戦国ジジイ・りりのブログ

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2014年01月13日
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カテゴリ: 上野と寛永寺
ひとしきり参拝者を眺めたあとで、戦線復帰。

向かって右側の将軍画像の方へ行ったら、
正面側の御簾のすきまから御厨子のようなものが見えた。
この付近はかなり狭くて混雑してたんだけど、
正面側からそれを確認したくて人をかき分けてもう一度正面の方から
暗い奥を覗いてみた。

そしたら、「最樹院様」って書いてある。
帰ってから調べてみたら、11代・家斉の実父で一橋家当主の
徳川治斉のことらしい。


ともかく治斉は寛永寺に葬られたんだな。

せっかく正面に戻ったので、いじましくもまたまたここで仏像鑑賞。
だって、普段は見られないものだしさ~。

目がつり上がってはいても、結構イケメンでお色気のある仏像ばかりなので、
写真を撮って家でもじっくり眺めたいと心の中で泣きました。


堂の中央には古い鰐口もあったな(←ほとんど観てない)。
結局、油絵の方は全然見なかったんだけど、
油絵ロードの最終地点には寛永寺の写真があったので観に行った。
そしたら、こんな解説があったので手書きで写してきました。


 【現在の根本中堂は、明治12年(1879)に川越喜多院の本地堂を移築し、
  上野山内の寛永寺本地堂の焼け残った材をあわせて再建され、今に至ります。

  薬師如来像を取り囲む形でお祀りされています。】


へえ・・・
どれがそうかはわからないけど、綱吉の中堂の一部もこの中にあるんだ。
それは知らなかったな。


そろそろ15時。


「あまりお時間もありませんが、どうぞ中へ」

って参拝者へ声を掛けている。

最後の最後まで観ていたい気持ちはあるけれど、
この後行く予定のところもあるし、そろそろおいとましなきゃな・・・

まだ根本中堂でお参りをしていなかったので、
最後にお参りをしようと思ったら待ちの人達が並んでいた。

ので、ちょっと間を置こうと思って見納めにまた正面へ(←しつこい)。
仏前には色々奉納品もあったけど、その中に金一封のようなものが飾ってあった。
何か書いてあるのでよく見てみたら、

 「天皇陛下 御下賜金」

と書いてある。
おお~、さすが寛永寺だな!

都内には大きな寺院や、目玉商品を抱えていて人気のあるお寺も多いけど、
現在の寛永寺はちょっと人気の点では落ちるかもしれない。
が、やはり歴史のある寺なので、一味違うなと思った。
まあ、他に御下賜金を戴いた寺院が都内にどれだけあるのかは知りませんが。


その後で、入口の方に戻ってお参りをした。
本当は最初に御本尊様にご挨拶すべきものなので、
良い子はマネをしないでね

立ち上がって真上の鴨居を見てみたら、
正面の蟇股は馬の彫り物だった。
おお~、こんなとこに今日第2の縁起物が!!
またトクした気分になった。



根本中堂を出て周りを見渡しながら歩いていくと、
こんなのがあった↓。


上野4・根本中堂5



あれ?
夏にこんなのあったっけ?
あったとしても撮ってないから、撮影。


上野4・根本中堂6


上野4・根本中堂7


実物はかなりデカいし、正面から鬼と目を合わせると結構迫力あります(笑)。
ただ、この鬼の感じだとわりかし新しいものじゃないかと思うけど。


ついでに、夏には逆行でろくな写真が撮れなかった
家綱霊廟の鐘 を撮ってきました↓。


上野4・根本中堂8


うん・・・
一昨日にはこれで除夜の鐘を「ご~ん」したんだな。

「ゆく年くる年」で観た増上寺の年越しは、
0時ちょっと前から増上寺のお坊さん達が沢山鐘の前に並んで、
0時ちょうどの時刻に合わせて全員で「ご~ん」してた。

ただ、ちょうど入場を待ってる1万人が0時のカウントダウンをしてたので、民衆の



の歓声に合わせて「ご~ん」してたのが笑えたんだけど。


増上寺ほどの人出ではないにしても、
寛永寺のこの場所でも同じような光景が広がるんだろうな。
来年は寛永寺で年越しってのもいいよな・・・

いや待てよ、翌日が元三会だから、ここで年越しすると
正月は上野に通いづめになっちゃうな

まあ、あと11ヶ月以上先のことなので、
また後で考えます。


これで根本中堂はおしまい。
しつこいようですが、特別公開はものすごく良かったです。
もちろん、好みの問題ではあるので、「そうでもないじゃん」って
クレームを寄せられても困りますが。

史跡めぐりでもそうそう仏像群を見ることはないのであまり比較はできませんが、
「何度でも観に行きたい」と思ったのは 寺門の金堂 と寛永寺ぐらいだよな。
・・・あ、どっちもイケメンがいるな・・・
結局、顔か


おっと、忘れるところだった。
夏の上野第一編で根本中堂前にある銅灯籠を紹介しましたが、
あらためて銘を確認してみました。

が、どこにも銘がない・・・
通常、胴の部分にあるもんだけど、探せなかった。
ゆえに、どなたの奉納で元々どこに奉納されたものなのかはわかりませんでした。

ただ、笠に葵の紋が付いてるので、徳川家かあるいは庶子あたりだろうな。
徳川を名乗らない庶子でも、葵の紋の灯籠を奉納しているのを
見たことがあるのでね。
いずれ、それは紹介すると思いますが。


それから、今回多くの仏像が公開されてはいましたが、
実は根本中堂の御本尊様は公開されてませんでした。

正面におわした小さなのがそうかと一瞬現地で思ったけど、
『寛永寺』で見てたのと違うし、サイズも全然違う。

そーなんです。
『寛永寺』のいいところは、秘仏系も惜しげもなく写真が掲載されているんです。
両大師の良源さんの画像も、天海坐像も載ってるしね。
ただし、根本中堂の四天王や十二神将は載ってません。

帰ってから『寛永寺』を確認してみたら、やっぱり御本尊様は違っていた。
『寛永寺』では「薬師如来三尊像」となってますが、
例の近江・石津寺からの薬師如来像と
出羽・立石寺からの日光・月光両菩薩像のことです。
(  「上野第一編(8)」 をご参照ください)

正月にも御開帳にならなかったんなら、一般公開される時はないのかな?
ま、幸い『寛永寺』にはデカい写真が載ってますので、
良源画像などとあわせてご覧になりたい方は、
上野で『寛永寺』をお求めください。



4回目の寛永寺訪問とは言っても、まだ行ったことのない子院がある。
ので、今回は行くつもりでいたんだけど、トーハクにいた時点で
時間的にもうムリだと早々に諦めました。

で、根本中堂を出て上野公園を目指して元来た道を戻る。
途中にはこんな像があった↓。


上野4・国際こども図書館



なんか、上のはいちおう天使らしいんだけど、どうもイヤな感じがした。
が、その下には


上野4・国際こども図書館2


小泉八雲のレリーフらしいです。
どういう由来があるのかはわかりませんが、
ここは黒田記念館手前にある国際子ども図書館。


上野4・国際こども図書館3


写真はこれだけしか撮ってませんが、建物はめちゃくちゃ立派です。 


 【東京都選定歴史的建造物 国際子ども図書館(旧帝国図書館)

  この図書館は、明治5年8月湯島の聖堂内に開館した書籍館(文部省博物局所管)
  以来の伝統を受け継いでいる。書籍館は幾度か名称の変更を経て、明治30年4月に
  帝国図書館となった。この建物は同39年3月帝国図書館新築工事の第一期分として
  竣工したものである。

  当初の建設構想は大きく、全部が完成すると東洋一の図書館になる予定であったが、
  当時の財政事情により全体の四分の一程度が完成するに留まった。その後、建物の  
  左側の部分が昭和4年に増築され、現在の規模となった。

  昭和24年からは、国立国会図書館支部上野図書館として一般公衆の利用に供する
  ことを主たる目的として運営されてきたが、改修工事を行い、平成12年5月5日
  国立国会図書館国際子ども図書館として開館、現在に至っている。躯体はほぼ
  創建時のままとすることで、全体として洗練されたネオ・ルネッサンス調の
  風格のある建築となり、明治の雰囲気を今に残している。】
  (現地解説板より)


多少増築されてるとはいえ、それでもせいぜい当初予定の半分ぐらいの規模に
留まるんでしょうから、どんだけ大きなのを造るつもりだったんだと
実物を目にするとちょっと呆れますが(笑)、
あーとくろす上野にふさわしい建物ではあるし、
これだけの建物の維持管理も大変だとは思うけど、
大切に残していって欲しいものだと思います。



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最終更新日  2014年07月30日 20時49分43秒


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