを考えるだけでも
自分の力になるものがずいぶん変わってきます。

ではこの三つについてもう少しくわしく見てみましょう。

1の『ことば力』にはもちろん、どれだけ漢字を知っているかということや、
ことばの意味を知っているかということも含まれます。
ただ、国語の読解に役立つ『ことば力』とはもう少し幅広いものと考えてください。

○ 各学年で必要な漢字を知っていること。
○ ことばの意味を知っていること。

に付け加えて

○ 日本語の文法を知っていること。

はもちろん、

○ 「ことば」と「ことば」の関係を意識できること。
○ 「ことば」の背景を意識できること。

などなど。。。

最初の三つは学校でも意識して教えてくださると思いますが、
最後の二つは、自分で意識しないと見過ごしがちになります。

「ことば」と「ことば」の関係というのは、かなり複雑で
また少しずつ書いていきたいと思いますが、
簡単にいうと、たとえば「なすび」と「大根」と「きゅうり」は仲間のことばで、
それをまとめることばとして「野菜」ということばがあるというように、
ことばを立体的にとらえることが重要だということです。

ただし、それは文章の内容によって(つまり文脈によって)立体の組まれ方は変わってきます。
しかしつねにことばを立体的にとらえるようにしていれば、筆者(または作者)がどういう組み立てでことばを
使っているか分かってきて、分析するのが楽になるのです。

また、「ことば」の背景を意識するというのは、
どういう場面でどういうことばを使うのか、またそのことばはなぜそういうことばなのかということを
意識すること。

たとえば「みかづき」ということばは知っていると思います。

じゃあなぜ「みかづき」なのか。

それが分かっていれば、気軽に夜空を見上げて「おっきれいなみかづき」とはいえなくなるかもしれません(笑)

実際にそのあたりが分かっていれば、たとえば文章中に
「あわい六日の月が~」という部分があっても、どんな月なのかイメージできると思います。
(宮沢賢治の「なめとこ山の熊」か何かにそういうフレーズがありました。)

また、普段から「ことわざ」や「故事成語」を使っている環境だと
どういう場面でどういうことばを使うのか分かります。
ただ、これはまわりの家族の力も大きいので、
お父さんやお母さんにできるだけそういうことばを使って欲しいといってみてもいいかもしれません。
(嫌がられるかもしれませんが(笑))

自分の『ことば力』を上げるためには、まわりの協力も必要になりますので、
家族や先生に相談してみましょう。
また、自分でもできるだけ意識していろんなことばを使ってみましょう。
それが『ことば力』につながります。

学生のうちはいろんなことばを使いこなせなくても恥ずかしくはないですが、
社会人になって『ことば力』が弱いと恥をいろんな場面でかいてしまうかもしれません。
今のうちに『ことば力』を鍛えましょう。

さて、さきほどの「みかづき」ですが、
なぜ「みかづき」というのか、もしわからなければ調べてみましょう。
こたえは次の機会に! 






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Last updated  Mar 23, 2007 06:25:22 PM
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