世界漫歩

世界漫歩

October 1, 2006
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カテゴリ: 世界漫歩



コスタ号の母港サボナに着いたわれわれは、埠頭に出迎えているバスに乗った。
今日はミラノに向かい、明日早朝の飛行機に間に合わせるべく、ミラノのホテルに泊まる予定である。

バスは高速道路を、ひたすら走る。
リグーリア州の海岸をジェノバに走り、それから北に向かってピエモンテ州をかすめてロンバルジア州に入り、ミラノにいたる。

高速道路の旅は、沿線の景色を見るだけで、あまり面白いとは言えない。
一般の道路ならば古い街を通過し、地元の人の日常生活に接し、退屈することはないのだが。

鉄道の旅でも、時々駅に停車する。
郊外から次第に町らしくなり、駅を中心都市とした町の発展に、面白さや個性が見られる。

駅には、地元の人がたむろしたりしている。
とにかくそれなりの、地域の特徴をあらわしていて、味わいがある。
昔の駅には、駅弁売りがそれぞれに特徴ある売り声を楽しませてくれたものだ。

サービスエリアも画一的で、地域性が乏しく、面白さに欠けている。
もっと旅人を楽しませる、自由な発想がないものだろうか。

と考えていたら、ここのサービスエリアは、スーパーのように生ハムなどが売られていて、結構面白かった。

しかしサービスエリアを撮影していると、写してはいけないと注意される。
何がいけないのかよくわからないが、このような経験は今回の旅行で初めてだった。

来たときと同じ道を戻るものだから、車窓の風景は面白さに欠ける。
ガイドさんの、騒々しい案内がないだけが、ましなのかもしれない。

最近の旅は、目的地ばかり重視して、途中の面白さを忘れている。
旅の面白さは、目的地もさることながら、そこに行くまでの過程にもあったはずだ。

船とは違って、行動の自由がないまま、じっと椅子に座ってミラノを待つ。
ミラノの近郊に達したのは、昼過ぎだった。

ホテルのチェックインが15時なので、それまでの時間は土産物屋に案内される。
もう少し街を走ってほしかったが、我慢だ。

土産物屋の前に貼られているポスターのデザインに、感心する。
見る人に訴える、力がある。





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Last updated  October 1, 2006 01:34:20 PMコメント(0) | コメントを書く


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