Jul 1, 2005
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カテゴリ: star_trek
脚本/スカイ・デント、ブラノン・ブラガ
監督/ウィンリック・コルビー

フェイジという病に侵されたヴィディアンという種族と初遭遇。詰め込みで失敗している。こういうテーマこそ連話にして掘り下げて欲しかった。現代の臓器移植に対するテーゼとしてもアンチテーゼとしても描ける良いテーマだったが、時間不足で中途半端。

ヴィディア協会(ヴィディアンの政府のようなもの?)とのコンタクトも絡めて、臓器移植問題として描かずに、ニーリックスの奪われた肺をいかに奪還するかに力点を置いてしまったのが残念。

終盤で、あっさりとVGRに捕獲されてしまうあたりがなんとなく腑に落ちない。惑星連邦より遥かに進歩した医学を持つ種族なのに、医学だけ突出している設定に甘さを感じる。
捕獲されたヴィディアンが、結構物分りの良い種族という感じの描き方になっているだけに、さらに居心地の悪さを覚える。
まあ、他人の臓器を強奪するなんてのはもってのほかで同情の余地は無いわけだけれど。

ニーリックスの肺を盗んだヴィディアンを捕らえたのはいいけれど、すでに肺は生体処理を施し移植してしまった後で、元に戻すことは不可能だと判明する。これでどう決断しろというだ。辛いねジェインウェイ。基本的にニーリックスとヴィディアンの両方を殺すか、ヴィディアンのほうは助けるかの二択でしょ。裁判なんて出来ないし、かといって七万光年の旅の間ずっと監禁拘束するなんて出来ないわけじゃないが現実的ではないし。彼女の出した決断は、二度とVGRに手出しはさせないと約束させてヴィディアンを釈放するという方法。
この判断は止むを得ないかな。ヴィディアンから肺を取り返してもニーリックスの状況は好転しないし、今のところはホログラフの肺で何とか延命できているし。


最後に、ホログラフの肺で延命するアイディアはいただけない。従来のホログラフに対する概念を変えしてしまうのに、十分な説明がまったくなされていない。製作サイドの背信行為だ。場当たり的。ご都合主義。ヴィディアンという種族とのファーストコンタクトが無ければ欠番抹消してもいいかなと思うエピソード。着眼点が良いだけに、本当に残念。


採点/30点
 ストーリー性*0
 テーマの着眼点・斬新性*10
 ST全体との整合性*0
 観ておく必要性*20
 個人的好み*0





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Last updated  Jul 1, 2005 05:25:09 PM
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