戦国ジジイ・りりのブログ

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2013年10月24日
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カテゴリ: 日光写真館
え~、先日の予告通り、しばらく日光写真館を再開します。


4ヶ月ぶりの日光編ですが、残る写真もあと100枚ほど。
年末頃にはまた行く予定ですので、こんな感じでマイペースで公開していけば
いい感じで消化できるし、何とか続けていけるかな・・・

ただ、現地で写真を撮るのがホントに大変なので、きっとまた

「やめときゃよかった~」

って半泣きになりながら極寒の中でひたすら撮影するんでしょうが(笑)。



さて、今回からは日光山内で私が最も好きな大猷院(たいゆういん)へ移ります。
こちらは徳川家康の孫にして徳川3代将軍・家光公の墓所です。


はっきり言って拝観者数は格段に落ちます(笑)。

が、東照宮を一言で表現すると「華麗」なのに対し、
大猷院は「幽玄」。

拝殿の内部などは、東照宮に比べたら若干おいたわしい箇所もあるものの、
ピカピカに手入れされたものよりは
かえって時間の流れとか歴史の重みなども感じられて、
それがまた風情があると言いましょうか。

ここが私はたまらなく好きで、山内に行くと必ずと言っていいほど
最後に大猷院に寄る。

人が少ないので静かに浸れるから好きってのもあるんだけど、
一方ではもっと多くの人に観てほしい。


(それでもぱらぱら程度)、いたらいたで個人的にはウザイので、
ジレンマ・・・


東照宮よりは建物の数も少ないので、地味っちゃ地味なんですが、
それでも将軍の墓所にふさわしい彫刻類や、
歴史ある建築物が静かにたたずむ素晴らしい場所ですので、



さて、前置きはこのぐらいにして、内部をご紹介いたしましょう。


日光・大猷院



↑こちらが大猷院の入口。
手前の左の建物で料金を払って入ります。

・・・が、その前に。
入口の手前を左に入ると、トイレがあります↓


日光・大猷院前のトイレ



トイレの前にこれだけ立派な灯籠が並ぶ場所は、
日本広しといえどそうそうないでしょう。

内部はちゃんとウォーム便座なので、冬でも安心です


入口にある灯籠↓。


日光・大猷院2



ここは玉垣があって入れないので、ちょっと銘までは・・・
ただ、山内に腐るほどある立派な灯籠は
おそらく全てが大名クラス以上の奉納でしょう。

立ち入り禁止区域内に建つ灯籠も結構ありますが、
近寄って見られるものについてはおいおい紹介する予定です。


上の写真の反対側にある灯籠群↓。
こちらも近寄れませ~ん。


日光・大猷院3


灯籠脇の石垣↓。
山内にはこんな石垣がありすぎて感覚も鈍るほどですが、
写真であらためてじっくり見ると、スキもなく実に精緻で見事。


日光・大猷院4



中に入ると、こんなものにも解説が↓。


日光・大猷院6



 【これは、祭礼の時「幡」(ばん)を建てる礎石です。
  境内に数十個所あります。】
 (現地解説板より)

ま、普通の日でも「大猷院」ののぼりが立ってますけどね(笑)。
昔はこんなの立ってなかったような気がするけど。 


日光・大猷院7


この付近の灯籠は今回一部しか撮らなかったので(←かなり疲れていた)、
次回訪問以降にまとめてご紹介します。


で、こちらが入口正面にある第一の門、仁王門↓。
重要文化財。

まず両側におられるのが金剛力士像。
こんな寒い中、ほとんど素っ裸でいるから、
全身赤くなっちゃって・・・じゃありまへん



日光・大猷院13



日光・大猷院14・仁王門



日光・大猷院23・仁王門



ここからは仁王門の意匠群です。
写真のいいところは、細かいところまでゆっくりじっくり見られること。
彫刻だけでなく、柱や飾り金具まで実に見事な装飾が施されてますので、
ご堪能くだされ。


日光・大猷院15・仁王門


日光・大猷院16・仁王門


日光・大猷院17・仁王門


日光・大猷院18・仁王門



日光・大猷院19・仁王門



日光・大猷院20・仁王門



ま、多少のボケもご愛嬌ってことで・・・(笑)。


日光・大猷院21・仁王門



日光・大猷院22・仁王門



日光では、 支輪 までピッカピカ~。
黒漆に金がよく映えてまぶしいぜ・・・ 


日光・大猷院24・仁王門


蟇股 にはちゃんと眼玉まであるけど、眼の部分にまで
装飾が施されてる寺社なんてのも、たぶんそうそうあるものじゃないと思われます。


日光・大猷院25・仁王門



ここまでは門の表側。
今度は門をくぐりますが、朱塗りの扉は大変大きく、
扉を補強するための柱も多く通してあり、必然的に釘隠の飾り金具も
沢山付いてます。
乳金具をアップで写したもの↓。


日光・大猷院31・仁王門



で、門を入って左手の妻↓。


日光・大猷院26・仁王門



構造的に、妻には違いないんだけど、なんつーか・・・
もう妻飾りとかゆーレベルを越えてます。
蟇股、支輪、欄間、飾り金具・・・
どれ一つ取っても、それぞれが実に見事な芸術品。

「山内の装飾などをできる限り細かく紹介したい」
なんて私がバカなことを考えたのもうなずけるでしょう?

それにしても、軒が深いな・・・
この位ないと、せっかくの美々しい彫刻達が守れないもんな。

んで、各パーツがこちら↓。


日光・大猷院27・仁王門



日光・大猷院28・仁王門



奥の方は、金の葵の軒丸瓦を葺いた塀がジャマするので
正面からは撮れないのが残念ですが。
表からのが綺麗に撮れたかな?


日光・大猷院29・仁王門



日光・大猷院34・仁王門



日光・大猷院35・仁王門



え~っと、こちらが右側の妻かな?
3枚上の写真とぱっと見同じだけど、ちゃんと見ると
彫刻が全然違う↓。


日光・大猷院37・仁王門



日光・大猷院38・仁王門



日光・大猷院39・仁王門


日光・大猷院40・仁王門



日光・大猷院41・仁王門



仁王門の妻は、麒麟づくしのようです。

『東照宮再発見』によると、

【麒麟は鹿の体に牛の尾、足は蹄を持つ。身体は五彩で、腹の下は黄色、頭に
 一角を有する。生物を食べず群居もしない。王者の政治が仁にかなえば必ず姿を
 あらわす、と言われた。麒が牡で、麟は牝ともいい、最も傑出した人物のたとえにも
 用いられる。】

とあり、東照宮には彫刻だけで51体の麒麟がおわすそうな。

数では東照宮に劣るかもしれないけど、
家光の眠る大猷院の最初の門である仁王門にこれだけの聖獣があしらわれているのも、
象徴的だな~と思う。

ああ、秀忠の影うすっ・・・・・・



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最終更新日  2013年10月24日 23時03分20秒


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