戦国ジジイ・りりのブログ

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2012年09月03日
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カテゴリ: 旅日記(中国)
こばやかわ・たかかげ。


前は毛利さんちって、あんまり好きじゃなかった。
けど、たまたま何かで吉川元春の陣の見事な処し方を知って、

「へえ~、こーゆー人なんだ・・・」

って興味を持ったのがはじめの一歩。
だから、両川のうち先に元春ちゃんを好きになった。

隆景ちゃんが一般的に高い評価を得ているのは知ってたけど、
自分で具体的に色々調べ始めたりしたのは、
岡山に行った頃だったかなあ・・・



「三村氏を滅ぼさなくたって良かったんじゃないの!?」

とか(「備中松山城」シリーズをご覧ください)

「恐ろしい人だ・・・」

とか反発の方が強かった気がするけど、気がついたら

「う~ん、カッコいいな」

に変わってた(笑)。

きっかけとかは別になかったと思うけど、
まあ、私が好きになるのって「気がついたら・・・」ってパターンが
圧倒的に多いし



去年の夏、大津での苦い経験があったので、
今年は夏の史跡めぐりはやめようと思ってた。

少なくとも7月の連休、ここはまだ本格的な暑さに
身体が慣れてない頃なのでやめた。・・・これは正解だった。

しかし、やっぱり夏休みほど長い休みが取れるチャンスはそうそうないので、


元春ちゃんのとこへも行きたかったけど、ちょっと行きにくい所なので
後回しにして、先に隆景ちゃんの方へ行くことにした。

時期的に山城はもちろん外して、「小早川ツアー」と題して
三原・竹原を回ろうと思って色々調べているうち、
三原だけでパンパンになってしまったので、仕方なく竹原も後回し・・・


思うプランが出来上がったけど、まあいいや



1日目<2012/8/25(土)どぴ~かん>


羽田から空路で広島へ。
途中、窓から南アルプスのたぶん赤石岳あたりが見えて気分がいい。
思ったよりヒコーキって、直線の最短距離のルートを取るのね。

修学旅行を除いては、広島入りするのは今回が初めて。
広島空港を使うのも初めてだったけど、
山の上にある空港ってこれまた初めてだったから、ちょっと恐かった・・・


空港にはバスの切符の自販機があったので、
よくわかんないけど切符を買ってバス停を見たら、長蛇の列。

うわ~っ、ナニコレ・・・
座れるかな~


と焦りながら行ってみたら、それは広島行きのバス停だった。
三原行きのバス停には一人しかいない。

大丈夫かな、これ・・・
これでいいんだよな・・・


と不安になってたらバスが来て、降りてきたおじさんが

「三原、三原、三原行きでえ~す!」

と連呼してたのでやっと安心した。


三原行きのバスに乗ったのは、結局4人。
広島へ向かう沢山の人を見ながら、

「やっぱ広島って都会なんだな~」

って思った。

私には、毛利氏の本拠という以外に、
広島にはちょっと思うところがある。

いずれ広島にも行くけど、オフシーズンならもうちょっと
人出も減るかな・・・

他のバスはどうか知らないけど、三原行きのバスはおつりが出ないらしい(笑)。
そうか、だから空港に切符の自販機があったんだ・・・


さて、数少ない乗客を乗せてバスはぐんぐんと山を下りていく。
け、結構なスピードだけど、バスの運ちゃんてすげえなあ~

このバスは、小早川家にゆかりの深い場所を通過していくハズなので
カメラを出して外を見ていたら、川が出てきた。

「あっ、沼田(ぬた)川だ!!」


三原・沼田川


へ~え、これがそうか・・・
護岸もされてないし、結構自然がいっぱいのところだな。

んじゃあ、そろそろ・・・
と思ってきょろきょろ見ていたら、ちゃんと看板が出てた。


三原・新高山城遠景



『小早川隆景居城 新高山城跡』

おお~、さすがだな。
沼田川を挟んだ反対側に、小早川氏代々の居城・高山城があるんだけど、
なにしろバスが早いので、新高山城を撮ってる間に高山城は後ろに行ってしまい、
写真は撮れなかった(笑)。

思ってたより、どちらも急な感じの山だな。
特に高山城の方は、南側から見ると結構岩山っぽかったけど、
あれ、どこから登るんだろう・・・

比高にもよるけど、標高100mくらいの山ならちょちょいと登れなくもない。
・・・が、それ以上の山はどんなに低山でも夏は登らないことにしているので
(とゆーか、夏の低山ほど危険なものはない)、
今回は初めから予定には入れてない。

また冬に来るからね、隆景ちゃん


山を下りると、バスは沼田川沿いに東へ。


三原・沼田川2


途中の道路沿いには、「鳥獣供養塔」なんてものがあった。
なんなんだろう、あれ・・・


広島空港から三原へは30分くらいで着いちゃうんだけど、
何しろここは、17歳で沼田(ぬた)本家を継いでからず~っと隆景ちゃんの
領国だったところ。

結構、山ばっかりなんだ~・・・

バスの窓からきょろきょろ周りを見渡しているうちに、三原駅へ着いた。


今回の宿は、天守台ビューのホテルにするか迷ったんだけど、
居住性から海沿いの宿にしたので、終点の三原桟橋まで乗ってく。


三原・三原港


海沿いの道を通って、宿まで荷物を預けに行く。
海側から見る三原港はこんな感じ。


三原・三原港2


今回は時間が許せば、佐木島へ渡って三原城の遺構を見たいと思ってるんだけど、
どうだろうな・・・

宿の前には、こんなものがあった。


三原・ホテル前の錨4


 【大きい錨はSTOCK ANCHORといい、日本海軍が好んで使用したものです。
  戦艦はすべてこの錨でした。この錨は戦艦陸奥と同形のものです。錨1トンに対して
  船舶1万トンの係留能力があります。
  小さい錨はSTOCKLESS ANCHORといい、現在世界で一番多く
  使用されています。】


1トンで1万トン・・・
単位がデカすぎてちょっと想像もできないんだけど、
これは1トンもありそうじゃないよな~。


さてと、まずは腹ごしらえ。
途中にあった三原のふたはこんなの。


三原のふた



 【やっさ踊りは、この(三原城)築城完成を祝って老若男女を問わず、
  三味線、太鼓、笛などを打ちならし、祝酒に酔って思い思いの歌を口ずさみながら
  踊り出たのがはじまりと言われ、それ以来、大衆のなかに祝ごとは"やっさ"に始まり
  "やっさ"に終わる習わしになったと伝えられています。】 
  (カッコ内は戦国ジジイが追加)

という、隆景ちゃんゆかりのやっさ祭柄で、やっさの歌詞にも


 【見たかエー (ハ ヤッサ ヤッサ)
  見たか聞いたか 三原の城はエー(ハ アラ ヨイヨイ ヨイヤナ ヨイヤナー)
  地から湧いたか サーマヨ (ハ ヤッサ ヤッサ)
  浮城かヨ (ヤッサ ヤッサ ヤッサモッサ ソッチャセー)

  月はまんまる金波に銀波 やっさ踊りに夜がふける
  見たか 三原の胡蝶の踊り 風に桜の花が散る
  三原の港は 情の町よ 酒の出どころ恋どころ
  踊りつかれて ねてみたものの 遠音ばやしが 気にかかる

  三原はよいとこ 町のまん中に 昔 忍ばす 城の跡
  夢の浮城 かすみに明けりゃ 昇る朝日の 桜山
  何をかくやら 筆影山は 風の波間影うつす

  やっさ やっさと街から街へ 心うき城 足そぞろ
  やっさ踊りについみこまれて 嫁にせがまれ はずかしや
  酒を飲むなら 三原の酒を 心うきうき踊りだすよ 】

と三原城が歌われている(解説と歌詞は「三原やっさ祭実行委員会」様のサイトより)。


このやっさは、湯河原・池袋(!)・竹原などでも祭が行われるらしいが、
湯河原のは歌詞が小早川家の祖・土肥實平(どい・さねひら)に
ちなんだものになっている。

それで、面白いのは湯河原の方では

 【土肥郷(湯河原)の領主“土肥次郎實平”が領民の人身安定のために始めた
  「實平踊り」が起源であるといわれています。鎌倉幕府成立後、その手腕を
  高くかわれた實平は、瀬戸内海の治安確保のため、安芸国(広島県)に派遣され、
  かの地でもまた数々の事績を残しました。

  彼の没後、領民がその遺徳を偲んで生まれたのが現在の「三原やっさ」です。
  湯河原の「實平踊り」は久しく途絶えていましたが、町民の間で高まる
  實平敬慕の情からこの「三原やっさ」を取り入れ、「湯河原やっさ」として
  復活しました。】
  (「湯河原温泉局」様のサイトより)

と紹介している。

まあ、實平でも隆景でもどっちでもいいけどね(笑)。
「おらが殿様」を大切にするのは、いい事だと思うから

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最終更新日  2012年12月08日 14時09分08秒
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