なんちゃって妄想ワールド(Memory)5


食堂で、兵士たちが食事を取っている時に、堂々と自己紹介をした。
「おい、セナ・・・」
ユウキたちは恥ずかしくなった。
その時、セナが叫んだ。
その場にいた者の視線が、一斉に彼の方を向く。
「どうした?もういいからさっさと席に」
ユウキが言った時、セナがまた声を張り上げて言った。
「何だよこれぇ!!」
セナがメディナとティアを指差した。
「何でこんなガキとお姉ちゃんがイチャイチャしてんだ!!」
一同が爆笑した。
「おい、もういいから・・・」
「認めねぇ。俺は認めねぇぞ!!」
ユウキはセナを思い切り殴った。
その衝撃でセナは倒れ、気絶した。
「大丈夫なのか?すごい音がしたぞ」
ミヤケがセナを突付いた。
「ほっとけ。いつまで経っても止みやしない」
ユウキは平然として食事を再開した。

セナが部屋のベッドの上で目を覚ました。
「痛ーっ。あんにゃろ、本気で殴りやがった」
ブツブツと文句を言いながらベッドから起き上がった。
部屋の外に出て、周りを見回した。
そこに、ジークが歩いて来た。
彼はセナの事をチラ見し、そのまま素通りをしようとした。
セナはそのすました表情と、チラ見に腹が立ち、ジークの方へ歩いて行った。
「おい、てめぇ。何ガン飛ばしてんだよ、ゴラッ!」
ジークは立ち止まり、セナを見た。
「・・・誰だ?」
その言葉に、セナの中で何かがキレた。
「どこまで馬鹿にすりゃあ気が済むんだ。あぁ?」
ジークの胸座を掴み、思いっ切りガンを飛ばしている。
そこにミヤケが通りかかり、それを目撃した。
「だぁ?!何やってんだ、お前ら」
2人を離し、訊いた。
「コイツが俺にガンつけてきたんだよ」
セナがジークを指差し言った。
「はぁ。お前なぁ、あんなに目立ちゃ誰だって見るよ」
「そうか?俺、有名人か!」
そう言って、ジークの肩を叩いた。
「いやぁ、悪かった悪かった。俺のファンだったとはなぁ」
すでにジークの「誰だ?」という言葉を忘れていた。
ジークは鬱陶しそうな顔をしている。
「すまんすまん。ジーク、こいつは気にしなくていいから」
「あぁ」
ジークはそのまま歩いて行った。
ミヤケはため息をつき、セナに言った。
「いちいち問題を起こすな、バカタレ」
「誰だって勘違いはあるわな、なっ?」
彼のマイペースぶりに、ミヤケは頭を抱えた。

それから4時間後、サミズの出港時間が決まった。
翌朝9時。
それが伝えられて、少し経ってからだ。
作戦会議が開かれた。
いつも通り、ロンが直々に前に出て説明をしている。
「こっから南に下ったとこの、えー・・・。何だったかな。まぁその辺じゃ。そこで開戦時から戦闘が耐えん場所がある。そこで、我々が現地に赴き、鎮圧させる」
それを聞き、セナが言った。
「それ、無理じゃん?」
辺りに異様な空気が流れた。
「まっ、確かに難しいかもしれん。だが、やらねばならん時もある。解るか?」
ロンは叱らず、聞かせるように話した。

クルーたちはサミズに乗り込み、艦は出港した。
「戦闘かぁ。俺、初陣ってやつ?」
セナが嬉しそうに言う。
「そういえばそうだな。スクール卒でそのままだったからな、お前」
ユウキが言った。
「でもよ、この間の戦闘で」
ミヤケが言い、2人は気がついたという風な表情をした。
「うわぁ、私の処女は知らぬ間に奪われてたのねぇ」
「死んでしまえ」
破廉恥な冗談に、ユウキが突っ込みを入れた。

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