戦国ジジイ・りりのブログ

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2014年01月10日
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カテゴリ: 上野と寛永寺
そろそろ移動する時間になったので、名残惜しいけど本堂を離れ、
補足の写真を撮ってから次へ向かう。
本堂前は、中へ入れずに外からのぞいている人がまだいた↓。


上野4・両大師13



帰ってから「寛永寺だより」の最新号を読んでたら、
良源さんの命日の法要である「元三会」は当日の1月3日ではなく、
その前日の1月2日にやるらしいということが初めてわかった。

そっか、3日だと縁日と重なっちゃうから前日にやるんだな。
なんてこった~!


だって、知らなかったんだもん。
でも、良源さんの画像は見ることができたし、天海像の首から下も見えたし(笑)、
寛永寺の縁日がどういうものか少しわかったので、
収穫ではあったよな。

同じ天台だから、日光輪王寺のと同じようなものかと思ってたんだけど、
護摩祈祷にもいろいろあるんだな。

寛永寺は往時の規模より縮小されたといっても、
上野山内には寛永寺所属の堂宇がいくつかある。
それぞれに縁日もあるようなので、少し早めに行って座る場所を確保できれば
落ち着いて見られるかもしれないしな。
これは寛永寺諸堂宇の縁日制覇ってのも面白いかもしれんな。




元三会についての説明があり、「天海伝」なる新連載がスタートしていた。
「天海伝」の方は結構詳しく、でもわかりやすく書かれていたので、
これはちょっと今後の展開(ダジャレじゃありまへん)が楽しみだな・・・

正月号ということで、寛永寺の各子院の住職連名で
新年のご挨拶のコーナーもあったんだけど、その筆頭には


  寛永寺住職  神田秀順】

とある。

ふむ、確かに 日光輪王寺の導師様 がおっしゃっていたように、
寛永寺でも「輪王寺門跡」を名乗ってるんだな。

輪王寺宮は寛永寺と日光輪王寺の山主を兼帯したけど、
「輪王寺門跡」は厳密には日光輪王寺の方であって、
寛永寺は門跡寺院じゃないんだよね。

天海時代にも、輪王寺宮時代にも、メインの拠点は寛永寺にあったのに、
なぜ寛永寺に門跡号が下賜されなかったのか・・・
色々考えてみたけど、まだわかりません。

ただ、寛永寺と日光輪王寺にはどうもそれぞれの役割があったんじゃないかという
論文を最近読んだので、なるほどな~と思う部分はありましたが、
それはこの後の上野編の方で書きたいと思います。



それから、平成25年第2号の「寛永寺だより」で
寛永寺の杉谷大僧正が戸津説法の説法師を拝命したニュースを
「上野第二編(28)」 で紹介しましたが、正月号にその報告が書かれてました。

杉谷師はこの大役を見事に果たされたらしく、
「全体では宗内外より延べ千人を越えるという近年稀にみる聴衆でした」とある。
その千人の中には、寛永寺からの大応援団、70人が含まれていたらしい

説法中の写真も載ってるんだけど、お寺のお堂のようだから、
東南寺の本堂なのかな。
戸が開いてるので、これ、クーラーなしだわ
相当暑かったろうな~。

けど、無事にお役目を果たされたということなので、
そのうち寛永寺から天台座主が誕生するかもしれないよな。

杉谷大僧正はお盆やお彼岸にも定期的に法話を行っているので、
ぜひ御聴聞くださいと「寛永寺だより」に書いてある。

へえ、そんなら私も聞きたいな。
てか、もう寛永寺の檀家になっちゃいたいんだけど(笑)。
墓は持てないけど(  「上野第二編(6)」 をご覧ください)、
個人でもなれるでしょ?
でも、どうすればなれるんだろ・・・


まあ、うちは浄土宗だけど、考えてみれば私自身は長いこと
日光輪王寺にお世話になってるんだしな。

日光写真館などの記事で、輪王寺関連のいくつかの施設へは
通常有料のところをタダで入れると書いたことがありますが、
それは優待参拝証を持ってるからなんです。

先日、お出かけのために財布の入れ替えをしていたところ、
なにげにこの優待参拝証の裏面を見たら、
「有縁のご信者として、随時参拝・入場できます」って書いてあった。

有縁の信者か・・・
言われてみれば、全然意識してなかったけど
長いこと私は天台の守護を受けてきてたんだな~って初めて気がついた。

愛用の頼政の数珠も、廉価品ではあるけど
いちおう寺門で買ったものだしさ。

だから、ここで寛永寺の宗徒になったところで何の問題もない。
さすがに日光は遠いけど、寛永寺なら近いし。

て、寛永寺宗徒になる野望をちょっと抱え出しましたが(笑)、
両大師の縁日に来てた多くの人達も、祈願の申し込みって訳じゃなく、
檀家さんも結構いたのかもしれないな~と思った。



ところで、ウィキペディアでは良源さんを祀るおもな寺院は10ヶ寺紹介されている。
京都・大阪・三重に1つずつで残りはすべて関東。
群馬・栃木・茨城・埼玉に1つずつ、あと東京に3つ。
関東で盛んってのがちょっと意外な気がしたんだけど、
埼玉は喜多院だから、これは天海のゆかりかもしれないな。
ま、他にも おみくじの記事 で参考にさせていただいた
丸亀の妙法寺のように、良源さんを大切に祀っているお寺は
沢山あると思うけどね。

都内のうちの1つはもちろん寛永寺両大師です。
あと昭島市と調布市なんだけど、昭島の拝島大師(本覚院)には
ちょっと面白いエピソードがある。


 【本尊の元三慈恵大師像は良源が自らの姿を刻んだものとされ、本来は比叡山
  横川の地に祀られていたと言われる。寺伝によれば、元亀2年(1571年)
  織田信長の比叡山焼き討ちの際に、敬タン大僧都が大師像を持ち出した。
  敬タンは諸国放浪の末、1578年(天正6年)この地に大師像を安置し
  本覚院を創建したと伝えられている。】
  (ウィキペディアより。敬タンのタンの字はごんべんに「甚」)


どっかで聞いたような話でしょう?
忘れちゃった人は 「上野第二編(11)」 でおさらいくださ~い。

ま~、何でもかんでも信長様が悪者にされちゃってるけど、
これまでの叡山焼き討ちの一般的な説、


堕落した坊主ども大量虐殺~!」


てのはだいぶ疑わしい面があるからなあ・・・

一般に、叡山も退廃した時期があったのは確かだと見られているようだし、
あるいは焼き討ちがきっかけじゃなく、横川からお宝が横流しされた
可能性だってあるんじゃないの?

・・・て、それは単なる想像ですが、良源さんの画像の方は伊勢経由で
江戸へ向かい、像の方は多摩へ流れ着いた・・・
焼き打ちを経て、信長様も明智光秀も滅んだあとに僧たちは叡山へ戻っていったと
されているのに、良源さんのお姿を写したものは帰山しなかった・・・
ちょっと変な気がするのは私だけ?

戦で離散したのはしょうがないとして、
世の中が落ち着いた後に本気で叡山の復興を目指すなら、
元あった場所に戻すべきだったんじゃないの?


まっ、それはともかく、拝島へ引っ越しした良源さん(の像)は
そこを拠点に、関東に元三信仰を広めていったという。

良源さんを祀るので当然命日には縁日がある。
拝島の初縁日の1月2日~3日にはダルマ市が盛大に催されるらしいんだけど、
「武蔵名勝図会」には3日は深夜から多くの人が参詣に押し寄せ、
夜が明けると良源さんは拝島から上野寛永寺まで飛んでいったとある。

縁日のかけもちでっか~!

じゃあ、調布は?佐野は?喜多院は?


この拝島のダルマ市には例の角大師を描いた真っ赤な厄除けうちわが売られるそうで、
これを玄関に飾っておくと悪いものを追い払ってくれるんだそうな。

いや、ちょっと欲しいな~って思っちゃったんだけど、
ダルマ市って人出がすごそうだし、
うちは日光輪王寺の鬼門よけ札の中におわす良源さんが守ってくれるから
玄関に置く必要はないし、純粋なうちわとして使うにも、
職場で真っ赤な良源うちわなんか使ったら目立つだろうな~とか
妄想だけが暴走しております

今回、寛永寺に行く前に小伝馬町に寄ったことを
いくら懐かしの場所とはいえ、意外に思った方もおられるかもしれませんね。
わたくしも、場所が場所なので行くか行かないか結構迷いました。

でも、小伝馬町の後は両大師で良源さんの画像にお目にかかれる。
万が一、小伝馬町から悪いものが付いてきたとしても、
良源パワーで追い払ってくれるだろうとアテにしてたんだよね(笑)。


それにしても、拝島の良源さんの像は観たいよな。
公開される時があるのであれば、
拝島大師も行きたいリストに加えなければならんな。

そしてまた行きたい場所ばかりが増えてゆく・・・



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最終更新日  2014年07月30日 20時50分34秒


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