ひーちゃんのゼミナール 名古屋産業大学(現代ビジネス学科)・大学院環境マネジメント研究科)現代の社会・経済・環境・芸能・スポーツ・宇宙

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2018.01.29
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環境破壊の最高学府

 2016年11月30日水曜日。
教授会が開かれるのは、原則月に一回、仲村教授の脊梁大学の場合は、第三水曜日と決まっているのですが、ものすごい数の資料が配布されて、それに基づいて開かれます。教授会のメンバーは、30人ほどなので、机の上にタブレット端末を置いておけば、ぺーパーレスになるのに、まだそこまでいっていません。学会などで聞いてみると、どこの大学でも同じことです。仲村教授は、複雑系の専門家で、資料を準備するのに要する時間と紙代のコスト計算をしたことがあるそうです。仲村によれば何と一回辺りの教授会のコストは、十万円なんだそうです。年間10回の教授会とすると、100万円になり、そのほか主要な会議の回数をかけると、200万円になると言うのです。
「個人情報や秘密にしておかなければならない文書は回収するけれども、どういう形で漏洩するかもわからない金銭評価できないリスクをしょっていることを忘れてはいけない」
と、仲村教授は言います。企業では機密文書をシュレッダーで処理していますが、1箇月当たりの処理費用合計を、約12200円/月とはじいているサイトもあります。
仲村は言います。
「ガバナンスとコンプライアンスの定着と浸透に伴って、やたら配布される資料が増えてきた。ガバナンスは紙の無駄遣い。つまり環境破壊なのだ」
と。仲村教授は続けます。しかし、最近では「溶解処理」といって、一箱あたり千円くらいで溶かし、再利用するサービスもあります。
「こうした資料は、保存しておかないと、後々業務の執行に支障が出るので、研究室に保存しておくが、教授会での配布資料以外にも、毎日のように学生関係の配布資料や、パンフレット類が教師用のメールボックスに入れてあるので、こうしたものを保存しておくわけだ。それで、こうした文書類は不用意に捨ててしまうわけには行かないので、研究室の片隅に積んでおくのだが、毎年年末に丸秘文書をシュレッダーにかけて処分するときにどれくらいの量になるか見てみると、なんと一・五メートルの高さになる」



前置きが長くなりましたが、それでなくても忙しい教育、その他の業務をこなさなければならない教員にとって、瑣末な話であるのですが、毎回の教授会の議事録まで教員が作成している大学があることを、皆さんはご存知でしょうか。青森大学では「教授会規程」を公表しており、「(議事録及び報告)第8条 学部長は、教授会の開催都度選出された二名署捺印し議事録を作成保管する。(庶務)第9条 教授会の庶務は、事務局が処理する」となっています。
「そんなこと、事務スタッフがやればいいのでは?」という声が聞こえてきそうですが、そうは行かないのです。仲村教授の情報では、C大学では議事録の作成が始まったのは、10年ほど前からで、やはりガバナンスの浸透と機をいつにしているというのです。





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最終更新日  2018.01.29 21:43:34


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