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2009年05月21日
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カテゴリ: 時事問題



その詳細をここに書くことは出来ないが、

ちょっと法律的な話で聞きたい事があってのことだった。


知り合いの弁護士とも、もう10年以上連絡を取っていないので

なんだか連絡がしにくいし、

はっきりいってこの事案は弁護士を依頼しなくても

何とか自分でできるんじゃないか?という案件だった。


そこで、民事訴訟を起こしても自分で出来るのか、ということと

裁判の流れ、そして依頼する場合の報酬、

例えば相談料を払い、自分で作った訴状などの

リーガルチェックをしてもらえるものなのか、等

今後の方向性を定めるべく相談に行った次第だった。




まず、予約した時間の15分前に

法テラスの事務所に来るように、と言われる。

少し余裕を持って家を出ると

約束していた30分前には到着してしまう。

少し早いが建物の中に入り、

カウンター越しの受付の人に名前を告げ、

受付のために書類を書く。


法テラスで無料相談を受ける事が出来る人は

所得制限がある。

うちはしがない超零細の自営業なので

そのあたりはなんなくパス。

名前を呼ばれるまで2階の長いすで待つようにと言われる。

2階の階段に向かう途中、中高年の男性が事務所に入ってきた。

職員には

「あれ?予約はまだあと1時間半も先ですよ」と言われていたが、

きっと、それだけ切実なんだろうな…




そして待つこと30分。

予定の時間より15分ほど遅れて名前が呼ばれた。




その弁護士は40代に差しかかるか、というくらいの男性だった。

「どんなご相談ですか?」と聞かれたので

こういうことで訴訟を起こすか考えている、と

簡単にその内容を説明し、

ひとまずあたしが作成した内容証明などの書類一式を取り出し、

話を進める。

だが、何か違和感がある。



まぁ、確かにはっきりいってヒトゴトなのだが、

本当に自分には関係がないヒトゴト~という感じで話を聞くだけ。

どうしたらいい、とかこうしましょう、という

アドバイスなんて一切なし。


この人はなんの為にここにいるんだろう?

という疑問符だけが頭の中を駆け巡る。


もしかしたら得意な分野ではなかったのかもしれない。

でも判例くらい知っているでしょうに。

その判例すら指し示してくれるわけでもないし、

商売っ気を出して弁護士に依頼しましょう、と

働きかけることもない。

そして、あたしが忙しい中、何とか時間を作って作りあげた書類も

一瞥しただけで見向きもしやしねえ。

お前はただの苦情聞き係か?



「これこれこうしたいのですが、こういう事は出来ますか?」

と聞けば、

「出来ると思いますよ」


…これで終わり。

どうすればそうできるのか、

どこへ行けばいいのか教えてくれるわけでもない。

これじゃ、

「不可能なんて言葉は自分で自分に限界を作っているだけだ!」と

根拠もない、ドラマのセリフみたいなことを

言われているのとなんら変わらない。

「では、うちは依頼という形ではなく

相談という形で話を進めて行きたいと思っている場合、

そういった形で仕事を請けてくれるんでしょうか?」

「そうですねぇ~

請けてくれる所もあるかもしれないですね」

…これで終わり。

法というものは全ての人に享受されるべきことだ。

無知な人間でも

法の享受を受けることができるためにあるんじゃないのか、

ここは。

それなのに、

「あるかもしれない、ないかもしれない」

なんて言われ方をされれば

あたしは一体どうしろと?

すべての相談者にこのような受け答えをしているんだろうか?

この人は。

相談時間30分という短い時間の中、

時間を有効に使おうとポイントを整理し、質問を選び、

書類まで用意してきたのにこのありさまだ。

相談者の内容はさまざまだし、

立場が違えば結果が変わってくることがある。

だから断言ができないというのはわかるのだが、

これは相談内容うんぬん以前の問題じゃないのか?


今回の事案に対して何のアドバイスももらえないのはなぜ?

無料だとそんなこともしてくれないのかな?

実際、あたしは用意しておいた書類を見せて

「こんな感じで作ったんですが、

これで法的には問題ないでしょうか?」と聞いた書類だって

実は間違えがあった(これはあたしがあとから気づいた)のだが、

書類を見て

「ああ、大丈夫ですね、問題ないでしょう」って言ったんだよ!?

絶対におかしい、あの弁護士。

それに、自分が請けるつもりも営業トークもしないなら

だったらせめて関係機関や相談窓口を教えてくれたって

いいと思うんだけど。



時間も残り少なくなったので、思い切って聞いてみた。

「あの~、いただいた書類に

弁護士会で有料相談窓口があるみたいなんですが、

ここではどういうことをしているんですか?

法テラスとどんな違いがあるんですか?」

「あ、  違いはないです。

大体、両方登録している弁護士がほとんどですから。

ただ、弁護士会の方は料金がかかるというだけで。」

「じゃ、例えば今後訴訟を起こした場合、

それ以降の流れややり方が分からなかった場合や

当方で書類関係を作成して、その書類の

リーガルチェックなども含めて教えてもらいたい場合に

こちらの有料の方で相談した場合、

そういった具体的なお話も聞いていただけるんでしょうか?」

「あぁ、してくれると思いますよ。

ただ、弁護士は当番制になるから、

毎回同じ弁護士をという指名はできませんが。」

できるんじゃねえか。

法テラスと弁護士会に違いはない、と言っていて

具体的な話もしてくれると言っている。


じゃ、それを求めているのに

具体的なアドバイスをしてくれないあなたは

一体、何者なんだろうか?



あたしは何度も具体的なアドバイスが欲しいと言っている。

なのに「できるかもしれない、できないかもしれない」

という返事しかもらえていないのだが、

この返答が『具体的なアドバイス』と言えるんだろうか?



その質問をするのも馬鹿らしくなってきた。




帰宅して、

あたしは自分がとっても疲れているのに気がついた。

もう、子供たちが帰ってくる時間だ。

自分が費やしたお昼から今までの時間が

なんて無駄だったのだろう、と思った。



何度も書くが、皆それぞれいろいろな悩みを抱えている。

その内容はケースバイケースだ。

特に民事では当事者双方が感情的になり、

泥沼にはまってしまうパターンも珍しくない。


だからこそ、それぞれのクライアントに対して

細やかな配慮ができなければならないと思うのだが、

これだけ不景気だと仕事も多くてそれどころではないんだろうか。



2009年5月21日、裁判員制度が施行された。



そして早ければ7月下旬以降に、

裁判員が加わる裁判が開始される予定だ。


あたしが裁判員になったとき、

こんなにわけのわからない弁護士が被告の弁護をしていたら

ちょっと考えてしまうだろうなぁ。

それ以前にもし、あたしが何らかの事件に関与し、

裁かれるときにこの人が弁護することになったら、と考えたら

なんともいや~な悪寒が背筋をかけ登った。








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最終更新日  2009年06月01日 12時14分31秒 コメント(8) | コメントを書く
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