世界漫歩

世界漫歩

September 18, 2006
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カテゴリ: 世界漫歩



わがコスタ号は一晩、イオニア海をイタリアに向け、西に進む。
ローマ時代に、ローマとギリシャを隔てていた海だ。

当時はどれだけ多くの人が、ギリシャ文明に夢を抱き、あるいは征服の野望に満ちて、この航路を往復したであろうか。

夜明けにメッシナ海峡を抜け、ティレニア海に入る。
お椀を伏せたような、ストロンボリをはじめとするリバリ諸島の懐かしい島影を、朝まだきの空に見る。

昼食をとっていると、船内が騒がしい。
気が付けば、船がイタリア半島の岩壁と指呼の間にあり、思いがけない景色の出現に、みなが興奮しているようだ。

往路南下したときよりも、ずいぶんイタリア半島の近くを通り、景色が美しい。
早速デッキに出て、絵巻のような風景に見とれる。

南イタリアの、カラブリアから、カンパニアにかけて…。
中世を思わせるような修道院や城砦らしい建物が、高い岩の上に建っている。

デッキにはたくさんの人がそれぞれに、思い出にふけっているようだ。

気温は12℃だが、日差しがあって暖かい。
追い風なので、デッキはほとんど無風状態である。

裸になってデッキチェアに寝そべり、日光浴に念がない人もたくさんいる。
15時ごろ、ナポリ沖通過。
左の島影は、ポンツェ島だろうか。

この船のエレベーターは、よく出来ている。
ゆっくり停まっているくせに、動き出したら非常に早い。
客の心を、よく理解している。






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Last updated  September 18, 2006 05:14:46 AMコメント(0) | コメントを書く


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