ひーちゃんのゼミナール 名古屋産業大学(現代ビジネス学科)・大学院環境マネジメント研究科)現代の社会・経済・環境・芸能・スポーツ・宇宙

ひーちゃんのゼミナール 名古屋産業大学(現代ビジネス学科)・大学院環境マネジメント研究科)現代の社会・経済・環境・芸能・スポーツ・宇宙

2021.01.23
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カテゴリ: 芸能資本主義
私はウイルス学者でもなければ、感染症学、公衆衛生や特定の医学分野に精通した医者でもない、あえて言わせていただければ、長い間大学で経済学を教えてきた一介の教師に過ぎません。いや、もっと遜って言えば、生活のための給与を受け取るために、諸規則に従順に従うことを生業としてきた、いち給与所得者に過ぎません。
 長い間学生相手やや講演・研修での聴衆を前にして話をしてくると、上から目線で知識を見せびらかし、多少あやふやなことでも「見てきたようなうそを言い」、自分を尊大に見せるいかさま詐欺師に近いと、自虐的に思うことがある。
 学生や聴衆を前にして話をする商売は、落語家や講談師に近い習性を身に着けており、舞台の上やカメラの前で気取って演技をする役者と言えば聞こえがいいが、見世物小屋の芸人に近い。昔の私の友人で、いま私立大学の学長をやっているA君は、退学教師は芸人だと常々言っていた。毎回の授業で、何回学生を笑わせるかが生きがいだと言っていた。
 とすれば、皿回しの皿と棒を「本」に変えただけだ。現役の大学教授にはすまないが、本質的に大学教師は「芸人」に近い。テレビに出ることを生きがいとしている大学教授はごまんといるが、その目的はギャラと、自己顕示欲の自己満足的充足だ。また大学の管理者も、大学のPRになる教師を競って雇う。
 2020年1月末から、自宅のテレビで、嫌というほどこれらの見世物小屋=大学教師の演じる舞台劇を見てきた。それでも、テレビは手っ取り早くコロナ情報を提供してくれるから、自分と家族の身を守るために、嘘と真実を問わず、メディアの情報を頼りに1年を過ごしてきた。
 今から30年近く前に、中央アフリカで人類を席巻したエボラ出血熱感染を、経済学的視点から研究したことがあるので、今次の新型コロナウイルスに関しては、2020年初頭の武漢ウイルスの蔓延からの事態の推移を、ある程度系統的に追うことができ、山師的報道に惑わされることなく、自分の防護だけでなく、ワクチンの接種から集団免疫、経済の再建の課題を冷静に分析することが出たように思う。
『新型コロナウイルスの影響を考える』を昨年4月、緊急事態宣言が発令されたのと同時に出版して、黙々と情報収集と分析を行ってきた。いかんせん、この道の専門家ではないので、とんだ間違いや早とちりがあったかもしれない。年が明けて2021年の年初、「ゆるい」緊急事態宣言が8日に発令された。解除の条件は東京都の場合500人を下回ること、医療施設のひっ迫状況などだ。
 第2次緊急事態宣言が発令されて、1月23日(土)、東京に限れば、新規感染者数ではやや落ち着きを見せ始めた。政府は新規感染者が500人を切ったら「緊急事態」は解除すると言っている。
 しかし、医療提供体制はひっ迫から崩壊への兆候を見せ始めている。命の選別(トリアージ)さえ行われていると言って過言ではない。いや筆者の目には「命の選別」どころか「命の切り捨て」が始まっていると映っている。

 太平洋戦争勃発直前、真珠湾攻撃の情報を察知され、ミッドウエー攻撃では暗号を解読され、南雲中将の空母を失ってからは、「飛び石作戦」によって、マッカーサーのフィリピン奪還を許し、フィリピン、沖縄と負け戦、それでもソ連の仲介によって講和へ持っていけるという判断ミスによって、広島と長崎への原爆投下を許してしまった、あの失敗を今も繰り返しているのが、今次、新型コロナへの対応だ。
 ①情報戦・リスクマネジメントにおける失敗=科学的思考の欠落、②巨艦大砲主義の失敗=積極的疫学調査(クラスターへの執着)、③言論弾圧と④情報隠蔽改竄(コロナムラの利権構造)が太平洋戦争の失敗であり、敗戦へ導いた要因であるとすれば、カッコの中が新型コロナに勝てない日本的要因である。with corvid2019 というウイルスとの「講和」が可能であるかのごとく、能天気に感染沈潜化を期待しているのが現状だ。

 一方、アメリカでは大統領選挙に敗北したトランプの挑発で、議会制民主主義のシンボル・ホワイトハウスに暴徒が乱入し、上院の17名が反旗を翻した場合、トランプは弾劾訴追を受け、公民権をはく奪されかねない事態になっている。この期に及んでもなおトランプを擁護する大学教授が多数いることは、コロナ禍の中で、限りなく芸人化する大学教授の、もう一つの一団を見ることができる。この場合の大学教授には、非常勤・客員講師等さまざまなタレント的肩書を持った大学教師を含む。一昔前のタレント教授とは性格特性が異なる、劣化した大学教員のクラスターを、いま画面の中に見ることができる。
 特任、客員、特別招聘、非常勤などの肩書の教師は、弁護士や公認会計士と同じく、教師としての収入では食っていくことができないから、芸能事務所に所属し、メディアに登場する。「この世界で生き残っていくには、このはげー」くらいのことは言えないとだめだとMCに言われ、転落していった元政治家もいる。政治家がタレント・芸人化しているのは周知の事実だ。弁護士に国際の冠がついても、弁護士業務で食っていけるのはごく一握りの弁護士に過ぎない。こうして弁護士の芸人化が進む。
(2021年1月25日)





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最終更新日  2021.01.25 20:43:30


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