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2007年05月20日
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カテゴリ: 読んだ本

密やかな結晶



作者:小川洋子

小川洋子と言えば、「博士の愛した数式」で知ったのだけど、どうやら元々の作風は現実離れした、それでも何かの現象を抽象的に、それでいて現実ではありえない状況の中に表現するというか、なんというか、私の少ない語彙では表現しにくい作風というか。(だれか端的に表現して~)
世の中から少しづつ何かがなくなっていく。実際のモノだったり現象だったり。何がなくなるか、というか何をなくすかというのが厳密に決められていて、決まったものは当たり前のようになくなり、人々もそれがないのが当たり前だと感じる。しかし時々、「当たり前」と感じられない(というかそちらの方が全うな感覚)人々がいて、世の中のギャップに苦しみながら生きている。なくなったものを大事にとっていたりしたことが見つかれば、その人そのものが抹殺されてしまう。
ありえないストーリーとしても、絵の印象でいうとラインが薄いというか、それでいて内容が暗いのでパステル調とも言えず。はっきり言って私の好みではなかった~
恩田陸の「月の裏側」と似たものを感じたのは私だけだろうか。





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Last updated  2007年05月20日 00時15分03秒
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