ひーちゃんのゼミナール 名古屋産業大学(現代ビジネス学科)・大学院環境マネジメント研究科)現代の社会・経済・環境・芸能・スポーツ・宇宙

ひーちゃんのゼミナール 名古屋産業大学(現代ビジネス学科)・大学院環境マネジメント研究科)現代の社会・経済・環境・芸能・スポーツ・宇宙

2018.11.25
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カテゴリ: 社会時評
大学生ならずとも、この便利なスマホやタブレット端末が、いかに大学の教育環境の病害になっているかを考察したい。公害という言葉は古くからあるが、スマホの「病害」という言葉はあまり聞いたことはない。スマホ使用が学力を低下させているということはよく指摘されていることだが、学力低下と引き換えに「趣味」「娯楽」「交流」が向上するのならまだ許せるとしても、人格そのものが破壊されていくとなると、穏やかな話ではない。まして、大学教育そのものの根幹を破壊しかねない兆候を示し始めているのだ。もしかしたら、「便利さ」と引き換えに、人間を人間たらしめている、神によって与えられた「資質」をも喪失しつつあるのかもしれない。現代文明が、何か抜き差しならない迷路に迷い込んでいるかのような,心の風景を予感するのだ。この問題を、筆者は親友の教授、准教授などと考えてみた。表題に❶がつけられていることの意味は連載であることは言うまでもないことだが、いつ果てることのない連載になるかもしれないし、今回限りの、一過性のものになろかもしれないことをお断りしておきたい

 便利なスマホ
 スマホが便利な機械(ツール)であることは論を待たない。これだけの普及を見せたことが、この命題の正しさを証明していると言える。それは、私自身が様々な生活や活動場面で多くの便益を与えてくれているからであり、その適切な使用を通じて、素晴らしい発明品だと感じるからである。もはや、スマホなしでは旅に出かけることもできない。
 だから、私はスマホやパソコンを敵視しているわけではないし、短絡にスマホやパソコンに依存した社会を安易に批判するつもりは毛頭ない。要は、「自分のためになる」使い方を工夫すればいい。
 同様に、学生にしても、ラインや検索、買い物や販売、インスタグラム、道案内などのツールの利用で、この情報機器から多大な便益を受けており、そのことを十分に断ったうえで、教育現場で、いかに、スマホが教育の質の低下につながっているかを、歯に衣着せぬ語り口で紹介したい。子どもから大学生までの時期は、生活や社会との関係ということが大袈裟ならば、節度やバランス感覚、周囲との調和や礼儀といった規範が未熟であるので、興味が湧く対象についついのめり込んでいく。
 私も子育ての中で、テレビゲームやポケモンのような熱中症に陥るゲームに、子どもがはまりこんでいくことに、手を焼いた記憶がある。この親と子の関係が、大学でスマホにはまりこみ、キャンパス、教室を問わずゲームやライン、怪しげなサイトに明け暮れている学生相手に教育をしなければならない、ある種の病理現象が、大学教育現場を蝕んでいる実態を紹介しよう。
 女性の結婚後の家庭生活の不満のはけ口に,大学生を紹介する「逆」援助交際サイトに明け暮れる大学生もいる。一回、喫茶店で会うと1万円を稼げるというのだ。授業中に学生が、そのようなサイトを検索し、落ち合う場所をやり取りしているとしたら、大学教員のあなたはどうするだろう。
 話は長くなる。まずは最近話をするようになった、ある老教授の話から。名前は国際先生としよう。国際先生は、私の古くからの友人で、今は、関西の有名国立大学で定年を迎え、私立大学の非常勤講師をしながら、悠々自適の生活を送っている。酒の席で、次のように私に話す。

 会社の社員会議で、スマホを個人的なことでいじる社員などいるはずはない。大きな教室で、ほとんど一方通行で授業をやる場合、机の下に隠してスマホをいじる学生はざら、それでもいじりながら話を聞くことはできるので、私などはあまり厳しく言わないようにしていると言うと、国際先生、目を白黒させて「うちの会社の研修会で私的にスマホなどいじるものがいたら、即刻呼び出されますよ」と。
 しかし、悲しいかな、今の大学ではそれが日常茶飯事なのだ。携帯電話が急速に普及しだしたのが、今から25年ほど前。この四半世紀に、大学教育の質の低下は著しく進行したと、別の教授は言う。それは、スマホが主原因でないにしても、じわじわと教育現場をむしばんできたことは疑いもない事実だ。
 以下次のような問題を論じてみたいと思う。
 スマホで検索用に小レポートを書かせる
 物言わぬ学生(教室)
 学生ホールはスマホの巣
 電車の中も
 歩道も
(2018.11.26)





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最終更新日  2018.11.26 10:49:30


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