Secret

PR

×

Profile

Esprit*

Esprit*

2005.12.24
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類





最近黒のセリカに車を替えた彼が

私の家の前まで車で迎えにやってくる

毎週火曜に同じところに駐車するスポーツカー

その車に私が乗り込んでいく姿の見られてるから

田舎の近所に噂が広まらないはずはなかった

親に「一度、家にもきてもらいなさい。」と言われたけれど

まだ紹介するとかそんな大げさなものでもないと思い

あやふやなままにしてあった





まだ携帯が一般の人にはあまり普及していなかった当時

もちろんメールなんてまだまだ先のお話

これで四六時中連絡を取っていたので

携帯代だけで5~6万かかった

でも寂しい思いをさせないために

彼は毎晩電話をかけてくれていた



友達と買い物から帰ってきたある晩

祖母が私に電話があったことを教えてくれた

「男のひとで・・、NさんだかOさんだか・・。」

そんな知り合いは心当たりなかった

ただ一人・・先輩を除いては



しかもかけてくるわけがない

「おばあちゃん、相手のヒト、何て言ってた?」

「えっと、晩に帰ってきますって言ったら、またかけますって。」



・・いたずら電話だろうか

少し不気味だった



私が受話器を取った


「・・もしもし。**です。」

「あ・・もしもし、俺、Nですけど・・。」

その声は紛れもなく先輩の声だった


「え?・・本当に?先輩??」

思わず聞き返した


「うん・・。自宅の番号探すのに苦労したよ・・。」


どうやって探したのかはわからないけれど

今、先輩から初めて自宅に電話がかかってきていた


「ちょっと・・これから時間ある?」

「え?どうしたんですか?」

「あー、家の前の浜のところまで出てきてくれないかな?」

???


先輩からの呼び出しだった

こんなことはいまだかつてなかったこと

何が何だかわからない

いったい何があるの?


「・・じゃあ、9時に浜の駐車所で。」


そう言って先輩の電話が切れた

切ってしばらくは呆然としかできなかった

先輩が私に話がある・・??

何を話すの??

何を言われるの??

だんだんと怖くなってきた

でも待ち合わせの時間が迫ってくると

浜の方角に向かって歩き出す私がいた






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.12.24 14:45:31


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: